白洲次郎 オイリー・ボーイの劇用車紹介

白洲次郎のクルマたち

白洲次郎 オイリー・ボーイの劇用車紹介

 中学時代から自分専用の車を乗り回していた(今ではありえませんが!)、オイリー・ボーイ(オイルまみれになるほどの車好きの意味)次郎。次郎がイギリスで実際に乗っていた車など、カーマニア垂涎の次郎カーと、劇中に登場した車をいくつかご紹介します。


[ペイジ・グレンブルック / PAIGE (アメリカ車)]

 神戸一中時代、次郎がオイリー・ボーイとなるきっかけになったアメリカ車。
 1916年型 Paige Model 1 Six ”38” Five-Passenger Touring
 6気筒サイドバルブ(SV) 排気量3800cc 右ハンドル
 ボディはFleetwood製のトゥアラー(幌型車)

 

 こちらは同年代のもので、実際に次郎が乗った車(1919年モデルらしい)ではありません。が、なんと!今回のドラマ撮影で車考証をお願いした、涌井さんの素晴しいリサーチ力でイギリスに同車種を発見!なおかつ「赤」だったカラーリングを「黒」に塗装して頂いた、こだわりの一台なのです。この年代のものを今入手する価格としては割とリーズナブルだったそうですが、もちろん撮影ごとにレンタル料をお支払いし使用させて頂きました。しかし中学生でマイカーを乗り回すなんて、超が付くセレブですね〜。
次郎が当時所有したペイジとの違いは、ホイールが木製か金属製か、というところだそうです。撮影用に木目調だったスポーク(タイヤ内側の放射状の部品)を黒に塗装しています。

 第1回より ペイジ・グレンブルックを駆る神戸一中時代の次郎


[ベントレー / Bentley (イギリス車)]

 イギリス・ケンブリッジ留学時代の愛車。
 1924年型 W.O.Bentley 3, 4 1/2liter Speed Model (Vanden Plass)
 外装:グリーン 内装:グリーン革  SOHC4398t 4気筒 右ハンドル

 

 次郎が実際に乗っていたベントレー、実はこの車は現在日本にあるんです!
前述の涌井さんが数年前に購入されたもので、登録番号XT7471も次郎が乗っていた当時のまま!現在もちゃんと走ります!レースに出ることもあるそうです(※非売品)。
イギリス時代、次郎は他にブガッティも所有、レーシングクラブに所属しレースに参戦していたそうです。

 ちなみに、第1回のイギリスロケで使用したのは実際に次郎が乗ったベントレーではありません。
イギリスロケのベントレーはこちら↓


[ランチャ・ラムダ / Lancia (イタリア車)]

 1927年型 シリーズ7 ロング・シャシー・トゥアラー(幌型車)
 ホイールベース 3420mm  6人乗り 右ハンドル
 エンジン:14゜狭角V4気筒 SOHC2370t 59.4Hp/3250rpm
 ギアボックス:4段ノン・シンクロメッシュ 最高時速:115km/h

 

 次郎と正子の結婚祝いに、父・文平から贈られたイタリア車。
この時すでに文平の白洲商店は破産していましたが、当時日本に数台しか無かった高級車を二人のために用意したそうです。その心意気、親心&男前ですね!次郎が正子に指輪を贈る海でのシーンに登場しました。

外観は次郎所有のものとまったく同じで、エンジンの排気量が若干小さいとのこと。
劇中では逆光で分かりづらいですが、カラーリングは青です。
このランチャ・ラムダは三重県の所有者の方からお借りし、撮影しました。
撮影の際には栃木や千葉まで運搬しましたが、今ももちろん走行可能だそうです!
ちなみに、基本的には幌を開けて乗るのが次郎流なんだとか。


[吉田茂のロールス・ロイス / Rolls Royce(イギリス車)]

 こちらは故・吉田茂首相が実際に乗っていたロールス・ロイスです。
 1936年型 Rolls Royce 25/30Hp Sports Saloon (Hooper)
 外装:黒 内装:茶革 右ハンドル 排気量:4257cc 6気筒 O.H.V.

 

 ナンバープレートも当時のままだそうです。もちろんこちらも非売品。
ベントレー、ペイジと、このロールス・ロイスは涌井さんからお借りしました。


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