

主人公。芦屋の豪邸で育ったアラサーの「お嬢様」。母の死後、父親の再婚を期に家を飛び出し東京へ。プロのピアニストを目指すも道は拓けず、ホテルのピアノ演奏で生計を立てている。しかし実は、父親の仕送りには手をつけないものの、父親名義のマンションに住む「なんちゃって自立」の女。父・龍司の死により社長に就任し、負債にまみれたワイヤー会社の再建を目指す。


由梨の継母。幼い頃から家庭は貧しく、ホステスとして働いていたクラブで龍司と出会う。その後龍司の秘書を務め愛人関係となり、由梨の母の死後、龍司と結婚する。苦労人ゆえのバイタリティの裏に、これまで決して得ることができなかった「家族」というものへの強い憧れを抱いている。ぶつかり合いながらも由梨とともに傾いた会社を再建する。


十倉家の顧問税理士。税理士として独立してはいるが、有名弁護士の父のコネで顧客を得ていることに強いコンプレックスを抱いている。十倉ワイヤーの税務も担当することになり、歯に衣着せぬ物言いで由梨の甘い展望を打ち砕きつつも、豊富な知識でバックアップし、ともに会社を再建する。離婚歴あり。
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会社創設時からいる経理担当。小野田に指示され粉飾決算を行っていたが、元々は龍司を慕う誠実な男で、不正の責任を感じ辞職しようとする。
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十倉ワイヤーの創設時から働く職人で、現工場長。 創業家が経営に参画することを嫌う職人たちのまとめ役として 陰ながら由梨を支える。


生前の龍司を知る最も若い社員。社長としてだけでなく職人としての龍司を心から慕い、誰よりもワイヤー製造に情熱を燃やす青年。
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演奏会のイベントコーディネーターとして由梨と出会い、恋愛関係に発展するが、実は妻子がおり不倫であることが発覚する。


由梨の父親で、十倉ワイヤーの創業者。恭子との再婚を機に、由梨からは絶縁されてしまったが、内緒でコンサートのスポンサーになるなど、娘の将来を常に気にしている。由梨に会社の株式を遺すが、そこには娘に対する深い想いが込められていた……。


現・十倉ワイヤー社長。由梨の父・龍司と共に会社を立ち上げ、龍司の後を受けて社長になった。会社を大きくしようと海外への設備投資に資金をつぎ込み、会社倒産の危機の原因を作る。由梨が社長に就任してからはヒラの営業担当となる。気さくで穏やかなタイプに見えるが、実は野心家。上昇志向が強いものの、勝負所に弱く、経営者としてはあまり才覚がない。