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悦ちゃんがキュートすぎ!「悦ちゃん」『パパママソング』のメイキングをお見せします

土曜時代ドラマ「悦ちゃん」。番組を彩るキュートな主題歌『パパママソング』ができるまでの裏話を、アシスタント・プロデューサーの岸本麻衣がお伝えします。またメイキング動画と、ノンテロップバージョンの動画もご覧いただけますよ!


番組のタイトルバックで流れる『パパママソング』は、父・碌太郎と娘・悦子を結びつける重要な曲であり、今回のドラマの中でも物語のキーとして登場する。

いまから80年も昔に、原作者・獅子文六によって作詞された「パパ・ママ・ソング」を、土曜時代ドラマ『悦ちゃん』の主題歌として蘇らせるために曲をつけてくださったのが、ドラマ全編の音楽を手がけている橋本由香利さん。
そして、橋本さんの紡いだ曲を映像化してくださったのが、タイトルバックのディレクターである藤代雄一朗さん。
お二人に、この名曲ができるまでについて、お話を聞いた。

―原作の『悦ちゃん』を読んで、いかがでしたか?

橋本:
昭和初期とは思えないようなモダンな雰囲気と、悦ちゃんと碌太郎を巡る物語の展開、そして登場人物が皆個性的なところが楽しくて、ワクワクしながら読ませていただきました。
パパ・ママ・ソングは、当時を思うと斬新な歌詞だったのではないでしょうか。凄くポップだと思いました。パパ、ママという言葉を使うところも、当時はモダンなイメージだったのかな、と思ったりしました。

―『パパママソング』に曲をつけるとき、こだわったことは? 

橋本:
懐かしいけど新しい、聴いたあとに幸せを感じるような暖かみのあるサウンドになるといいなと思いました。暖かい音色の生楽器もたくさん使っています。
歌詞の『おしえてよパパ おしえてよママ』という言葉がとても印象的だったので、そのパートも含め、一度聞いたらすぐ覚えて一緒に歌えるようなメロディーにしたいと思いました。

 

その言葉通り、この『パパママソング』は、一度聞いたら忘れられない軽快なメロディーに仕上がっている。それでいて、飽きがこない。タイトルバックにも使われているように、思わず傘をクルクル回して口ずさみたくなるような曲だ。

朝の9時から始まったタイトルバック撮影は、全員が一斉に踊るパートと、個々人が踊るパートに分けて夜の8時まで続いた。

【パパママソング メイキング動画】

 

橋本:
おしゃれな雰囲気で振付も曲にピッタリ!それぞれの動きが役に合っていてとても素敵でした。
スタジオで曲を映像と合わせてチェックしていた際、悦ちゃんの鼻を碌さんがツンとするところや、最後に悦ちゃんが碌さんにキスするところに、曲の中に入れたキラッという音のタイミングが合っていて、思わずみんなで『オォ~!』となりました。

悦ちゃんの鼻をツンとつつく仕草は、第1回のドラマの中でもあったように、碌さんの悦ちゃんへの愛情のしるし。もちろん、ユースケ・サンタマリアさんのアドリブである。こういう仕草がポンと出てくるのも、『悦ちゃん』の撮影現場がいつも和やかな空気に包まれているからであり、その空気感がそのまま出ているようなタイトルバック映像となった。

ディレクターの藤代さんは、今回のタイトルバックについてカーテンコールのようなイメージ、と語る。

藤代:
最初に悦ちゃんがぽつんと現れて、徐々に登場人物が増えていって、最後、舞台上演後のカーテンコールでみんなが碌さんと悦ちゃんを讃えるようにしたかった。ドラマ本編とはまた違った、明るいミュージカルのような映像を目指しました。

 

―とてもカラフルな色使いが素敵でした。モチーフは何かあったのでしょうか?

藤代:
いちばん始めにイメージしたのはポルトガルの傘祭りで、カラフルな傘を天井にずらっと並べることも考えたのですが、結果、物語にも出てくる赤い傘を登場人物たちが繋いでいくかたちに変わりました。

―傘をつかった仕掛けがたくさんあって面白かったです。

藤代:
最初に驚きがあれば続きが見たくなると思ったので、回転するハートと回転する傘を周ると人が変わっている仕掛けを作りました。
映像のディレクションをする時は、なにかしらギミックを取り入れるようにしています。あのハートの仕掛けをつくるのが、いちばん大変でした(笑)

藤代:
それぞれが持っている傘の色は、その役をイメージしながら考えました。例えば、夢月なら“月”が入っているから、青バックに黄色かな、など。そういうところも楽しんでもらえたら。

橋本:
番組の最後に流れるので、楽しい気持ちで見終わっていただけたら嬉しいです。ふとした瞬間に『教えてよパパ?♪』と口ずさんでいただける曲になっていたらいいな?と思っています。

 

合成で済ませようと思えば済ませてしまえる時代に、あえて全員が同じ場所に集合して撮影された『パパママソング』。橋本さんと藤代さんのこだわりを聞いてから改めて見ると、随所にちりばめられたアイデアにわくわくした。連続8回の放送が終わる頃には、多くの視聴者がすっかりこの曲の虜となっているに違いない。

 

→『パパママソング』ノンテロップバージョン、
土曜時代ドラマ「悦ちゃん」番組ホームページでご覧ください!


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