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「眠れる森の熟女」 草刈民代さんインタビュー

「眠れる森の熟女」草刈民代さんインタビュー

9月4日(火)からスタートしたよる☆ドラ「眠れる森の熟女」。
主人公はドラマ初主演、そして専業主婦役に初挑戦の草刈民代さん!
46才の熟女と28才の若きホテル支配人の年の差恋愛を描く、大人のラブコメディ!
クランクアップ直後の興奮冷めやらぬ8月末に届いた、
草刈民代さんからの熱いメッセージをお届けします!

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編:
本日はよろしくお願いします。
まず、完成した第1話をご覧になっての感想を聞かせてください!

草刈民代(以下、草刈):
とてもテンポがあって面白いと思いました。普通の主婦っぽい感じに見えているかなと(笑)。

編:
この作品のオファーを受けた時の印象や、受けた理由などを教えてください。

草刈:
よく私のことをキャスティングして下さったと思い心が躍りました。実は、こういう役は私には来ないだろうと思っていたのです。専業主婦だったのにいきなり夫から放り出されてしまった主人公が、たくさんの人から刺激を受けて成長していく話という概要を見せて頂いて、是非やってみたいと思いました。

編:
連続ドラマ初主演ということですが、主人公を演じていかがでしたか?

草刈:
ドラマの中で、千波さんはいろいろな人と接するわけですが、対面する人との接し方を通して千波さんのいろいろな側面を表現していこうと思いました。また、順撮りをしなかったので、先に撮ったシーンの流れから、その前のシーンを埋めていったり。そういった経験は今までなかったのですが、それも連続ドラマの面白さだと感じました。

編:
映画の撮影とは違いましたか?

草刈:
一番の違いは時間ですよね。この作品は4時間半(30分×9回)あります。そんな長さの映画はなかなかないでしょうし、それを映画と同じくらいの期間で作るわけですから、やはり大変でした。この作品は会話で物語をつないでいく会話劇でセリフの分量も多く、難しい反面とてもやりがいがありましたし、面白みが味わえました。とてもいい経験をさせて頂いたと思います。

編:
篠崎絵里子さんの脚本は「女の本音」が生き生きと描かれているところが醍醐味のひとつだと思います。演じられて感じたことはありましたか?

草刈:
リアルに見せるために、普段の感じ、日常感みたいなものを意識しました。話し方やイントネーションのつけ方に工夫がいると思いました。
どの台詞も明確なイメージがあって書かれているのが伝わってきましたが、初めのうちは、どのニュアンスなのか、どういうテンションなのか迷うところもありました。でも、台本通りに言葉を発していくうちに、次第に篠﨑絵里子さんの描かれるニュアンスもつかめてきて、千波さん像が立体的になってきたような気がします。千波さんは少しとぼけたというか、天然な人という印象を持ったので、そういう感じがでるようにも工夫しました。

編:
千波という人物は、懸命に生きているのに頑張るほどコメディタッチに見えるかわいらしさがありますね。

草刈:
そう見えるように演じたつもりです(笑)そのイメージがどこまで表現できるか、ということも今回の挑戦でもありました。でも、そればかり意識しすぎても、リアリティがなくなってしまう。その匙(さじ)加減が一番難しかったです。衣装も、普段全く着ない洋服でコーディネートして頂きましたし、あまり狙いすぎずに、でも千波さんらしいものをスタッフの皆さんが考えて下さって、自分でも考えて、みんなで作り上げました。
千波さんはちょっととぼけたところもあるけれども、元々はとてもきちっとしていて、少し保守的な人なのかもしれません。旦那さんと子どもの世話をすることが自分の役目と感じていて、それはものすごくきちんとやる。お料理もお部屋の飾りも小まめに出来る女性らしい人。そういう日常を楽しむ術を知っていて、その中で生きてきたんだと思います。
きちんとしたところがあるからこそ、放り出されても傷つけられても、前向きに自分なりの新しい人生を見つけて切り開いていくことにつながるのかなと。人との出会いや、様々な状況を乗り越えることで扉が開いて自信を持ち始める、そういうお話なのかなと思います。

編:
瀬戸康史さんとのお芝居はいかがでしたか?

草刈:
「とてもお芝居が好きな青年」という印象を受けました。それはとても大事なことで、そういうものを持っている人ほどいい役者さんになるでしょうし、踊りの世界でもそうです。例え若いうちに勢いだけで踊っている時期だったとしても、踊りが好きで才能がある人は素晴らしい踊りをするんです。そういった経験から瀬戸康史さんを拝見して、はじめのうちは役柄を考えて緊張してお芝居なさっているように感じましたが、それがほどけていくと、王子の二面性がとてもよく伝わってきて、表現したいという気持ちがものすごく強い方だということも伝わってきました。一緒にお芝居をしていてとても楽しかったです。

編:
千波の夫・浩史の「ダメ夫」ぶりを、ご自身ではどう感じていましたか?

草刈:
あの「ダメ夫」ぶりは羽場さんの狙いだったと思いますが(笑)。浩史と千波は同期同士の友達のような夫婦だったのだと思います。あのような形で夫婦関係が壊れてしまうのは、誰にも起こりえることではないでしょうか。浩史には「このままの人生でいいのか」という迷いがあって、(同級生との)再会をきっかけにそれが恋愛に発展してしまいます。自分に対しても奥さんに対しても迷いがなければ、あのような展開にはならないかもしれません。人生で転機というのは何度かあると思いますが、千波さんにしても浩史さんにしても、「転換しなきゃいけない時期」だったのかもしれませんね。
"自分で気付いていないこと"ってありますよね。「このままでいいはずだ」と思っていても、それが少しずつずれてきていることに気づかないとか。彼らはこういう形で気付かされてしまって、結局それが自分自身の人生をどう歩んでいくかを考え直すきっかけになっている。こういう転機の迎え方も、ある意味「リアル」なのかもしれませんね。

編:
最後に、草刈民代さんから見た、番組のみどころを教えてください!

草刈:
シチュエーションの面白さと、会話の面白さですね。一話一話どんどん話が展開して、それはテレビドラマだからこその話の運びだと思います。毎回30分で、次の週にどうつながっていくか楽しみに見られる作品ですね。それは篠﨑絵里子さんの脚本の素晴らしさだと思いますし、それを楽しく見られるように渡邊監督も演出なさっていると思います。出演者とスタッフ全員の考えが一致して、リアルであるけれど、コメディタッチでもあり、ファンタジーでもあるという作品に仕上がっていると思います。

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...というわけで、草刈民代さんのインタビューはいかがでしたでしょうか?
この後は王子様・瀬戸康史さん、そして脚本の篠崎絵里子さんのインタビューもお届けする予定です。
どうぞご期待ください!
※篠崎さんの崎の字は、一部に表示できない端末があるため、別の字に置き換えています。

「眠れる森の熟女」番組ホームページ


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