ドラマトピックス

平成25年度前期 朝ドラ「あまちゃん」制作のお知らせ

【おしらせ】
宮藤官九郎さんが語る!「あまちゃん」はこんなドラマ にて、宮藤官九郎さんと訓覇圭プロデューサーによるトークの模様をお伝えしております。

 

連続テレビ小説 第88作「あまちゃん」は
東京から遠く離れた、東北・北三陸の小さな田舎町が舞台
最北端の海で、海女さんを目指すヒロインは
挫折・奮闘ののちに、地元アイドルに!

宮藤官九郎が、故郷・東北を舞台にオリジナルで描く“人情喜劇”
ヒロインの笑顔が、日本の朝に元気を届けます!

 



■ 企画意図
人生の「あまちゃん」が、一人前の「海女さん」になるまでの“成長物語”
東京で育ったヒロインは、初めて訪れた母の故郷で“海女さん”たちと出会います。男は遠洋漁業で1年のほとんどを留守にする土地柄。女たちは命がけで素潜り漁を行い家計を支え、明るく逞しく極寒の海を生き抜いてきました。東京で引きこもりがちだったヒロインは、“海女さん”を目指すうちに笑顔あふれる女性へと成長していきます。

「町おこし」が巻き起こす、どこか懐かしい“人情喜劇”  
東京から遠く離れ、今なお古き良き濃密な「情」を残す小さな町。人々は長い年月をかけ粘り強く「町おこし」を続けて来ました。思いがけないことから「地元アイドル」として人気を得たヒロインは、そんな町のシンボルとなっていきます。ヒロインを中心にした「町おこし」は果たして成功するのか?
日本の田舎町の「情」を、暖かい眼差しで描く人情喜劇です。

 「アイドル」を目指すヒロインとともに“笑顔を届ける物語”
「地元アイドル」になったヒロイン目当てに全国から集まってくる観光客。予期せぬ事態に戸惑いつつも町のPRに励むヒロインは、やがて「アイドル」という存在が人を笑顔に変えていくことに気付き、無謀にも東京で本格的に「アイドル」を目指すことになります。果たして全国デビューの日は来るのか?

 祖母から母、母から娘へと受け継がれる夢。“女3代の泣き笑いの物語”
65歳まで1度も故郷を出ず、現役の海女を続ける祖母。海女を嫌い東京に憧れ上京、挫折した母。そして、生まれ育った東京に何の希望も見出せない高校生のヒロイン。世代も価値観も違う不器用な女3代が、人生初めて同居することになり、正面からぶつかり合います。やがては、知らなかった母の魅力を再発見していく、母娘の泣き笑いの物語です。

 東北・北三陸の小さな田舎町に誕生した1人の地元アイドルの挫折・奮闘記
 一日の始まりの朝に、笑いの絶えない15分間をお届けします!



■ ロケ地
ドラマの舞台は架空の田舎町。主なロケ地となるのは、岩手県久慈市。
周囲を厳しい山で囲まれ交通手段もなかった町には、“三陸鉄道”が1984年に開業し、住民一体となって“町おこし”を進めた歴史があります。陸中海岸国立公園にも指定された、ローカル鉄道が走る美しいリアス式海岸の風景をお楽しみください。

  北限の海女
明治以来、久慈市小袖地区で素潜り漁を続ける“北限の海女”。
日本最北端の海女さんと言われ、遠洋漁業に出た夫を待つ女性たちが、ウニなどの海産物を捕獲して来ました。高度成長期には、町おこしの一翼を担い観光の目玉として素潜り漁の実演をすることになり、全盛期は100人を超える海女が活躍しました。


■ 執筆にあたって
宮藤です。
このドラマの発想の核になっているのは「アイドル」の「村おこし」です。ここでいう「アイドル」とは、元気に歌って踊る女子達だけではありません。韓流スターでも野球選手でもパンダでも妻でも夫でも、なんなら電車でもお城でもいい。下敷きや定期入れに写真を忍ばせ、時々それを眺めるだけで、なんかちょっと頑張れる気がする。そんな存在。生まれたばかりの赤ちゃんは家族や親戚にとって、間違いなくアイドルであるように、本人の意志とは関係なく、まわりを元気に、笑顔にしてしまう、そんな「アイドル」の物語です。
辺鄙な村にひとりの少女が現れる。彼女は「そうそう会えないアイドル」。電車を乗り継ぎ、山を幾つも越えて、熱狂的なファンが全国から押しかけ、思わぬ経済効果を生む。本人の意志とは関係なく、精神的にも物理的にも村を元気にしてしまう。これは痛快だ。でもいいのか?主人公が「アイドル」なんて。第一そんな物語の舞台が都合よく見つかるのか?自問自答の中で私たちは「北限の海女」に出会いました。岩手県北東部、北三陸に位置する久慈市小袖海岸で、今なお受け継がれている素潜り漁。足を運んで話を聞くほどに、海女さんが「アイドル」だった時代が確実にあったんだなと分かって来た。これは?ひょっとして「ここでやれ」ということか?予感は確信に変わり、縁もゆかりもない北三陸に不思議な愛着も湧いて来た。これが果たしてNHKの朝に半年もかけて描く物語なのか?という疑問は依然消えません。だって半年書くのもNHKも朝も初めてだから。よろしくおねがいします。

  [作家プロフィール]
1970年7月19日生まれ、宮城県栗原市出身。91年より「大人計画」に参加。
脚本家として映画「GO」で第25回日本アカデミー賞最優秀脚本賞他多数の脚本賞を受賞。
以降も映画『舞妓Haaaan!!!』『なくもんか』、TVドラマ『木更津キャッツアイ』、第29回向田邦子賞を受賞した『うぬぼれ刑事』など話題作を次々と世に送り出す。
映画監督・ミュージシャン・俳優の各方面においても注目を浴び続ける時代の寵児である。
NHKのドラマは、今作が初の執筆となる。


■ 制作にあたって
『連続テレビ小説』を担当することが決まり、長い歴史を誇る第87作までの発表資料のうち現存しているものを読み返してみました。表現こそ違えほとんどの作品が“お茶の間に元気か笑顔を届ける”ことを目標にしていました。うーん、シンプル。実は『朝ドラ』をやってみたいと思ったのも、いま一度テレビドラマの原点に帰りたいという気持ちからでした。
初めての打ち合せの時、宮藤さんからこんな言葉が出ました。
「やっぱ田舎っていいなぁって思うんですよ。村おこしとかどうですかね?」「いいですね、喜劇の原点って感じで」「地元アイドルって面白くないですか?」
・・・いける。ワクワクしました。「地元」という言葉に、自分のルーツに対する愛着のような響きを感じました。何より「アイドル」は、人に笑顔を届ける存在そのものです。
打ち合せはこんな言葉で終わりました。「世の中これだけ暗いことが多いと、ドラマだけはせめて明るいものにしたいですね」僕は宮藤さんとともに、今回の作品に“お茶の間”と“テレビドラマ”への愛情を目一杯注ぎたいと思っています。
かくして『連続テレビ小説』第88作『あまちゃん』も“日本の朝に笑顔を届けます!”


■ 物語
母に連れられ、北三陸の田舎町へ
夏休み。母に連れられ、初めて北三陸にやってきたヒロイン・アキは、祖母と出会う。現役の海女を続ける祖母は、人生で初めて出会った「カッコいい!」と思える女性だった。東京のスピードについていけず、引きこもりがちな高校2年生だったアキには、田舎町の暮らしの何もかもが新鮮に映る。何より本気で漁をする女たちの表情、厳しく切り立ったリアス式海岸の海に、恐れもせず潜っていく祖母の姿に衝撃を受けた。「私、海女になりたいかも・・・」

田舎で取り戻す本当の輝き
故郷で暮らすことになった女3代。祖母と母、母と娘の2組の親子に、喧嘩は絶えない。祖母に導かれての海女修業。一歩一歩成長していくアキの周りには、自然と人の輪が出来るようになる。東京では地味だったアキが、別人のような輝きを放ち始める。アキの元気につられるように、打ち解けていく母娘。田舎町のゆったりとした時間とともに、再生していく家族。

地元の人気者からアイドルへ!!
アキが海女として、ようやく10mの海底まで潜れるようになった頃、事件は起きた。アキを撮った観光客の映像が、ネットで公開され大人気となる。『地元アイドル』となったアキ目当ての観光客で過疎の町は賑わう。町おこしのシンボルとしてPRに駆り出され、お座敷列車で歌まで歌うことに。田舎町の珍騒動の数々・・・。
そんな折、アキは隠されていた母の秘密を知る。田舎町の夢を背負い、アキは東京で本格的にアイドルを目指すことに――。


【放送予定】
平成25年4月1日(月)~9月28日(土) 全156回

【ロケ地】
岩手県久慈市 ほか

【制作スケジュール】
平成24年10月中旬クランクイン予定

【スタッフ】
制作統括 : 訓覇 圭 菓子 浩
演  出  : 井上 剛 吉田照幸 梶原登城 ほか
 


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