2020年 大河ドラマ(第59作)作 池端俊策
出演者発表第3弾!
伊呂波太夫(いろはだゆう)
尾野真千子
京の戦災孤児・駒が、東庵に引き取られる前の幼少期に預けられていた、旅芸人の女座長の娘。今は一座の座長になっている。全国各地を一座でまわり、諸国の有力大名や京の公家に顔のきく不思議な女性。
<尾野真千子さんコメント>
伊呂波太夫は架空の人物で、みなさんもどういう人かわからないと思いますが、今度いつ出てくるのかしら、次はどんなことをしでかすのかしら、そんな風にワクワクしてもらえるような人物になればいいなと思っています。
伊呂波太夫のテーマカラーは七色。
私も元気に、色鮮やかに舞えるよう、頑張ります。
足利義輝(あしかがよしてる)
向井理
室町幕府第13代将軍。塚原卜伝にも師事したといわれる剣豪将軍。
父・義晴とともに、混迷する京の情勢に翻弄され、近江と京を出入りすることを余儀なくされた悲劇の将軍。三淵藤英を通じて、光秀と知己を得る。
<向井理さんコメント>
時代劇というものに初めて出演させていただいたのは、大河ドラマ「江」でした。着物や所作、話し方など本当にゼロから教えていただき、とても深く覚えています。それからドラマや映画、舞台などで時代劇に出演させていただくようになりました。また、今回の脚本の池端先生には以前「そろばん侍」というドラマでお世話になっております。
ある意味自分にとっての時代劇の原点である大河ドラマに参加出来ること。
そして池端先生の脚本に参加出来ること。
あの時の恩返しができればという思いです。
この大河ドラマの一助となれば幸いです。
徳川家康(とくがわいえやす)
風間俊介
徳川幕府の創始者。幼少時より、駿河の今川と尾張の織田の間で人質となり、母と離れて孤独な子ども時代を過ごす。桶狭間の戦いで今川方として参戦するも敗退。だが、それを機に今川から独立。のちに三河の戦国大名として織田信長と同盟を結ぶ。
<風間俊介さんコメント>
震えています。 歴史上、数々の偉人がいますが、その中でも徳川家康を演じさせて頂ける日が来るとは。 家康は、ある作品では温厚な人格者、ある作品では狡猾で残虐な男と、今も多面的に捉えられている人物なので、今回どのように描かれるのか、どのように演じられるか、今から楽しみです。 考えれば考えるほど身体と心が震えますが、これは武者震いです。 大きく息を吸い、この震えが治まった時、家康のように広い目を持って撮影に挑みたいと思います。
※徳川家康の幼少期・松平竹千代役は、岩田琉聖さんが演じます。
太原雪斎(たいげんせっさい)
伊吹吾郎
東海最強の戦国大名、今川義元の軍師。若き頃より義元に仕え、内政・外交・軍事の全面で今川家を支え、その全盛期を築いた。僧侶だが、大軍を率いて自ら前線で指揮をとる。桶狭間の戦い以前に病死する。
<伊吹吾郎さんコメント>
昭和から平成そして令和と大河ドラマに出演させていただけること、誠に嬉しく思います。この度、賜りましたお役、太原雪斎は、今川義元の参謀と周知された人物。スタッフの皆さんと、心を合わせ力一杯演じさせていただきます。また、久しぶりの大河ドラマ出演に、心持ち熱く、一人でも多くの方に、ご覧いただきたいと思います。
【新たなキャスト発表にあたって 制作統括 落合将】
「美濃編」「戦国武将&戦国の華」につづいて新たな出演者にお集まりいただきました。
池端作品の集大成、ともいえるラインナップです。かつての池端脚本の名作「足尾から来た女」「夏目漱石の妻」で主役を務めた尾野さん、そして近年の作品「そろばん侍」の向井さん。それぞれこのドラマのキーとなっていく不思議な旅芸人の女座長と、室町幕府悲劇の将軍を演じていただきます。そしてベテランの伊吹さんにご存じ太原雪斎、いまもっとも脂がのっている風間さんに、このドラマの後半のうねりを大きく背負っていくことになる三英傑の一人、徳川家康を演じていただきます。
人が集まってたくさんに見えても、私たちはそれぞれがそれぞれの人生の主役です。
主役のために集まる脇役、という位置づけではなく、それぞれがそれぞれの登場シーンで主役として人生を生き、大きな世界をつくりあげていく、その中心に光秀がいる。そんなドラマを我々は目指しています。
2020年 大河ドラマ『麒麟がくる』
【放送予定】
2020年1月19日から
【作】
池端俊策
【語り】
市川海老蔵
【音楽】
ジョン・グラム
【制作統括】
落合将 藤並英樹
【プロデューサー】
中野亮平
【演出】
大原拓、一色隆司、佐々木善春、深川貴志