平成22年5月30日
ゲスト:長島孝行(東京農業大学教授)、田村照子(文化女子大学教授)
“繊維の女王”とも称されるシルク。その特性は、肌触りの良さ・光沢・吸湿性・速乾性などさまざま。シルクはそれらを全て兼ね備えているのだ。ではいったいなぜ、このような特性を持つことができるのか。デジタルマイクロスコープや、電子顕微鏡などを使い、細い繊維の内部構造からその秘密を解き明かす。さらにリポーターによる着心地実験などを行い、他の繊維との違いを浮き彫りにする。またシルク繊維を作り出すカイコにもスポットをあて、糸をはきながら繭を作る様子をコマ撮りカメラ、軟性内視鏡レンズ、ハイスピードカメラ等を使い撮影。頭で8の字を描きながら、2日間で1000メートル以上もの長さのシルクをはくカイコの神秘的な生命力を伝える。
平成22年5月9日
ゲスト:内村悦三(富山中央植物園園長)
春はタケノコが一斉に土から顔をだす季節。その成長に注目すると、竹は植物の中で一番早く、2か月も経たないうちに20メートルにも達するのだ。竹はどのようにして成長するのか、伸びる様子をコマ撮りカメラで撮影、急成長の秘密に迫る。さらに竹の特徴といえば、しなやかで強い事。現在この特徴を生かした究極の強化プラスチックを生産し、フォーミュラーカーなどで使用する研究が行われている。なぜ竹は強度があるのか?デジタルマイクロスコープを使って秘密を解き明かす。また竹林では風にそよいだ際、葉がこすれ心地よい音色を奏でるが、その音にはどんな効果があるのか?音を映像化できる音カメラを使い、竹林で竹の音が伝わる様子を撮影。その音色の秘密を分析する。
平成22年5月2日
ゲスト:斉藤 孝(明治大学教授)、李 徳芳(日中太極拳交流協会教授)
中国の伝統武術である太極拳。その完成された無駄のない動きには健康増進効果があると人気を呼んでいる。その愛好者は全国で100万人以上、7割が中高年の女性といわれている。太極拳は一見体操のように見えるがすべての動きには自分と相手の力をコントロールする理にかなった秘密がある。この流れるような動きをハイスピードカメラで撮影。スーパーマルチモーションを使ってその力学的に完成されたスムーズな動きを解析しながら、なぜ太極拳が体にいいのかをさぐる。
また、太極拳のゆっくりとした動きに合わせて呼吸することで、自然に深く長く呼吸することができるという。この時の脳の状態を脳波計で調べると、リラックスした状態で運動ができていることがわかる。