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岩井秀人さん 向田邦子賞贈賞式に登場!

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岩井秀人さん
向田邦子賞贈賞式に登場!

BSプレミアムで2011年に放送された「生むと生まれるそれからのこと」。 本作の脚本が第30回向田邦子賞に選出され、脚本家の岩井秀人さんが栄えある受賞者となりました。
そして5月29日。都内の某老舗ホテルで、絢爛豪華な贈賞式とパーティーが行われることになったのですが、式の当日になっても岩井先生は『いや、まだドッキリの可能性があるから』とイマイチ警戒を解いておらず...!?

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ガチガチになっている岩井先生が登場!

というわけで。番組のDMZプロデューサー(以下DMZP)、そして演出の渡辺ディレクター(以下渡辺D)と共に、向田邦子賞贈賞式の会場である、都内の某老舗ホテルへとお邪魔しました!


広々とした会場!


絢爛豪華なお食事!(の準備)


並ぶ歴代受賞者のパネル!


そして向田邦子さん!

...という荘厳な雰囲気に、DMZPや渡辺Dもかなり緊張しているご様子。
「そんな緊張してたらダメですよ! 岩井先生はもっと大変なんですから!」
とハッパをかけていたところ、岩井先生がやはりガチガチの状態で現われました!


緊張してもイケメンな岩井先生

さっそく
「先生!本日はおめでとうございます!」
とお声がけしたところ、ご自身の快挙を今ひとつ信じられないのか、
「ドッキリじゃないか?と今日も改めて思ってますよ...」
とのお返事。
そしてDMZPが
「ドッキリにしては金がかかりすぎでしょうw」
と返します。
こんな調子で長い長い「贈賞式の夜」は始まったのでありました...。

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受賞者は大変!次から次へとイベントが...

そんなわけで、今ひとつご自身の快挙に違和感を覚えている(?)岩井先生をよそに、次から次へとイベントが押し寄せます。
「式の段取りについての確認をお願いします」
「パネルを作りますのでお写真をお願いします」
「テレビ雑誌の取材がありますのでお願いします」

ということで、スピーチを覚える暇もありません。
これから業界のお歴々や、お世話になった先生方の前で登壇して喋るというのに、リラックスどころかリクエスト漬け。端から見ていても、これは大変そうです...。


テレビ誌の取材中。

そんなこんなで気がつくと、あっという間に一時間以上経過していました。
もう開式の時間です。ああーどうしよう、という感じで会場に移動します。

本日は栄誉ある向田邦子賞の贈賞式ということで、ドラマ出演者の皆様も多数駆けつけてくださいました。岩井先生と同じテーブルには、国生さゆりさん、鶴見辰吾さん、関めぐみさんという豪華な顔ぶれが。さらにこの後、研ナオコさんも登場。なんとも豪華!


左から国生さゆりさん、鶴見辰吾さん、関めぐみさん。

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受賞理由を、ここで全文ご紹介!

そんなわけで、今ひとつ快挙に違和感を覚えている(?)岩井先生をよそに、贈賞式が始まります。まずは向田邦子賞委員会の池端俊策先生から、賞状の贈呈と、受賞理由についてのスピーチです。


池端先生と岩井先生。

せっかくですので、池端先生にお話し頂いた「生むと生まれるそれからのこと」の受賞理由を、ここで全文ご紹介します。

池端先生「他社との関係を線引きし、極度に限定化することを理想とする奇妙なカップルが、デキちゃった婚をするまでの風変わりな日常を軽妙で首尾一貫した会話劇に仕立てた筆力には脱帽である。ナンセンスと見紛うセリフのやりとりに、現代の空気とエスプリが溢れている。本賞に値する作劇である。今後もテレビドラマ界に新風を吹き込む作品を書いて頂く期待も込め、向田邦子賞を贈ります」

...とのことで、特にセリフ、会話の面白さについて高い評価をされていました。
ちなみに「生むと生まれるそれからのこと」ですが、2012年6月19日(火)の午前2時40分(18日深夜)より、総合テレビにて再放送の予定です。皆様もぜひ、今回の受賞作をご覧になってみてください。

式次第はどんどん進んでいきます。続いて、賞を主催する東京ニュース通信社の奥山社長から、副賞の賞金300万円(本賞は特製の万年筆)の目録が手渡されました。


心なしか、少しほぐれてきた岩井先生。

驚きの300万円!ということで、プレゼンターの奥山社長とはこんなやりとりが。

奥山社長「今日一番嬉しそうじゃありませんか?(笑)」
岩井先生「いやー、はははは、は...!」


岩井先生も、なんとか少しほぐれてきたご様子です。
そしていよいよ、先生の受賞スピーチが始まります!!

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前代未聞?笑えるけどジンとくる、感動的なスピーチ!

お待たせしました!
前代未聞!?
笑えるけどジンとくる、岩井先生の受賞スピーチの内容をお届けします!
(誌面の都合で要約ですが...すいません)

岩井先生「えー、こんなどえらい賞を頂いて、20の時に引きこもりを脱出した自分を褒めてやりたいと思います。思い返すと今までは、ノミネートしては落とされる、そんな経験ばっかりでした。今回は歯医者で受賞したという連絡を貰いました。いつも通り治療を受けているときだったので、びっくりしました」
岩井先生「実はテレビドラマはよく見てないので、よくわかっていません。向田邦子を知っている、と母に言われ、すごいことなんだ、とだんだん解ってきました。今回も作品も、アタマのいい人でなく、うちの母や、その友達、つまりフツーのオバチャンのわかる、フツーの目線でのお話です」

岩井先生「そして今回の受賞にあたり、僕の三人の師匠にお礼をしたいと思います。まず、園田英樹さん。相手に一方的に伝えるのではなく、相手と共有するということが大事なんだと教えてくださいました。人生は皆で笑いながら、学んでいかなければならない。人間は常に丸裸。そう学びました。実際に園田さんはそういう人で、空気の入ったビニール袋を見ては『おっぱいだ!おっぱいだ!』と言っています」
岩井先生「その園田さんですが、つい先日、空気の入ったビニール袋を追いかけているうちに、車道に飛び出し、帰らぬ人になってしまいました...」
(小さな笑いの後、会場沈黙)
岩井先生「もちろん嘘です」

岩井先生「そして同じく、脚本家の岩松了さんからは、脚本を書いていて言葉の浮かばない時には、沈黙と書いておけ...と教わりました。今回受賞が決まり、そんな岩松さんに受賞の報告をしたところ、『不遇の時代が続きすぎて、錯乱したと思った』と言われてしまいました。ヒデー人だなと思います」

岩井先生「そして、平田オリザさん。セリフではなく、沈黙の中にあるもの。生活の中にある人生。演劇の社会性、さまざまなものを学びました。平田さんに受賞の報告をしたところ、『なにか書いたの?』と言われました。それで『さすがに書かないと貰えないので...』と応えたら、『ハイ、ハイ』と電話を切られました(笑)
岩井先生「でも後で聞いた話なのですが、平田先生は電話を切った後、大喜びで周りの人に、岩井が賞を取ったぞ!って伝えてくれたらしいんです。もう、シャイにも程があると思います!(笑)」

岩井先生「そんな師匠たちの教えがあって、役者の皆さんや、スタッフの皆さん、PD、劇場の方々、みんなに支えられて、この賞を頂くことかできました。そして、妻のひろみ。一回だけやった大ゲンカをネタにして、こんな作品を作ってごめんなさい。面白かったと言ってくれて、嬉しかった。そして死んだおばあちゃん。まさか自分のことを研ナオコさんが演じるとは、思っていなかったと思います」
岩井先生「そして最後に、劇場、俳優のみなさんに、もう一度お礼をしたいと思います。自分もやっているだけあって、本当に本当に、僕は俳優さんというのが大好きです。今の皆さんは、本当にとてつもなくカッコイイです。職人のようなみなさんに出会えたことは、僕の人生にとっては財産です。」
岩井先生「まだまだ立ち止まらず、ガチで精進いたします。これからも、よろしくお願いします!」

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戦い済んで日は暮れて...

というわけで、大きな笑いと感動に包まれながら、岩井先生のスピーチは幕を閉じました。 続いて番組のDMZP&渡辺Dからのご挨拶、師匠お三方や出演者の皆様からのスピーチと、式次第はまだまだ続いているのですが、誌面の都合で詳細は割愛いたします(すいません!)。


左からDMZP、渡辺D、岩井先生。


番組スタッフ&出演者の皆様と...

そんなこんなで怒濤のような1日が過ぎ、華やかな贈賞式は閉会となりました。
クタクタになった岩井先生を楽屋に訪ねると、疲れてはいるけど「やりとげた!」という明るい表情。先生、本日は本当にお疲れ様でした!


最後に一枚。渡辺D・岩井先生・DMZPで仲良く...!

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再放送も決まりましたよ!

先ほどもご案内しましたが、第30回向田邦子賞受賞作、「生むと生まれるそれからのこと」。お陰様で再放送が決定しました!
2012年6月19日(火)の午前2時40分(18日深夜)より、総合テレビにて再放送
の予定です。すこし遅い時間ですが、池端先生も絶賛のセリフ回し、そして独特の岩井ワールドを、この機会にぜひぜひご確認くださいね!!


「生むと生まれるそれからのこと」HP

 


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