3月30日(日)放送
いのちの声が聞こえますか〜高史明・生と死の旅〜
 

写真左:高史明さん(右)と爆笑問題の太田光さん(左)
写真右:高史明さん( 小島草庵にて)

今、3万人を越える自殺者、子殺し、親殺し、バラバラ殺人、根深いいじめの闇など21世紀の現代日本は混迷の極みにある。作家・高史明(コサミョン)氏(74才)。自身、最愛の一子を12歳での自殺で亡くした高史明は、科学と理性だけでは解決できない現代の社会のひずみや心の闇と対峙してきた。今、行き着いた親鸞の“絶対他力”と独特の“いのち”の思想からしぼり出す高史明の言葉は多くの人々を魅きつける。聞き手は全国の中・高校生から宗派を問わぬ寺院、病院、ホスピス、そして地震被災地などの老若男女。

高史明がさまざまな「いのちの現場」に足を運び、そこで奮闘する人々と「人間の生と死」を考える。さらに高氏の言葉に共鳴する爆笑問題の太田光との対話を通して、“いのち”の思想に至る高氏の内面の世界に迫り、混迷の現代を生きる思想とは何か、最後に我々を支えうるものは何かを探り出してゆく。

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