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義朝・玉木宏、クランクアップ!

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義朝・玉木宏
クランクアップ!

大好評放送中の大河ドラマ『平清盛』。松山ケンイチさん演じる平清盛や、玉木宏さん演じる源義朝が、荒々しい武士を骨太に演じています。ご覧いただいておりますでしょうか?
このたび、源義朝役の玉木宏さんがクランクアップすることになりました。ドラマの舞台となっている平安末期は、武士が貴族の駒でしかない時代でした。平清盛、そして義朝は、そんな時代の風潮を覆し、武士が活躍出来る世を目指していました。戦乱を駆け抜けた義朝の生涯、その人生を締めくくる最期の見せ場が近付いています!

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というわけで、義朝・玉木宏さんのクランクアップセレモニーの模様を「平清盛」撮影スタジオからご報告します。

共演者やスタッフから『殿!』とかけ声が飛び交う中、約9か月間の撮影を終えた玉木宏さん。
ともに頑張ってきた撮影スタッフとがっちり握手。花束を渡され、ねぎらいの言葉を掛けられていました。

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玉木宏さんが演じた源義朝は、泥まみれになって働いても報われることの無い父・為義を見て育ちました。藤原摂関家の言いなりになり続ける為義の姿から、義朝は武士の在り方に疑問を感じます。為義のやり方では武士に未来はない。義朝は為義のやり方に真っ向から反抗しました。保元の乱では、為義は崇徳上皇側、義朝は後白河天皇側についたことで敵対し、父子で戦までしました。

義朝は為義が憎かったわけではないのでしょう。父を愛するがゆえにその情けなさが歯がゆかったのではないでしょうか。
子の言い分に聞く耳を持たない為義も、また義朝を嫌っていたわけではありません。お互いの考えが一向にかみ合わなかっただけなのです。保元の乱の処分で為義が信西から死罪を言い渡された際、義朝は必死に信西に許しを乞います。しかし、義朝の願いが聞き届けられることはなかったのでした。
信西の決定に逆らうことは許されません。義朝は為義を斬らねばならない状況に追い詰められます。いざ運命の日、義朝は処刑場にて刀を握りしめたまま泣き崩れてしまい、為義を斬ることは最後まで出来ませんでした...。

為義ともども、貴族政治に翻弄される人生を送った義朝の生涯は、平治の乱で敗死したことにより終わりを告げます。義朝の敗北を演じきって、大河ドラマ『平清盛』を半ばで卒業していく玉木宏さん。そんな玉木宏さんから、これからも頑張っていく撮影スタッフへ最後の挨拶がありました。

「たくさん勉強をさせていただき、楽しく演じさせていただいた9か月間でした。本当は放送の最後まで一緒にいきたい思いもありますが、役柄同様、志半ばで一足お先にアップします。放送後半は、関わった一員として、一ファンとして最後までしっかり支えていきますので、松山くんを中心に、撮影を乗り切って下さい。皆さん、本当にありがとうございました」

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そして番組を卒業していく玉木宏さんに向けて、『平清盛』チーフプロデューサーの落合さんからコメントをいただきました。

落合P:
玉木くんとは朝ドラの『こころ』(2003年3月)からの付き合いです。
『こころ』の時は、花火師を目指す純粋な青年を演じてもらっていたこともあり、柔らかめの好青年のイメージが強かったですね。その後も『のだめカンタービレ』の千秋役などが評判でしたが、今作の『平清盛』では、今までのイメージとは違う荒々しい武者である源義朝を演じてもらいました。
父と対峙しようとも己の信念を貫く源義朝の、源氏のリーダーとしての力強さを、激しい演技で表現してくれました。
保元の乱のあと、義朝は父を斬れとの命を受けますが、泣き崩れて斬れないシーンがあります。そのときの義朝が子供のように泣きじゃくる演技を見ましたが、心に迫る悲痛な姿を見たときに、『こころ』の頃とは違う、年齢とキャリアを重ねたからこその、演技の広がりを感じました。
知名度が低く、今まで光が当たることが少なかった源義朝という人物に、玉木くんが命を吹き込んでくれました。これから先、源義朝と言えば玉木宏!と語り継がれることになるでしょう。
松山くんとの組み合わせもよかったですね。松山くんが演じる平清盛は、史実では源義朝よりも五つ年上なのですが、実は松山くんは玉木くんよりも五つ年下なんですね。
松山くんは年齢的にも、先輩である玉木くんをアニキのように慕っていました。玉木くんもそれに応えてくれ、演技を含め、お互いに良い部分を吸収しあっていたようです。

 

残念ながら、平治の乱以降は玉木宏さんの姿を見ることが出来なくなってしまいます。ですが、玉木宏さんから色んなものを学び取った松山ケンイチさん、そして義朝から多くの使命を受け継いだ清盛が、『平清盛』を、力強く引っ張っていってくれることでしょう。
番組はいよいよ折り返し地点。マツケン清盛がどんな生き様を魅せてくれるのか。まだまだ続いていく『平清盛』にご期待ください!

大河ドラマ『平清盛』


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