編集部イチオシ

松下奈緒、凱旋!「胡桃の部屋」取材会に突撃

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松下奈緒、凱旋!「胡桃の部屋」取材会に突撃

ドラマ10に満を持して向田邦子作品が登場!
没後30年のこの夏に、「ゲゲゲの女房」以来のNHK凱旋出演:松下奈緒さんを軸に、一筋縄ではいかない男女の関係、家族の絆を、向田作品らしいユーモアを交えつつ、現代に通じる辛口のホームドラマとして描きます!
...というわけで今回のイチオシ!は、7/3に都内の東宝スタジオで行われた取材会のもようを、あますところなくお伝えします。
レポーターは、ドラマHPやドラマ10のTwitterでちょいちょい顔を出すヨッシーが、"イチオシ!"初参戦!何とぞよろしくお願いします!

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...というわけで、やって来ました東宝スタジオ!

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七人の侍の壁画!

世田谷区の閑静な住宅街地区、広大な敷地に大小12のスタジオが立ち並ぶ、ザ・撮影所☆銀幕の聖地であります。テレビ局とはひと味違った華やかな雰囲気です。
※テレビドラマを映画のスタジオで撮るのは時々あることらしいですよ!

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東宝行くなら撮って来いと言われた東宝名物 ゴジラ像!ギャオー!
メインゲートですべての入場者に見栄を切ってお出迎え。
夜はライトアップされるそうです。ちなみに声は出ません(笑)。



04_kurumi_110708.jpgさあ、受付でパスをもらって取材会の開始を待ちます。が...、

05_kurumi_110708.jpgすでに新聞、雑誌、WEBなどマスコミ記者の列が!(もっと後ろまで続いてます)
松下奈緒さんの人気っぷりがこの時点で一目瞭然!さすがです、布美枝さん(泣)。

06_kurumi_110708.jpg昭和50年代の住宅セット前で撮影会がはじまりました!
今日の撮影シーンはお正月!松下奈緒さん率いる三田村一家が勢揃い。
華やかな俳優陣を前にカメラマンも力が入ります。

07_kurumi_110708.jpgではでは、会見場に移動しまして...

08_kurumi_110708.jpg松下奈緒さん登場ですっ!
美しい和服姿に一斉に大量のフラッシュが、シャッター音が!

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6人並んだところで二度目のフラッシュの嵐!!
(左端に番組Pの高橋Pがいるのですが満面の笑みだったので割愛させていただきました(笑)高橋Pファンのみなさん、すいませんwww)。

では、会見のもようから、どうぞ~...

...あ、ちなみに、ヨッシー的な目線での余談ですがね、この会見、6人のみなさんの間に、なんとも"なごんだ空気"が流れていました。
お話の最中、何度も何度も、わぁっと、"笑い"が起きまして、記者さんよく笑うな~ナイスリアクション記者さんが大集合~?
と、思って、自分ものんきに声出してあははと笑ってました。
ところが、実はよく聞いてみると、声を出して笑っていたのは出演陣6人のみなさん(と高橋P)だったという(笑)。
ボケと突っ込みのテンポがすっかり出来てるみなさんなのでした(笑)。
"人間臭さ満載・全開!"の作品だけに、その世界を演じる役者さん同士の距離を近づけるにことになっているのかも?しませんね~。
ではでは、あらためまして!お待ちかねの!会見をどうぞ~。

<高橋練チーフプロデューサーよりごあいさつ>
本日は暑い中たくさんの方にお集まりいただきありがとうございます。
今年は向田邦子さんの没後30年ということで、NHKでは25年ぶりくらいでのドラマ化となりました。
「阿修羅のごとく」「あ、うん」など、様々な作品が残されていますが、その中でも家族の姿を描いた物語として「胡桃の部屋」を選ばせて頂きました。
向田作品の魅力は、ホームドラマの中にユーモアや毒を持ち込んでいるところだと思います。
この作品でも、お父さん(蟹江敬三)が家を出ておでん屋の女性(西田尚美)と暮らしてしまい、お母さん(竹下景子)は精神不安で過食に、勝ち組だったはずの姉(井川遥)は夫が浮気、玉の輿を狙う妹(臼田あさ美)も破談寸前に追い込まれ、父を慕っていた弟(瀬戸康史)も失踪を期に就職に疑問を抱く、家族崩壊の直前まで陥るところを、松下奈緒さん演じる主人公:桃子が、家族をまとめ、盛り上げていくのか、が見どころです。
撮影は6月から開始。
「ゲゲゲの女房」のスタッフも多いため、松下さんおかえりなさい!という感じ、また他の皆さんもNHKの出演が多く、アットホームな雰囲気で進んでいます。
先日は松下さん、脚本の篠崎絵里子さんと多摩霊園で向田邦子さんのお墓参りをして来ました。
もし今、この時に向田さんが生きてらしたら、どんなことを考えただろうかと思います。
今だからこそ、家族の絆、家族の物語を描いて行きたいと思います。
※篠崎さんの「崎」の字は、一部のコンピューターでは表示できないため、便宜的に「崎」の字で代用しています。

<主人公:三田村桃子役=松下奈緒さん>
10_kurumi_110708.jpgこの作品は、家族6人が集まる事さえも難しい設定で、(この日撮影する正月のシーンが)最初で最後かもしれないくらいです。
今日はみんなで集まれて本当にうれしいです。
登場人物がそれぞれに「一筋縄ではいかないのだな」と思わせてくれるのが向田さんの作品です。
桃子役を通して家族のあり方、絆を、ビビッドに受け入れて、お芝居に生かして行けたらと思い撮影に臨んでいます。
家族それぞれが大変な状況の中、それでも一生懸命に生きて行かなければいけない。
家族の大切さ、幸せとは何かということを気付いていけたらと思っています。

<桃子の姉:清水咲良役=井川遥さん>
11_kurumi_110708.jpg子供の頃から向田邦子さんの大ファンです。
この仕事を始めてからひとつの大きな目標としていましたので、本当にうれしく思っています。
兄弟・家族だからこそ、本音でぶつかりあうからこそ、クスッと笑える、見ていて可笑しいシーンがたくさんあります。
現場が楽しんでやっているものをお伝え出来ることがなによりですので、
精一杯演じさせていただきたいと思っています。

<桃子の妹:三田村陽子役=臼田あさ美さん>
12_kurumi_110708.jpg咲良と桃子という二人の姉に何を言われても奔放に自由に生きている陽子なのですが、その中にも、陽子自身の思いや葛藤もあり、それを精一杯演じきりたいと思っています。
姉の手が私に触れる、というシーンの撮影がありましたが、その手が本当に温かく、姉:桃子が「大丈夫、私がなんとかするから」という台詞が本当に頼りになって、家族ってこういうものだと、あらためて感じたりもしています。

<桃子の弟:三田村研太郎役=瀬戸康史さん>
13_kurumi_110708.jpg家族がばらばらになってしまいますが、その中で兄弟の絆や、ちょっとした温かい部分だとか、ちいさな幸せに目を向けることが出来て、今まで感じられなかったことを見つけることが出来ました。
見て下さる方にも、悲しい部分だけじゃなくほっとする部分も探してほしいなと思います。

<三田村家の父親:三田村忠役=蟹江敬三さん>
14_kurumi_110708.jpg家族がバラバラになる原因を作った父親です(笑)。
篠崎絵里子さんが見事に、人物ひとりひとりをふくらまして下さって、原作を上回るぐらい面白い脚本だと思います。
家族というのは良いものですが、時としてうとましく、ああこんなもの捨ててしまいたい!と思うことが、無くもないんですね(笑)
特にこの忠という人物は、貧しい暮しから一流企業の部長にまで上り詰め、戦後経済成長期の中核となって働いた人なんです。
それがある日突然会社をクビになり、今まで作ってきた人生がガラガラと崩れる。
それが「家族が歯止めにならなかった」ことで、捨てて行くんですけども。
僕ら世代の男性が見たとしたら、ちょっと、共感出来る部分もあるんじゃないかなと思います。

<三田村家の母親:三田村綾乃役=竹下景子さん>
15_kurumi_110708.jpg(蟹江敬三さんに向かって)たくさんお話になるんですねえ。(一同笑う)
30ウン年連れ添った夫婦の役なんですが、それでいて、こんなに一緒に会えない夫婦の役は初めてです(笑)
長くこの仕事をしていると、良いお母さん役をいただくことが多いのですが、それにプラスして、大胆さしたたかさも持っている綾乃さんに惹き付けられます。
「ゲゲゲ」の時は、奈緒ちゃんに言いたい放題全部受け入れてもらった幸せな絹代さん(松下さん演じる布美枝の姑)をやらせていただきましたが、今回は生身の親子ですので、思う存分演技に出して行こうと思います。

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[出演者のみなさまに質問!]

Q松下奈緒さんは向田作品出演が念願だったそうですが、その理由と、出演が決まった時の感想を
A(松下奈緒さん)

テレビドラマで見たのが最初で、「阿修羅のごとく」ですとか。
女性らしさの中にも強さや弱さがあって、そういう部分がすごく好きで。
脚本の篠崎さんが世界観を受け継いで書いて下さったので、向田さんもこの作品も、もっと好きになりました。
憧れの役をいただけたので最初は驚きましたが、「普通の役を普通にやれる」のが一番の難しさであり面白さでもあると思いますので、非常に温かいこの家族の中で、お父さんとは違った大黒柱を目指して演じています。

Qそれぞれの役をどう演じていますか
A(松下奈緒さん)

桃子は次女ですが、母のように妹を叱り、父のように家族のために働いたり、全部を1人で引き受けなきゃならないという、使命感の強い女性です。
それは父親が大好きで、いつか帰って来ると信じての行動で。
もうちょっと肩の力を抜いて自分の本当の姿を見せてもいいんじゃないかと思う時もあります。
弱さを見せることが出来ないのが桃子の魅力であると思います。

A(井川遥さん)
咲良という役は原作には無い役です。
女の子が三人集まるとそれぞれの女性像がはっきりするということで、やらせていただいています。
今までの人生で味わったことのない挫折をたどり、成功してきただけに甘え下手で、兄弟だからこそズバズバ指摘されてしまうところもあり、咲良はどうするんだろうと思うのですが(笑)、そんな人間臭さ、家族だけに知られてしまっている感じを表現できたらと思います。

A(臼田あさ美さん)
陽子はお姉ちゃん達が自慢でも、コンプレックスでもあり、母や弟からだらしないと言われても笑ってごまかす、明るく奔放なキャラクターです。
自分に正直なので感情的になる部分は多いですが、そこに陽子の意思を感じるので、伝わるように演じたいと思います。

A(瀬戸康史さん)
目標にしてきた親父の背中がパッと消えてしまって、(就職の)進路も分からなくなるのですが、影でバイトしたり、お父さんを探しに行ったり、不器用でも家族思いだったりと、本当は人一倍お父さんが大好きな少年の男心や、その成長を見ていただけたらと思います。

A(蟹江敬三さん)
私は仕事をする時、特に同世代の男性から共感を得られればいいなと思っていまして、それが一番うれしくて。
今作も、やっていることは世間的には非難されるべきですが、「分かるよ」という部分が感じられるように出来ればと思っています。

A(竹下景子さん)
良妻賢母だった綾乃だと思いますが、それはお父さんがいつも居る安心感があるから、主婦として模範的な人でいられたわけです。
それが急にお父さんが居なくなってしまうと、、寂しいです(笑)。


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みなさんのお話を聞いていて、脚本に対する信頼度がとにかくハンパ無い!
そして家族を演じるみなさんのチームワークがしっかりと出来ている、自負のようなものが、会見からびしびし伝わってきました。
大人のみなさんには懐かしく、現代的なホームドラマに慣れた世代には、か・な・りスパイシーな、でもユーモアも忘れない、そんな向田作品独特の世界観を存分に味わっていただけると思いますよ!
なんてエラそうに書いてるヨッシーも事前に台本を読んだのですが(原作を未見で)、この面白さ<全6回>は、きっと原作を忠実に台本にしたのであろうと思っていました。
が、なんと原作はさくっと40ページ程度の短編小説!
この向田邦子的世界観の再現されっぷりは一見の価値ありまくりです。
音楽は「白洲次郎」の大友良英さんが担当されるということで、ちょっと挑発的で躍動感ある楽曲になるんじゃないでしょうか!
7/26よる10時から向田邦子ドラマ「胡桃の部屋」お楽しみに!

このレポートの続編、
向田邦子さんの妹さん・向田和子さんと、脚本家・篠崎絵里子さんのスペシャル対談
を近日公開しますのでそちらもご期待ください!!


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ドラマ10 向田邦子ドラマ「胡桃(くるみ)の部屋」
原作:向田邦子「胡桃(くるみ)の部屋」
脚本:篠崎絵里子
音楽:大友良英
放送予定:総合 7月26日~8月30日 毎週火曜 午後10時~10時48分<連続6回>

ドラマ10 向田邦子ドラマ「胡桃の部屋」番組ホームページ
「胡桃の部屋」Twitter



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