夢だった小学校教諭の仕事に就いたものの、有り余る熱意がオーバーワークを引き起こし、燃え尽きて退職して しまう(バーンアウト)。仕事に熱中するがゆえ彼氏とも上手くいっておらず、同せい中の自宅からも逃げ出す。だが、28歳独身。食べていくために、と訪れたハローラボ(職業紹介所)で正門と出会い、奇妙な仕事ばかりをあっせんされることになる。何事にも熱中過ぎるところが、長所であり短所。
ハローラボの職員(?)。「希望ぴったり」と言いながら、希望とは合致しない奇妙な仕事ばかりを、かすみにあっせんする。仕事に熱中しがちなかすみをたびたびいさめる。カメラと占いに興味があるようだが、その正体は謎に包まれている。
かすみの恋人。「カングレーホ大林」という大林地区の人々から愛されていた下部サッカークラブの創設メンバー。だが、チームは経営難で解散、それ以降の職業は分かっていない。熱意とやる気を持て余し、かすみとの関係改善に力を入れるようになる。
かすみが正門から紹介された、「カナリアバス」総務部兼アナウンス作成部の先輩。何事においても手際がよく社員の皆からの信頼は厚い。だが、「江里口が作るアナウンスには不思議な力がある」ことを疑う課長の風谷から、ひそかに監視をされている。
山で遭難していたところを、「鶴千製菓」のおかき『ふじこさん』に書かれていた豆知識のおかげで命拾いする。豆知識を作ったかすみへの感謝から、鶴千製菓でのボランティアを始める。だがそのことが、かすみを追い詰め、ライバルとなっていく。