11月23日(日)放送
長すぎる休日 〜若年認知症を生きる〜

写真:左から
・クリスティーン・ブライデンさんと再会
・初めての海外旅行
・診断後に始めたクラリネット
・夜の演奏会

 

「認知症と診断された後、人生をどう生きるか?」

その問いへの答えを探しに、認知症の本人自身がことし9月、オーストラリアへの旅をしようと思い立った。働き盛りの50代でアルツハイマー病と診断された札幌市の後藤靜二さんと川窪裕さん。一度は絶望の淵に追い込まれた2人は、診断後初めての長旅に出る。

目的は、認知症と診断されても「自分が自分でなくなってしまう」のではなく「自分らしく生きられる」ことを身をもって示し、日本の「認知症ケア」にも大きな影響を与えたオーストラリア人女性、クリスティーン・ブライデンと会うこと。最期まで自分らしく生きることは可能か、希望を持ち続けることが出来るのか、語り合う。そして、オーストラリアでクリスティーンたちの働きかけがきっかけで広がっている、認知症の人たちが人生の主体者として支援する取り組みをまのあたりにする。

家族や介護スタッフと共に10日間の長旅に挑戦する、後藤さん、川窪さんに同行し、「認知症と診断された後どう生きるか?」「どんな支えが必要なのか?」、その答え探しの過程を報告する。

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