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仕事で旅が多い永さんは、旅先で、さまざまな個性的な医師に出会ってきた。
熊本・菊池養成園で医と農を結び付け作物を育てることが元気のもとと説く竹熊宣考さん、高齢者の島・山口県周防大島で「絵をかくことが大好きな先生」として島の老人たちに慕われる名物医師・嶋元貢さん、そして、福井県・三国町で町医者としてお年寄りの生活をプロデュースする藤井康弘さん…。永さんは、北海道から九州まで、「旅先で倒れたときに診てもらうお医者さん」を決めている。
一昨年、妻・昌子さんを在宅でみとって以来、永さんは、一人一人が幸せな最期を迎えるにはどうすればいいのか、自分の死をゆだねられる医師をどう探せばいいのか、考えるようになった。永さんは、その答えを地元の人々と密接なつながりを持って生きる地方の医師の姿に見いだしている。
永さんが、一人一人の医師を六輔流に紹介しながら、誰もが迎える死を心安らかに迎えるための医師の選び方、つきあい方、そして、育て方を考えていく。
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