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アメリカの有名雑誌が選定した「この千年でもっとも重要な功績を残した100人」
そこに、日本人として唯一選ばれた「葛飾北斎」。
その天才画家・北斎を陰で支えつつ、晩年には独自の画風にたどり着いた北斎の娘「お栄」。
お栄の半生にスポットを当てた、直木賞作家・朝井まかて氏の小説『眩』を4Kドラマ化。

大河ドラマ「篤姫」(2008年)以来9年ぶりの共演となる 宮﨑あおいと長塚京三が画家の父娘を演じます。

あらすじ

江戸の天才絵師・葛飾北斎の三女として生まれたお栄(後の葛飾応為:宮﨑あおい)は、町絵師と夫婦になったものの、箸を持つより絵筆を持つのが好きで、父であり、師である北斎(長塚京三)の元に嫁ぎ先から戻ってきた。そこから「超えられぬ高き壁・北斎」の絵の手伝いが始まった―。

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そんな中、お栄は北斎の門人である絵師・善次郎(溪斎英泉:松田龍平)にだけは、苦しみや悩みを話すことができた。それは思うに任せない、「出戻りお栄」の密かな恋心であった。

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北斎という絵に魅入られた男を尊敬し、影で支える絵師として働き続けるお栄。そして北斎の代表作である「富嶽三十六景」が完成した時にも、そばにはお栄がいた。父が高齢となり、思うがままに筆を動かせなくなってからも、お栄は父の「影」として北斎の絵を描き続ける。北斎は眩しい光、自分はその影でいい。そうしてお栄は絵を描き続ける。

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やがて時は過ぎ、心の中で常によりどころであった善次郎そして、北斎もこの世を去る。60歳を過ぎたお栄は、一つの真実にたどり着く。「影が万事を形づけ、光がそれを浮かび上がらせる。この世は光と影でできている」――

NHKオンデマンドでも配信予定!

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おもな登場人物(キャスト)

宮﨑あおい

お栄(えい)/
葛飾応為(かつしかおうい)
…宮﨑あおい

葛飾北斎の三女。一度は絵師に嫁ぐものの、夫より自分の絵を優先する態度が災いし父の元に出戻る。その後は北斎の最晩年まで二人三脚で北斎の画業を支え、北斎亡き後も死ぬまで絵師として生涯を全うする。

松田龍平

池田善次郎
…松田龍平

美人画の名手「溪斎英泉(けいさいえいせん)」として一世を風靡する絵師。北斎を慕って出入りし、お栄とは幼馴染のような関係。お栄は密かに想いを寄せるが、放蕩無頼な善次郎は別の女と所帯を持ち、やがて絵師をも辞めてしまう。

三宅弘城

弥助
…三宅弘城

北斎の一番弟子としてお栄と一緒に長年北斎を支える。その後絵師として独立するが、最後まで北斎に寄り添い、最後の作品となる「富士越龍図」の完成にも立ち会う。

野田秀樹

滝沢馬琴
…野田秀樹

「曲亭馬琴(きょくていばきん)」を名乗って多数の作品を残した戯作の大家。北斎とは長年合作し、一番多くの挿絵を描いてもらったが我の強い両者はやがて喧嘩別れする。しかし北斎が病いに倒れた時、真っ先に駆けつけたのは馬琴であった。

余貴美子

小兎(こと)
…余貴美子

お栄の母。先妻を亡くした北斎に後添いとして嫁ぎ、お栄と弟を産む。描くこと以外に無頓着な北斎とお栄を理解できず、娘の人並みな幸せを願うが、北斎を残し病死する。

長塚京三

葛飾北斎
…長塚京三

今や世界にその名を残す天才絵師。当時も浮世絵の大家として多くの門人や門弟を持ち、創作意欲旺盛で驚異的な数の傑作を世に残した。百歳を超えるまで画業を追求することを願い、晩年は自ら画狂人と称した。

スタッフからのメッセージ

脚本家のことば …大森美香

「私は昔から、一本筋の通った女性に憧れる傾向があります。自分が筋の通っていないへにゃへにゃだからというのが理由でしょうが、それだけでなく、スポーツ選手しかり、多方面で活躍する筋の通った女性というものは、いつの時代も見ているだけで万人に力を与えてくれる存在のような気がします。
朝井まかてさんの『眩』を拝読した時、今よりもはるかに女性が生きがいを持って生きにくかった時代に、お栄さんのような「絵のために生きる」という筋を通し続けた女性がいたことを知り、胸が熱くなりました。筋を通さずにいられないということは、言い換えれば妥協した生き方の出来ない不器用な女という面もあります。そんな不器用で、だからこそ強いお栄さんの絵師としての業(ごう)を、いかにして映像で見せるかをテーマに脚本を書いたつもりでしたが、完成したお栄さんは演者としての宮崎あおいさんの業も相まってか、そんな計算をはるかに超えて魅力的でした。北斎先生も、渓斎英泉も、おっかさんも、馬琴先生も……ざらりとした独特の映像世界の中でいきいきと江戸を生きています。芸術の秋の一夜、ぜひお楽しみいただければ幸いです。

演出のことば …加藤拓(NHKエンタープライズ)

お栄・葛飾応為が「吉原格子先之図」に封じ込めた光は今も色褪せないままでいます。北斎が洞察した波濤の粒子は、時代を超えて世界に衝撃を与え続けるマスターピースです。
時代劇のようで、テーマそのものが「時間」を超越しているーそこに「眩」の醍醐味と難しさがあるように思います。
そこに真っ先に、まっすぐに向かって行ったのが宮崎あおいさんでした。初対面の日、絵の稽古に宮崎あおいさんが一心に、黙々と二時間打ち込む姿に、創造することへの本能的な喜びに出会ったような気がしました。「眩」の扉はそうして開かれたのです。
創造への欲求と喜びが詰まったドラマ「眩~北斎の娘」、どうぞお楽しみください。

制作にあたって …佐野元彦(NHKエンタープライズ)

このドラマは娘が父親の呪縛を超えて成長する話です。あらゆる時代のあらゆる国で、描かれる家族の物語です。
ただ、この家族の父親は、希代の天才画家・葛飾北斎であり、娘・お栄もまた絵師であったことから、このドラマは「才能と言う名の業(ごう)」の物語へとなっていきます。さらに、お栄が、生涯でたった一人愛した恋人・善次郎にも画才があった。密接な人間関係のなかで、お互いがお互いの「才能のちょっとした高さ低さ」を意識せざるを得なくなる「業」が生まれます。
父である北斎の死を受け、この「業」から解き放たれたヒロインお栄が最後に行き着く場所で見出したものは何か。ラストのお栄の「澄んだ穏やかな表情」が心に染みる、このドラマが、多くの視聴者に届くことを願ってやみません。

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番組情報

特集ドラマ『眩(くらら)~北斎の娘~』

【放送予定】
2017年9月18日(月)総合 よる7時30分から8時43分 [単発]
【原作】
朝井まかて『眩』
【脚本】
大森美香
【音楽】
稲本響
【出演】
宮﨑あおい 松田龍平、三宅弘城、西村まさ彦 / 野田秀樹 / 余貴美子、長塚京三 ほかの皆さん
【演出】
加藤拓(NHKエンタープライズ)
【制作統括】
佐野元彦(NHKエンタープライズ) 中村高志(NHKドラマ番組部)