ドラマトピックス

井上真央主演!朝ドラ「おひさま」が来春登場

平成23年度前期連続テレビ小説 おひさま

 連続テレビ小説第84作「おひさま」は、長野・安曇野と松本を舞台に戦争をはさんで、日本人が生き抜いてきた昭和という激動の時代の中で、人々をおひさまのような明るい希望で照らす、ひとりの女性のさわやかな一代記です。私たちの大好きな日本食、そばが人々をつないでいきます。

 

【ヒロイン】

 ヒロイン 須藤陽子を演じるのは、
井上 真央(いのうえ まお)

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[Profile]
 1987年1月9日生まれ、神奈川県出身。
 子役としてデビューし数多くの作品で活躍。05年に主演した連続テレビドラマ「花より男子」の牧野つくし役で大ブレイク。08年に公開された映画『花より男子ファイナル』や、09年の『僕の初恋をキミに捧ぐ』など、主演作品が立て続けに大ヒットを記録。今や、人気実力ともにトップ女優のひとりとして注目を集めている。主な出演作品は、映画『チェケラッチョ!!』、『ゲゲゲの鬼太郎』、『怪談』、テレビドラマ「ファーストキス」、「あんみつ姫」など。NHKドラマには、95年の「藏」、99年の「櫂」以来、12年ぶりの出演となる。

 

【企画意図】

 昭和初期、日本の女性たちの間にも「これからは社会に進出したり、ファッションや文化も楽しめる」という自由な空気が流れました。しかしそれは一瞬のこと。時代は戦争へとむかい、自由は失われてしまいます。そして終戦直後、さらなる食糧不足と貧困に襲われ、世の中は混乱の渦に。そんな中、生活の一瞬一瞬に女性たちは小さな希望を見つけ、幸せを求めて歩き出しました。いつの時代の移り変わりも、普通の人々のそんな一歩から始まるのではないでしょうか。この物語の主人公もそんな一人です。

 太陽のような笑顔で、人々を照らし続けた一人の女性。「辛いときこそ笑って」という亡き母との約束を胸に「子どもの成長には母の笑顔が一番の栄養」と信じて激動の昭和、日本の片隅で輝き続けるヒロイン・陽子。「太陽の陽子さん」の半生に、強く優しい日本の母の原点を見つめ直します。

 そして、それぞれの人の心に刻み込まれた食の記憶。ヒロインは人生の過程で、そばと出会います。そして出会う人々の心をそばでつないでいくのです。教師時代の教え子、家族、友人、近所の人。どんな時代も、人はつながっていくのだと、そんな思いが陽子を育てます。

 人が、人らしく生きていくために必要なこと。それは、大切な人とのつながり。まごころ。そして、かけがえのない存在があること、存在であること。そのことが人を強くしていきます。誰かとともにあろうとするふれ合いの瞬間、瞬間を優しくお届けします。

*タイトルの「おひさま」に、ヒロイン・陽子が太陽のようにあたたかく、明るく人々を包み込む存在となるようにと、願いを込めました。

 

【執筆にあたって】

 岡田惠和

 二度目の朝ドラ、立候補しました。
 脚本家にとって朝ドラの最大の魅力は、ヒロインや登場人物たちと、ともに生きることだと思います。26週156回も書いていると、大げさでなく、もう一つの家族のような気持ちになることが出来ます。ともに笑ってともに泣いて・・・脚本家としては、至福のときです。
 そして、「おひさま」のヒロイン、陽子役には井上真央さん。なんて幸せなんだろうと日々かみしめております。彼女の出演が決まった夜にはスタッフと祝杯をあげました。なんかもう勝ったような気分で。
 そして今、書いていて楽しくて仕方ありません。撮影が、放送が早く始まらないかなと思うと同時に、今から終わることが寂しく思ってしまうほどです。自画自賛になりますが、ちょっと「名作」の誕生の予感がします。
 「おひさま」は、戦前から戦中、戦後を通して生きた女性を描いていきます。
 主人公は決して、何か大きなことを成し遂げたりしたわけではありませんが、普通に、人生を紡いできた女性です。描かれる時代は激動の時代ですし、もちろん戦争は登場人物たちの人生に大きな影響を与えます。
 ですが、どんな時代であれ、人は生活をしています。そこには辛いことだけではなく、喜びや笑顔もたくさんあったはず。このドラマはそんなごく普通の生活者たちを描いていきます。
 戦前、戦中、そして戦後を懸命に生きた一人の名もなき女性。少女として、女の子として、女性として、妻として、嫁として、そして母として、懸命に幸せを求めて彼女は生きていきます。
 ヒロインたちの生きる舞台は、安曇野、松本です。深く美しく、またどこか知的な香りのする信州の風景とともに、皆様に楽しんでいただけるドラマになると思います。
 よろしくお願いいたします。頑張ります。

ohisama0810b.jpgのサムネール画像岡田惠和(おかだ よしかず)
 1959年東京都出身。
 90年ドラマ「香港から来た女」(TBS)で脚本家デビュー。以来、心情豊かな作風で数多くのテレビドラマ、映画の脚本を執筆し続けている。
 99年ドラマ「彼女たちの時代」(フジテレビ)で文化庁芸術選奨文部大臣新人賞を受賞。
 向田賞と橋田賞を受賞した連続テレビ小説「ちゅらさん」はパート4までシリーズ化され好評を博した。他にNHKでは「恋セヨ乙女」「もっと恋セヨ乙女」など、民放では「あいのうた」「銭ゲバ」(日本テレビ)、「ホームドラマ!」「小公女セイラ」(TBS)、映画「いま、会いにゆきます」「おっぱいバレー」などがある。
 連続テレビ小説の執筆は、01年前期の「ちゅらさん」以来10年ぶりとなる。

 

【発見のある朝ドラを】

 制作統括 小松 昌代

 来年の朝ドラは何をご覧いただこう。そんな大きな宿題を前に作家の岡田惠和さんとたくさんの会話をしました。あたたかな人の心が伝わるドラマがいい。そして私たちの生活の足元をちょっと見つめてみる。そんな扉を開けることができたなら。夢は大きく膨らみます。
 いま、日々の生活を送っている私たちには想像も出来ない戦争という過去。そんな時代にも普通の人々の生活は存在したはず。人々の苦難や覚悟の先に今の私たちの生活があるのだから、そんな過去を生きていた人々の心を知りたいと、強く思いました。
 そして・・・目の前の苦難を受け入れ、人とともに生きたそんな女性の半生を、豊かな表現力と想像力をもった、一体どんな人になら託すことができるのだろう。また新しい宿題です。あれこれとめぐらす視線の先に、一人の女性の笑顔がありました。人をまっすぐに見つめる、たおやかでちょっとはにかんだ笑顔。井上真央さんの笑顔に出会い、オーディションによってヒロインをお願いするのではない方法を選ぶこととなりました。
 いまにつながる、過去の扉の中にたくさんの優しい発見を織り込んでいけたらと考えております。

 

【物 語】

 ~戦前、戦中、戦後を生きた女性の一代記

[戦前]
 病気の母との最期を家族で過ごすため長野県安曇野にやって来た少女、須藤陽子は母と見たそば畑一面の白い花と「おひさまのようにいつも笑って世界を明るく照らす」という約束を胸に少女時代を過ごします。やがて世の中が戦争へと向かう時代に、それでも明るく青春時代を駆け抜けます。

[戦中]
 尋常小学校から国民学校へと変わった昭和16年、陽子は念願の教師となります。生徒たちの笑顔を守りたいと奮闘する中、陽子を取り巻く人々にもそれぞれの転機が訪れます。そして、陽子は松本市にあるそば屋にお見合いにより嫁ぎ、戦地へ赴いた夫のいない婚家で、教師を続けながら姑との生活が始まります。「家の中では笑って暮らしましょう」とたくましい姑との係わり合いに、陽子は忘れかけていた生きる喜びを思い出します。姑が大切にする家族や近所の人たちとのつながり、そしてそば。守るもののある心強さを陽子は受け継いでいきます。

[そして戦後]
 ようやく復員した夫との初めての生活が始まります。ぎこちなく、やがて互いを思いやるあたたかな家庭をはぐくみながら、母となった喜びをかみしめます。教師を続けながら、夫との二人三脚で家業と子育てに泣き笑いの日々。そして混乱した世の中、孤独と貧しさに生きる希望を失ったかつての教え子たちの消息を知り、その笑顔を取り戻すため、陽子は第2のステージを歩き出します。夫や姑に教えられたそばのあたたかな味。畑を取り戻し、教え子たちと心を込めてそばを作ります。まごころの味を届ける女たちの小さなそば屋はやがて人々を明るく照らす希望の場所に変わっていきます。

 

【ドラマの舞台】

 長野県のほぼ中央に位置し、雄大な北アルプス連峰と川に抱かれた安曇野。清冽な水と豊かな自然が人々を育んできました。
 そして安曇野でも、松本でも有数の産地として知られる信州そばは、古くから貴重な食べ物として人々の生活を支えてきました。
 地上デジタル放送完全移行期に臨み、郷愁と生命力にあふれた壮大な自然とともに生きた女性の半生をスケール豊かに描きます。

*長野県が連続テレビ小説の主な舞台になるのは、「水色の時」、「かりん」に次いで3回目です。

 

【放送予定】

 平成23年3月28日(月)~9月24日(土)(全156回)


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