インタビュー

今回も幽霊が登場。もう専売特許みたいなもんだよね(笑) 百合稙道役 小倉一郎

「昨夜のカレー、明日のパン」に続いて、意外と早く木皿泉さんの作品に出演することができ、本当に万歳でした! 「昨夜のカレー…」は死を大テーマとしていたのに、それを重くならずに描いた。幽霊を出してきてコミカルな感じでね。で、今回もまた出てくるんですよ、幽霊。もう専売特許みたいなもんだよね(笑)。お正月に放送される番組ということもあり、暗くならず、面白おかしく描かれていて、家族っていいなぁと思わせてくれる作品に仕上がっていると思います。

 やっぱり家族って「愛」でつながっているじゃないですか。普段はあまり感じていなくても、ハタと考えれば「愛されているんだなぁ…」と気づくような。「富士ファミリー」は、そんな家族の愛情がさりげなく表現された作品。僕が演じるのはファミリーの一員ではなく、ご近所の神社の宮司さんという役どころですが、小国家の人々とのやりとりのなかで、心に残るシーンやセリフがいくつもありました。

 木皿さんの作品は、設定や発想がほかにないですし、堅っ苦しくなくて、サラサラ観られるんだけど、見終わった後に心に残る言葉がある。そんなイメージです。今回はホームドラマということですが、家族の日常を見事に自然体で描かれた向田邦子さんの作品とはまた一味違って、喜劇要素が強く、たくさん笑える。そして秀逸なセリフがちりばめられているので、みなさんじっくり楽しんでいただければと思います。

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