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連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」制作発表!

ヒロインが決定しました!詳しくは最新の記事をどうぞ!

平成22年度前期の連続テレビ小説は「ゲゲゲの女房」です!

 連続テレビ小説第82作「ゲゲゲの女房」は、「ゲゲゲの鬼太郎」で知られる漫画家・水木しげるさんの妻・武良布枝さんの自伝「ゲゲゲの女房」を原案に、好きなことに命懸けで打ち込む夫を支え、おおらかに、そして朗らかに生きていくヒロインとその家族を描く、昭和の青春物語であり、家族年代記です。

番組概要
 楽天的で働き者のひとりの女性が、無名の漫画家と出会い、結婚し、家庭を築き、底なしの貧乏暮らしの中にも笑顔を忘れず、やがて夫とともに夢をつかんでいく――その道のりは、戦後の日本が少しずつ復興へと歩みを進めていった戦後史そのものと重なり合います。
 ドラマの舞台となるのは、東京都調布市。結婚したばかりのふたりが新居を構え、以来その地で夫が漫画を書き続ける街です。
 平成22年度前期の連続テレビ小説は、古き良き昭和を舞台に、たとえ先は見えなくても、「大切な人とともにいること」の貴さを忘れずに生きていく人たちの、明るくて、心に光の差す楽しいドラマです。

企画意図
 先の見えない時代、とはよく言われる言葉です。先は見えたほうがいいことはもちろんで、先を切り開こうと努力することは大切なことです。しかし、先へ先へと、ただ目的に向かって生きていくこと以外にも、人生の美しさや豊かさはあるのではないでしょうか。
 武良布枝さんの「ゲゲゲの女房」は、そんなことを思い出させてくれる本です。
 しげるさんという生涯の伴侶とお見合いで出会い、結婚したのちに夫の才能や人格の魅力に気づいていく、このドラマの主人公。彼女は何かを成し遂げるために人を押しのけたり、躍起になったりはしません。彼女は自分のかたわらにいる人をまず受け入れ、その人とともに暮らすこと、生きることを深く肯定し、人生を意味あるものにすることができます。先に進むことの大事さだけではなく、かけがえのない人が自分の横にいることの素晴らしさを、「ゲゲゲの女房」は私たちに教えてくれます。
 「どんな時にも、あなたがいる。だから生きることは素晴らしい。」
 このドラマは、そんな単純な真実を見つめます。
 昭和の高度経済成長のもとで取りこぼされてしまった人間の心の多面性が、しげるさんの生み出した漫画のキャラクターには生き生きと表現されています。物質的繁栄の対極にある、心という宇宙の素晴らしさ。それは、貧しくても心豊かに生きていくことのできる夫婦が共有していたものではないでしょうか。そして、心豊かに生きている人たちには、未来への扉もいつか開かれることでしょう。
 連続テレビ小説「ゲゲゲの女房」、楽しくご覧いただければ幸いです。

原作・武良布枝「ゲゲゲの女房」(2008年刊)
 「ゲゲゲの鬼太郎」などで知られる水木しげるさんの妻である武良布枝さんが、初めて妻の目から夫婦の半生を振り返った著作。赤貧の時代から、「鬼太郎」が生まれて夢への階段を昇っていく時代、そして今日まで夫を支え続けた夫人が、巨人・水木しげるの真実と、涙あり笑いありの家族の物語を綴っています。

■脚本執筆にあたって…山本むつみ
 「ゲゲゲの女房」は愉快な本です。情けない話も辛い体験も描かれているのですが、それでもやっぱり愉快で、読むと気持ちが温かくなります。それは、このご夫婦の半生記に、「人と人が寄り添って生きることの面白さ」が、たっぷり詰まっているからでしょう。
 どん底の貧乏時代も、売れっ子になってからも、「女房」の生き方はブレません。身の上に起きることをあるがままに受け止め、「お父ちゃん」と一緒に、毎日を精一杯生きていきます。普通で自然体で、それでいて腹の据わった生き方の力強さに、私は惚れてしまいました。半年間という長尺のドラマを、この「女房」の力を借りながら書き続けていきたいと思ったのです。
 これは、昭和の物語です。「お父ちゃん」を大黒柱と頼み、明るく生きる一家の姿が、皆さまの家族の思い出と重なる時、ドラマの中にホンモノの昭和の気配が立ちのぼるような気がしています。そして、前職が編集者である私は、戦後の出版界を担った漫画家や編集者たちの熱き奮闘ぶりを描くことにも、ちょっと燃えているのです。

…山本むつみプロフィール
北海道生まれ。作品は、NHKに、金曜時代劇「御宿かわせみ」「慶次郎縁側日記」「秘太刀馬の骨」土曜ドラマ「トップセールス」など。時代劇・現代劇を問わず、多様なジャンルで執筆している。ラジオでの活躍も多く、NHKFMシアター「明治お化け暦」では、放送文化基金賞優秀賞を受賞。

■制作にあたって…制作・落合将
 「ゲゲゲの女房」のあとがきに、著者武良布枝さんのこんな言葉があります。
 「水木は強烈な個性を持った人で、独自の生き様を貫いてきましたが、それとは対照的に、私は古い日本の女性の生き方を、そのままとおしてきたように思います。現代の女性には理解できないかもしれませんね。すべてを受け入れるだけの人生でした。(でも)あの洗うがごとき赤貧の日々も、たしかに辛かったけれど、私は不幸ではありませんでした」
 ハッとさせられます。人生はこれだけ、「思いもよらない」豊かさと複雑さに満ちているものなのです。我々がいかに日々、単純で、競争心に満ちた尺度や、とめどない欲求の歪んだレンズで、現実を見ていることか・・・。
 地道で、些末な出来事が連続する日常の毎日。そのかけがえのない「小さな時間」たちを、どう過ごしてきたか、どう過ごしていくか、そしてその中で、誰と交わり、何と戦い、戦っていくか、その積み重ねそのものが、私たちにとってもっとも意味のあるものなのかも、と気づかされました。
 私も子供の頃夢中になった漫画やアニメの「鬼太郎」の物語の裏で、どんな現実がその作者である水木先生と奥様にふりかかっていたか、つくるほうも、見るほうも、どきどきしながら、半年間幸せな「時間」を過ごしたいと思います。

 

あらすじ
 ヒロインの布枝は、昭和7年、島根県安来市の商家に生まれました。
 豊かな自然の中で育ち、家業の手伝いに精を出していた布枝に運命の出会いが訪れたのは29歳のときでした。
 縁談の相手は東京の「貸本マンガ家」(「貸本屋」の商品である貸し出し専門のマンガを描く職業)、ペンネームは「水木しげる」。布枝より10歳年上で、戦地で爆撃に遭い左腕を失っていました。
 水木の屈託のない笑顔と素朴な人柄に、布枝は心ひかれます。見合いは即決、5日後には結婚式を挙げ、身の回りの物だけ持って東京へと嫁いでいきます。アレヨアレヨという間の、人生の大転換でした。
 ところが、東京都調布市の新居で布枝を待っていたのは、底なしの貧乏生活だったのです。
 貸本マンガ業界はすでに斜陽で、描いても描いてもお金になりません。
 けれど、マンガに懸ける水木の情熱は本物でした。カリカリとペンを走らせる背中には、オーラさえ漂っています。超人的な努力でマンガと格闘する夫の姿に、布枝は「何があっても、この人と共に生きよう」と心を決めるのです。
 時代は高度経済成長のまっただ中でしたが、水木家では、生まれてきた子供のミルク代にさえ事欠くような、苦しい日々が続きました。
 そんな「どん底生活」から、ようやく抜け出す日がやってきます。昭和40年、水木のマンガが大手出版社のマンガ賞を受賞。命懸けの努力がついに報われて、注文が殺到する人気マンガ家となっていきます。
 夫婦の人生は、それからも山あり谷あり。売れっ子になってからの多忙地獄、夫婦の間の溝、派手な喧嘩や仕事のスランプ、二人の娘たちが巻き起こす出来事・・・。さまざまなことを乗り越えながら、より深い絆で結ばれていく家族の姿を、笑いあり涙ありで描いていきます。

ドラマの舞台
 布枝さんとしげるさんの新婚生活のスタートから今日に至るまでしげるさんの創作の拠点であり、夫婦の暮らす町である東京都調布市がドラマの舞台です。多摩川が豊かに流れる、自然の恵み深い緑の町です。
 布枝さんの故郷である島根県安来市、しげるさんの故郷である鳥取県境港市もドラマには登場します。

【放送予定】
平成22年3月29日(月)~9月25日(土)《 全156回 》


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