9月26日(日)放送
ハーバード白熱教室@東京大学 日本で正義の話をしよう
 

写真:安田講堂で講義をするサンデル教授

写真:安田講堂で講義をするサンデル教授と参加者たち

 

今年4月から12回に渡って教育TVで放送され、大評判となった「ハーバード白熱教室」が日本で実現した。アメリカの名門ハーバード大学で、延べ履修学生数の記録を更新し続けるマイケル・サンデル教授が来日したのだ。彼が教える人気授業「Justice(正義)」では、究極の選択とも言うべき身近な難問を題材に政治哲学を説く。その方法は、「君ならどうするか?何が正しい行いなのか?その理由は?」と、学生に投げかけ、活発な議論を引き出す対話式だ。その白熱した議論が、8月25日、東京大学安田講堂で展開された。東大生や一般の番組視聴者から選ばれた1000人あまりの参加者が、サンデル教授に果敢に議論を挑んだ。「イチローの年俸は日本の教師の平均所得の400倍、オバマ大統領の42倍。これは公正か?」、「殺人容疑をかけられている兄弟をかくまうことは道徳的か?」、「オバマ大統領は広島・長崎への原爆投下に責任があるか?」・・・。サンデル教授は、おおいにユーモアも交えながら、日本に設定を置いた難問を次から次へと問いかける。正解のないジレンマ、サンデル教授のメッセージとは?

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