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大政絢さんに凸撃!「昭和元禄落語心中」ロングインタビュー その3

三たび、ドラマ部新人ADの渋谷はな子です!

「昭和元禄落語心中」第3回、ご覧いただきましてありがとうございます!
菊比古と助六、2人の若手落語家と恋に落ち、物語に大きな展開をもたらす
妖艶なヒロイン・みよ吉役の大政絢さんにお話を伺ってきました


渋谷はな子
渋谷はな子:
ドラマ部新人ADの渋谷はな子です。
まず最初に、原作を読まれた感想を聞かせてください!

大政絢
大政絢さん:
原作も台本も、本当に、率直に、面白い!と思って一気に読んでしまいました。そして何度も読めば読むほど、登場人物それぞれの物語が違った味わいで楽しめました。
みんなキャラクターが濃いので、誰の気持ちで味わうか、そういう目線を変えるだけで、全然違う風に見えます。とても豊かなドラマになるのではないか、と感じました。

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渋谷はな子
渋谷はな子:
みよ吉さんて、どんな女性ですか?

大政絢
大政絢さん:
みよ吉という女性は、本当に色々な面を持っていると思います。

まず、すごく一途な女性で、人に対して思えば思うほど、どんどん一途になっていくんです。好きな相手だったら、その人と一緒にいるだけで幸せだから、
相手に合わせて自分が変わればいい、と思っているような部分があります。でも一方ですごくお茶目な部分もあったり、強さを持った大人の女性だったりもします。
ひとつの持ち味では収まらない、多様な性格をもっていて、それこそセリフにもあるのですが、「好きな人によって自分は変われる」面があります。
そして、とても敏感な女性でもあると思います。菊さん(菊比古)に会えて「やった!」という気持ちになって、でも菊さんにひとこと冷たいことを言われてすぐに落ち込んで。
相手の言葉ひとつひとつをすごく敏感にとらえる部分があって、ちょっとした言葉で落ち込むし、ちょっとした言葉で気持ちが上がったりもする。そういう女性だと思います。

素直さやかわいらしさ、そして強さもナイーブさもあって、台本を読んでいても、みよ吉は面白い、と感じることが多いです。

渋谷はな子
渋谷はな子:
演じる上で、気をつけていることはありますか?

大政絢
大政絢さん:
感情の振り幅が広い人物なので、どこで楽しくなろう、どこで悲しくなろう、というような、感情の差は分かりやすく見えている方が、みよ吉らしいのではないかと思って演じています。
菊さんの前では強くいなきゃって思うところと、弱くいなきゃって思うところ。真逆なさじ加減がすごくあるので、ワンシーンの中でも、テンションが高いときもあれば下がっているときもある、という場面も多いです。

そういう感情の移り変わりを表現できた方が、素直でかわいらしいみよ吉になるのではないか、と感じていて、その場その場の感情の見せ方を豊かにしていきたいです。

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渋谷はな子
渋谷はな子:
印象に残ってる場面があれば、教えて下さい。

大政絢
大政絢さん:
菊さんが落ち込んでいて「落語に向いていないのでは無いか」とみよ吉に言う場面です。

菊さんの方から、みよ吉に弱さを見せて甘えてくるというか、ちょっとそれまでには無かった関係の場面で、すごく印象に残っています。
そこまでは、全部みよ吉の方から菊さんにすがっている感じだったのが、ふたりの関係が変化する感じがあります。
みよ吉はそこで、菊さんに「自分の居場所を作る」という話をするんですけど、「あ、こういうときはみよ吉は大人になるんだな」とか、「そのときの相手の気持ちによって、本当に自由自在に変わるんだな」とか色々なことを感じながら、楽しみながら演じることが出来て、二人の関係が今までの逆になる感じなんですけれど、それでいてなんだかしっくりくるような手応えでした。

むしろ、この場面で本当の二人の関係ができあがったのでは、と感じました。

渋谷はな子
渋谷はな子:
みよ吉から見て、菊比古と助六ってどんな男ですか?

大政絢
大政絢さん:
ほんとにふたりは、正反対だなあ、と感じています。

菊さんはやっぱり冷静で、いつも落ち着いているように見えるんですけど、どこか助六を羨ましいと思っていたり、どこか「俺なんて」と卑下したりします。普段は感情をセーブしていているけれど、実はすごく人間的で、弱さもあるんだと思います。一見、いちばん強そうに見えるんだけど、いちばん心がもろいのは、もしかしたら菊さんかも、と思うくらい。

だから、ちょっとみよ吉に誘惑されたら、ころっといっちゃうのかも知れません (笑)。

助六は、女好きだったり、お酒好きだったり、ほんとにどうしようもないんですけど(笑)、でもすごく誰に対しても愛情が深い人なんだと思います。そういう意味では、菊さんと助六は、本当に全然違うタイプだと思います。ひとりが晴れていると、ひとりが曇っている、みたいなセリフもあったと思いますが、まさにこのふたりは真逆な性格で、なのに、というか真逆だからこそ仲が良くて、切っても切れない関係なのだろうな、とすごく感じてます。

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渋谷はな子
渋谷はな子:
逆に、菊比古にとって、みよ吉はどんな人だと思いますか?

大政絢
大政絢さん:
菊さんにとっては・・・やっぱり最初は都合の良い女だったのかな、って思いますけど (笑)。
でも、親しくなればなるほど、愛情を見せてくれるようになったり、自分の悩みをみよ吉に打ち明けてくれるようになったりと、菊さんの中でどんどんどんどん、みよ吉はかけがえのない存在になっていくんだと思います。だけど、それが最終的に・・・落語には勝てないのかな。

なんだかそう思うと切ないですね。

渋谷はな子
渋谷はな子:
菊比古と助六とみよ吉は、三角関係になっていくみたいですね…?

大政絢
大政絢さん:
みよ吉を演じていて感じるのは、見方によっては三角関係になっていくのですが、実はみよ吉にとっては、どこまでいっても菊さんなんだろうな、ということです。
助六と距離感が縮まったとしても、頭の中では菊さんを思っている・・・みたいな。

でも最終的に演じ終えたときにどう感じるのかは、まだ分からないですし、楽しみです。

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渋谷はな子
渋谷はな子:
最後にドラマの見どころを教えてください。

大政絢
大政絢さん:

ほんとに見どころがたくさんあります。やっぱり「落語」という見どころが真ん中に軸としてあるのですが、落語だけではなくそれぞれの人間関係も大きいと思います。
男女の愛情だったり、師弟の葛藤だったり、男同士の友情だったり、そういう濃い人間ドラマが本当に入れ替わり立ち替わりに展開していくので、目が離せないと思います。

みよ吉としては、本当に菊さんを一途に愛しているんですけど、助六とも距離が近づいて三角関係のようになったり、そこからまた悲しい結末が待っているのか、それとも幸せが待っているのか…。
みよ吉も、菊さんや助六と同じで、やっぱり心に重い何かを抱えていて、でもどこかとても強かったり、前向きな部分もあったりします。
全部のキャラクターが一筋縄ではいかないドラマを抱えていて、見どころが詰まった物語です。
自分で台本を読んでいても「このシーンは見逃しちゃだめだ」っていうシーンがたくさんあって・・・。

ぜひ全部、見ていただきたいと思います!

渋谷はな子
渋谷はな子:
ありがとうございました!


…というわけで、みよ吉を演じる大政絢さんのインタビューでした!
第4話からは、菊比古と助六、そしてみよ吉の三人の関係がますますヒートアップ。
時代を超える愛と憎しみ、そして友情の物語。ぜひ、ご期待ください!!

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