番組のみどころ

私と一緒に、レッドカーペットを歩かない?仕事はできるが人望がない、上から目線の「美女」。若くてイケメンだがやる気がない「男子」。思いがけず2人が出会ったのは、芸能界。この世界で、必ずトップになってやる!

【ストーリー】

ヒロイン・沢渡一子(仲間由紀恵)はIT企業「斑目コーポレーション」の企画部門に勤めるバリバリのキャリアウーマン、のはずだったが、ある日突然、社長の斑目晴彦(草刈正雄)が資本提携した芸能プロダクション「ひのでプロ」への出向を命じられる。
「仕事はできるが、人の気持ちがわからない、上から目線の女」である一子へのショック療法だった。出向に強く抵抗した一子だったが、傾きかけた「ひのでプロ」を立て直すことができたら本社の中枢部門に復帰させるという条件で、思っても見なかった芸能マネージャーとしての第一歩を踏み出す。
売れないタレントばかりを抱えた「ひのでプロ」再生のためには新人発掘しかない、と考えた一子は、工事現場で働くイケメンの向坂遼( 町田啓太) をスカウト。遼をスターに育てるため、奔走する一子。初めてのオーディションで全くやる気を見せない遼に失望した一子だが、「ひのでプロ」社長・並木(森本レオ)の勧めで遼にエキストラを経験させることになる。
演技することの喜びに目覚めた遼は、大女優・中里麗子(真野響子)が主演するドラマで初めて一言セリフのある役をもらう。遼は一子に反発しながらも、やがてスターへの階段を上っていく。そして一子も、「人を喜ばせる喜び」を初めて知る。
対立を繰り返しながら、お互いになくてはならないパートナーとして意識しあう二人。さまざまな試練を乗り越え、芸能界の頂点を目指す、一子と遼の戦いは続く―。

【作者のことば】

作:田渕久美子

久しぶりのコメディに、胸をときめかせています。
全20回という長丁場のドラマのお話をいただいたとき、まず思ったのが、特殊な環境に放り込まれた男女の話を書きたいということでした。こうして生まれたのが、素人女性マネージャーと駆け出しの男優の奮闘記です。
互いに強い反発を感じながらも、それでも共に闘っていかなければならない皮肉な立場に置かれた二人が、次第に強い絆で結びついていくまでの姿を、また、人としての成熟からはほど遠いこの二人が、人間的成長を遂げていくまでの姿を描きたいと思いました。彼女が彼を俳優として成功させ、レッドカーペットを歩かせることができるかどうかも、ドラマの見どころのひとつです。
そして、もうひとつのテーマは、『ツインソウル』。誰にでも双子の魂を持った運命の相手が存在する、という希望をドラマに織り込みたいと考えました。
ひと組の男女と、彼らを取り巻く仲間やライバルたちの物語が、皆さまの勇気と希望に、また、一服の清涼剤となることを願ってやみません。

【制作にあたって】

チーフ・プロデューサー:加賀田透

「ドラマ10」ではこれまで、さまざまな形で、働く女性たちの姿を描いてきました。「美女と男子」のヒロインは、芸能プロダクションのマネージャー。私たちのとても身近な存在でありながら、これまでスポットをあてることがなかった職業です。この企画が決まってから毎日、NHKを訪れるマネージャーさんたちに取材しながら、リアルなドラマ作りを目指しています。常に裏方に徹し、担当するタレントのために尽くすのがマネージャー。しかしこのドラマのヒロイン・沢渡一子は、いつも上から目線で、人に頭を下げるのが大嫌いという困った性格。とてもマネージャーなど務まりそうにありません。そんな彼女が悪戦苦闘しながらマネージャーとしての喜びに目覚め、成長していく姿を、仲間由紀恵さんがどう演じてくれるのか、とても楽しみです。連続テレビ小説「花子とアン」での、激しい恋に生きた伯爵令嬢・蓮子役が記憶に新しい仲間さんですが、『美女と男子』では、また新しい魅力を見せてくれると期待しています。一方、相手役の町田啓太さんは、身長181cm、どこか懐かしい昭和の香りがするイケメンです。芸能界の頂点を目指して進んでいく向坂遼の姿は、町田さん自身の姿にも重なって見えます。一子と遼、それぞれの誇りをかけた戦いが始まります!

【演出にあたって】

チーフ・ディレクター:松浦善之助

私の青春時代はいわゆるバブル期。バブルは人によって功と罪、色々あるでしょうが、ただ「今日より明日の方がきっと良いに違いない」と単純に信じられる“夢を見やすい”時代だったと思います。
翻って現在は“夢が見にくい”時代です。若者たちは厳しい就職活動を強いられ将来の設計が立たない…“夢を見られるようになるのが夢”、そんな時代。
中高年たちも同じです。夢見て日々戦って来たけれど、もう勝負はついている、そんな人の方が多いのではないでしょうか?“子どもだった頃の自分に誇れる自分”になれた大人なんてわずかでしょう。私自身も然り。(視聴者の方々、違ってたらゴメンナサイ)
『美女と男子』の登場人物は主人公の一子、遼をはじめ全ての人が“夢追い人”です。芸能界という夢を売る業界で一番になることを夢見て全力疾走しています。
空回りし、時には転びながらも必ず立ち上がって前を向いて歩いていきます。私はそんな登場人物たちが好きでたまりません。このドラマで「夢に向かって戦っていくことの素晴らしさ」を描きます。
視聴者の皆様にとって『美女と男子』が、見終わった時に「なんだか明日は良い日になりそう」なんて前向きになれるドラマになれば、と願っています。もし視聴者の皆様にそう思って頂けたら、私にとって『美女と男子』は“子どもだった頃の自分に誇れる仕事”になると思います。ご期待下さい。

主題歌『Step by step』

【浜崎あゆみさんからのメッセージ

今回、主題歌を担当させて頂けることになり、大変光栄に思っています。ドラマの脚本を拝見して、私なりにポジティヴなメッセージを表現してみました。曲を聴いて下さった方が少しでも前向きな気持ちになってくれるとうれしいです。今年の春から夏にかけて、ドラマをご覧になる方をはじめ、多くの人に愛して頂けることを願っています。

【スタッフ】

作:田渕久美子
音楽:河野伸
制作統括:加賀田透
デスク:須崎岳
演出:松浦善之助・田中正 ほか

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美女と男子

第三部 7月21日スタート 総合・毎週火曜夜10時 再放送・総合 翌週火曜午前0時10分(月曜深夜)

NHK ドラマ10 美女と男子