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川田茂雄さん(58歳)が書いた「社長を出せ!実録クレームとの死闘」が30万部のベストセラーとなっている。川田さんは、大手カメラメーカーのクレーム処理担当として21年勤務、個別に対応したクレームは500件に上がる。「カメラが故障していて大切な海外出張の写真が一切とれなかった。旅行費用100万弁償しろ。」「カメラのレンズに小さいゴミがある。修理しろ。」など、難クレームが年々増えている。中には警察に連絡し全社一丸となって対応しなければならなかった悪質クレームもあった。大手電機メーカーのクレーム担当者の暴言がホームページで暴露され、副社長謝罪会見にまで至った事件もあり、クレーム処理を一つ誤ると企業に大ダメージを与える時代である。一方でクレーム処理の情報は社外にはもちろん、社内にも流れない。そのため、この本の出版後、川田さんのもとには企業や自治体からの講演依頼が殺到している。
番組では、再現VTRで難クレームを紹介し、はたしてその状況をいかにして収めたのか、川田さんが回答するという形をとりながら、今の時代の企業には何が必要とされているのか考えていく。 |
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