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「はつ恋」伊原剛志さん 緊急インタビュー【前編】

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「はつ恋」伊原剛志さん
緊急インタビュー【前編】

ドラマ10「はつ恋」、お陰様で大好評です。
「切ない思い出がよみがえった...」「感情移入して毎回泣いてしまう...」そんなお客様からのメッセージが、番組掲示板に殺到しています。
そんな皆様の心を揺さぶるように、番組は第5回で『強烈な』ターニングポイントを迎えます...。
「今だからこそ三島について聞きたい!」ということで、三島役の伊原剛志さん、番組の小松プロデューサー、一木ディレクターをお招きして、緊急インタビューを行いました!!

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【台風のため第5回放送が順延になってしまいました。そのお詫びに、三島先生こと伊原さんのインタビューを前後編に分割、ネタバレの少ない前編だけ、先に公開いたします!】

前置きは結構!いきなりインタビュー開始!
インタビューは第5話の(本来の)放送日直前、6月17日の午前中にNHKの113スタジオ前・メイク室で行われました...。
が、「そんな前置きはいいから早く!早く!」と皆様に言われそうですので(笑)、さっそくインタビューを始めます!



(左から一木D、伊原さん、小松P)

編「はつ恋、驚くほどの大反響です。ホームページへのアクセスも、回を追う毎に伸びています」
伊原さん(以下、伊原)「これからどうなるの?とよく聞かれます。3話とか4話から見てハマっちゃった人もいましたよ。だから再放送は正解(笑)」
編「ありがたいですね。その原動力?になっている三島先生ですが、第5話では急展開が起こりますね」
伊原「この後の展開は初めから決まっていたんですけど、運命がそうさせた、という点を意識して演じましたね。三島という、強くて魅力あるキャラクターが、その運命にどう乗っかっていくのか...それを考えましたね」
編「第5話に限った話ではありませんが、もともと三島にとっても、緑にとっても、残酷な運命ですよね」
伊原「残酷ですね。完成した1話を見て、僕自身が『この家庭、壊しちゃダメじゃない?』というくらい、家庭がよく描かれていたんです。それだけに、三島というキャラクターに相当なパワーがないと、幸せな家庭を手に入れている緑が、いまさら僕に惹かれる...という状況が成立しないと思ったんですよね」
編「確かに見ていると、この家庭が壊れちゃうのかな?というドキドキが常にありますよね」
小松プロデューサー(以下、小松)「そのドキドキが大事なポイントだと思います。やはり、視聴者の皆さん自身に『揺れて』いただけないと、ドラマに入り込んでいただけないので。幸せな緑の家庭と、魅力的な三島との対比ですね」
編「皆様からのご意見を見ていると、潤ちゃんと三島、どちらを応援するか揺れてらっしゃいますね。放送当初は潤ちゃん派が多かったように思いますが...」
伊原「いい家庭だからね」
小松「これはしょうがないですよね。嘘をついた緑が悪い、みたいなご意見もありました(笑)」
編「だけど時間を追うごとに、みんなグイグイ三島に...1話あたりでは嫌な役どころだったんですけど」
伊原「今考えるとね。記者の女の子と寝ちゃったり...こんな純粋な男なのに、あれはなんなんだよ、というくらい前と違う(笑)」


「第3話から、三島の寂しさが出て来た」
小松「一木さんが撮った第3話ですけど、三島が緑を地元に送っていくと、そこにはちゃんと大事な家族がいましたよね。そんな緑を見た三島先生は、しんみりとバーで一人飲むわけですけど、あのへんから彼の寂しさとかが前に出て来ましたね」
一木ディレクター(以下、一木)「彼の孤独とか、郷愁がどういう所から出て来るのか。それが3話くらいまでで、徐々に出て来ましたよね。たとえば三島は、1話と2話で2回手術をするんですが、そのやり方は大きく違っていました。これは、もう一人の演出の井上Dと相談して、変えよう、と決めてたんです」
編「それはどういった意図で?」
一木「1話では、彼はスーパードクターなんです。オペ室に入るまで電話をしていたり。でも、2話の緑の手術では、凄く慎重にデータを確認したり、オペのやり方が全然変わっていた。この手術を境目に、三島のフローズンな記憶が溶け出したことを表現したかったんです」
編「あとは、空港から引き返して緑を治療するシーンもよかったですね」
伊原「そうですね。もう空港の時点では、三島はもう緑にハッキリと惹かれてるんですよね。そして緑の声を聞いた瞬間に、パリなんてどうでもいい、自分のキャリアなんてどうでもいい、となって」
編「スーパードクターでない、弱い三島が出て来ましたね」
小松「あそこで三島が話した『信じて』っていう言葉が凄い優しくて。そして『絶対に殺さない』ってセリフで終わっちゃうもんだから、見ている人たちは三島の変化にドキドキしたんじゃないかと思います」
一木「信じての『て』が、すごい良い『て』でしたよね」
伊原「別に『て』だけこうしようとか、意識はしてないですよ(笑)。あのシーンは実際に成田空港で撮影したので、かなり時間的にタイトな現場だったんですよ」
編「時間的な焦りがいい方向に?」
伊原「その時は演技に集中してたから、焦りを意識してはなかったんだけどね。別に僕の演技プランの中で、『て』を優しくしようとか、こうしようとかは無かったですよ(笑)。何テイクか撮った中で、一木さんが選んだテイクがいいテイクだったんです」
編「カットを選ぶ一木さんは責任重大ですね」
一木「そうですね。三島先生の話し方とか、背中...そう、男の人の背中から出る頼もしさとか、歴史とか、そういうものを表現しているカットを大事にしています」
伊原「チーフカメラマンの佐々木さんが、また背中撮るのがうまいんだ。こないだ飲んでる時に『俺ぁ背中撮るのがうまいんだよ』って自分で言ってた。そして僕も思い返すと、若い頃に『伊原、おまえは芝居はヘタだけど、背中はいいネ』って言われたりしたなあ(笑)」
編「たしかに三島先生の背中って、女性的には凄くグッとくるんでしょうね」
伊原「これから先、背中だけしか映らない俳優になるわ(笑)」
小松「まさに背中で語る...(笑)」

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...と、いいところなのですが、今回はこれまで!
インタビューの残りは後編に続きます!

次回は三島の深い心の奥底について、あの名シーンの裏側について、伊原さんとスタッフが熱く語ります。三島の切ない、揺れる心がよく理解できるインタビュー後編。首を長くしてお待ち下さい!!!!
(6月26日ごろ公開の予定です。)

そして第5話、台風で順延となりましたが、いよいよ6月26日放送です!

→記事の前編「はつ恋」伊原剛志さん 緊急インタビュー【後編】
ドラマ10「はつ恋」HP


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