9月25日(土)放送
スロー建築のススメ 〜藤森照信流 家の作り方〜
 コンクリートやガラスが持てはやされる現代建築の世界にあって、藤森照信(1946年生まれ)は壁や屋根にタンポポを生やした「タンポポハウス」や、ニラが屋根に咲く「ニラハウス」など、どこか懐かしく、ユーモラスな建築を作り続けている。

 藤森照信は、もともと日本の近代建築や都市計画を専門とする建築史家。40代半ばから自ら建築を設計するようになった。藤森にとって、建築は人を生かすもの。そして人は建築によって生かされるという。曲がるにまかせた木材、ワラ入りモルタル、手で割った鉄平石などが藤森建築の常連だ。そして藤森は、建築作業も出来ることは自分でやる一人でできないことは施主や友人も巻き込んでやる。もともと建築は楽しいものなのだと藤森は言う。

 この夏藤森は、二本のくりの柱の上に立つ「樹上の家<高過庵(たかすぎあん)>」を故郷信州の畑の中に完成させた。番組はその建築過程を一年にわたって追いながら、藤森の過去の活動や建築作品を紹介し、彼が提唱する一味違った家のつくり方、楽しみ方を見ていく。


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