3月29日(日)放送
全身漫画家 〜真説・赤塚不二夫論〜

写真・1980年代自宅

 

「もっと、真面目にふざけなさい」赤塚不二夫が残した名言。日本のナンセンス・ギャグマンガの創始者にして、自身の存在や生き方そのものまでもギャグにした人物だ。赤塚は昭和から平成にかけて、ギャグ漫画というジャンルにおいて不世出の仕事をなしとげサブカルチャーにおいて大きな足跡を残し、2008年、死去した。

主な代表作。「おそ松くん」「天才バカボン」「もーれつア太郎」「レッツラゴン」・・・。少年漫画の世界にそれまでになかった新しい笑い、新しい表現としてのギャグ路線を持ちこんだのだ。おりしもテレビの時代が始まり彼の笑いはさらに広がる。いったい彼のどこからこの笑いが生まれたのだろうか。その由来を探ってみる。

彼の笑いは紙媒体を越えていく。舞台、映画、テレビに露出し、自(みずか)ら「漫画」を演じていく。

番組は、赤塚の漫画の作品にこだわって、その面白さを浮き彫りにする。赤塚の人生を年代記的に追いながら、アシスタント、編集者、交友のあった文化人らの証言をもとに赤塚漫画の形成されていく過程を浮き彫りにしていく。

【証言者】
藤子不二雄A,よこたとくお、水野英子、みなもと太郎、森田拳次、宮沢章夫、篠原勝之、若松孝二、鈴木伸一、平岡正明、武居俊樹、丸山昭、五十嵐隆夫、高井研一郎、北見けんいち、古谷三敏、赤塚りえ子、手塚るみ子、唐十郎、しりあがり寿、三田格、吉田アミ、荒木経惟

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