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2009年の大河ドラマは「天地人」!

2009年の大河ドラマは「天地人」。2007年4月27日にNHKで制作発表が行われました。
原作は火坂雅志さん、脚本は小松江里子さん。放送は、2009年1月から1年間です。

「天地人」とは…

今回のドラマの主人公・直江兼続(なおえ・かねつぐ)は、少年時代、上杉謙信から「天下を取ることなどは小事に過ぎず、それよりも“義”を貫いて生きることの方が「大事」と諭された直江兼続は、謙信の死後、越後の命運を握ることになった上杉景勝を支えながら、「義」を貫く生き方を志します。
織田信長が天下統一を進める中、若き兼続は「愛」の兜を掲げ、越後の民を守る戦に挑んでいく。そして信長の死後、豊臣秀吉からその才気と人間性を惚れ込まれた兼続は、家来に誘われるが「主君は景勝様ただ一人」と秀吉を袖に振り、その結果、上杉家の家老でありながら米沢30万石の領地を与えられます。
そんな兼続を伊達政宗はライバル視し、また真田幸村は師と仰ぎ、前田慶次郎は上杉家の家来にしてくれと直談判しにくるなど、「義」を掲げる戦国の猛者たちが続々と兼続のもとに集まってきます。時代になびかずに「義」に生きる兼続を最も恐れたのは徳川家康でした。
大河ドラマ「天地人」は、火坂雅志氏の同名小説を原作に、直江兼続の人生に、戦国の有名武将たちや主君・上杉景勝の生き様、年上の妻・お船との夫婦愛をからめることで、激しい戦国時代にあって、自らの理想と、大切な人の幸せのために強く生き抜き「日本の品格」を守り通した兼続の、波乱万丈の人生を描いていきます。

<脚本にあたって>脚本家・小松江里子

初めて、この大河ドラマのお話しをいただいた時、そんな大役は、自分には、まだ早すぎるのではないかと、不安な思いもあり、迷っていたのですが、その気持ちを前向きなものに変えてくれたのが、『愛』という言葉でした。
「あの戦国の時代に『愛』という一文字を兜にかかげていた武将がいたんですよ。それが、主人公の直江兼続。上杉謙信の弟子です」 プロデューサーから、そう聞かされ、何より直江兼続という一人の人間に興味が湧きだしたのです。
直江兼続が生きた時代は、下克上の乱世。子が親を打ち、肉親同士でもその命を賭けて争う苛酷な時代です。天下を捕るため、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康たちが、策略を重ね、人を欺き、裏切り、のし上がっていこうとしていた、その時に、一人、愛をかかげ、戦国を生き抜いた武将。
歴史的な史実をドラマチックに描くことは、もちろん大河の醍醐味です。ですが、それ以上に、そんな直江兼続の人生-その生き方そのものを、今までにない、戦国武将として描いてみたいと、今、強く思っています。
また、この戦国時代は、まだまだ女性が男性と同じに物が言え、対等に渡り合えた時代でもあります。兼続の年上女房であるお船も、そんな凜とした妻として登場させ、その時代の女性の生き方、そして夫婦の在り方も描いてみたいと思います。
今は、癒しの時代と呼ばれています。やさしい愛の時代です。だからこそ、兼続の掲げた『愛』の精神、その愛がどういうものであったのかは、観て下さる方たちに、何かを問い掛けることになるかもしれません。
 そんな兼続の生きざまを、多くの方々に共感をもって観ていただけるドラマになるように、祈るような気持ちで、書き進めていきたいと思っています。

<制作にあたって>ドラマ番組 チーフ・プロデューサー 内藤愼介

「利を見て、義を聞かざる世の中に、利を捨て義を取る人」それが、直江兼続。
利益の追求が当然の原理とされ「勝ち組」「負け組」の格差が開く一方、そのひずみも問題となりつつある現在。直江兼続が生きた戦国時代も、まさにそんな時代でした。
少年時代、兼続は上杉謙信から「目先の利に心を曇らされず、不利益を承知の上で背筋を伸ばして生きる事が“義”の精神」と諭され、この言葉を深く心に刻み稀代の義将へと成長し、謙信の死後、上杉景勝を支えながら「義」の意味を自分なりに解釈し、慈愛の「愛」と言う言葉にたどり着きます。
そして、兜に大きく「愛」の文字を掲げた兼続は、「利」になびかず、主君のため、民のため、そして家族のため、「愛」を貫く生き方を志します。
脚本は満を持して大河ドラマ初執筆となる小松江里子さん。戦国乱世にありながら「愛」という字を旗印に、人を信じ、人に尽くした直江兼続の乱万丈な生涯を、ともに生きた男たち、支えた女たちの人間模様を合わせて、小松さんの持つ女性の視点でダイナミックに描いていきます。どうぞご期待ください。

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