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「ゲゲゲの女房」はこの人です! ~ヒロイン発表~

 7月3日、連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」のヒロイン発表会が、東京・渋谷のNHK放送センターにて行われました。

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 平成22年3月からの連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』は、「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・水木しげるさんの妻・武良布枝さんの自伝が原案です。
 好きなことに命がけで打ち込む夫を支え、おおらかな愛を家族にそそぎながら生きていく、昭和の青春物語です。

 そして、布枝さんをモデルとしたヒロイン飯田布美枝(いいだふみえ)を演じるのは、松下奈緒(まつしたなお)さんに決定しました!

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◆松下奈緒さん プロフィール

 1985年2月8日、兵庫県出身。
 3歳よりピアノを始め、音楽大学へ進学。同時に2004年「仔犬のワルツ」(NTV)にて女優デビューを果たす。その後、NHKでは「Good Job~グッジョブ~」、「監査法人」などのドラマに出演。映画では「未来予想図~ア・イ・シ・テ・ルのサイン~」「チェスト!」「砂時計」で主演を務める。一方、アーティストとしても活躍し、今までに3枚のシングルと4枚のアルバムを発売。映画「チェスト!」サウンドトラックでは、劇音楽すべてを作曲。NHK連続テレビ小説「ちりとてちん」のオープニングテーマ曲を演奏。女優としてアーティストとして多方面に活躍中。

◆役柄…飯田布美枝
 昭和7年、島根県安来市生まれ。9人という大家族・飯田家の3女に育つ。おっとり&ぼんやりした性格だが、いざとなると開き直って覚悟が決まるタイプ。どんな窮状になっても、「なんとかなるさ」と思うおおらかさを合わせ持つ。女性としては背が高すぎることがコンプレックスである。
 昭和36年、故郷にいたままの29歳にして、村井茂(水木しげるさんがモデル)と見合いで出会い、5日後にスピード結婚、すぐさま上京する。が、調布に暮らしていた当時のしげるは、原稿も売れず、極貧の生活。話が違う、と思いながらも、持ち前のバイタリティーで、しげるを支えていく。
 歌と踊りが大好きで、気づくと故郷安来の「安来節」をくちずさんだり、歌にあわせて踊ったりしている。

◆ヒロイン決定にあたって チーフ・プロデューサー…谷口卓敬
090703c.jpg 『ゲゲゲの女房』のヒロインは、これまでの連続テレビ小説の主人公と少し違います。
ひと言で言うと、「ただ、そこにいる」。夢や希望に向かってがむしゃらに努力したりせず、来るものすべてをただ優しく受け入れて、いま、ここに生きている。
それだけ、といえば、それだけの人。発信型ではなくて、受信型。
 それが特徴です。
 そんなヒロインのあり方が、豊かな生き方のかたちであることを伝えたい。それがこのドラマの一番のポイントです。
 漫画家の夫との貧しい暮らしに苦労は尽きないが、目に映るもの、心に感じるもの、そのひとつひとつをヒロインは楽しみ、心豊かに生きている。物質的な充実ではなく、満たされた温かい気持ちを胸に生きることの素晴らしさを知っているヒロイン。そんなヒロインを造形することが、このドラマの大きなねらいです。

 そんな内面性を表現できる人を、わたしたちスタッフは探し…  そして、見つけました。松下奈緒さんです。

 伸び伸びとした明るさと、自然体。松下さんは、そんな言葉がふさわしい人です。
ただそこにいるだけで、その人が豊かにいまを生きていることが感じられる、そんな人。
実際にお会いした松下さんは、まさにそんなイメージの人でした。
 視聴者の皆さんが、毎朝ドラマを見ながら、今日一日が始まることを楽しく思える。
『ゲゲゲの女房』がそんなドラマになることを、松下さんと出会うことができた今、わたしたちスタッフは確信しています。

090703e.jpg◆企画意図
 昭和30年代。島根の小さな町に生まれた、楽天的で働きもののひとりの女性が、無名の漫画家と出会い、結婚し、家庭を築き、底なしの貧乏暮らしの中にも笑顔を忘れず、やがて夫や娘たちとともに、夢をつかんでいく。そんな「昭和の、小さな家族の大きな愛の物語」をわたしたちは、この“不自由な時代”に提示したいのです。
 戦後の高度成長時代、「豊かな未来」を思い浮かべて、日本人は必死に働いてきました。しかし、先へ先へとただ目的に向かっていったあとに、バブルがはじけ、そして今まさに大失業や不況に代表される「先の見えない時代」に突入しています。
 そんな時代だからこそ、わたしたちは、「人生の美しさや豊かさは、本当に目的を達成することだけにしか、ないのだろうか」との思いを強くしました。
 平成22年度前期の連続テレビ小説は、昭和を舞台に、たとえ先は見えなくとも、「大切な人とともにいること」の尊さをかみしめながら生きていくことのよろこびを、じっくりと見つめていくだけの物語を作ってみたいのです。

◆脚本家プロフィール…山本むつみ
 北海道生まれ。NHKでは、金曜時代劇「御宿かわせみ」「慶次郎縁側日記」 「秘太刀馬の骨」土曜ドラマ「トップセールス」などの作品がある。時代劇・現代劇を問わず、多様なジャンルで執筆している。ラジオでの活躍も多く、NHKFMシアター「明治お化け暦」では、放送文化基金賞優秀賞を受賞。

【放送予定】
平成22年3月29日(月)~9月25日(土)《全156回》


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