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イメージボード公開1 イメージボード&キャプション / 丹治匠

■第1回「カントリージェントルマンへの道」編

 映画?と見間違うほどの場面設定で展開する「白洲次郎」。超・こだわりのカメラワークとカット割りを決めた重要な要素が「イメージボード」。これまでNHKドラマでイメージボードをここまで作り込むことはありませんでした。イメージボードアーティスト丹治匠さんの渾身の作品を公開!

 また、そのシーンの本編からの映像も掲載いたしました。ぜひ、比べてご覧下さい!


白洲文平の大名行列

 大勢の手下を引き連れて、神戸の大通りをゆく文平のイメージ。番傘には「二十世紀の商人・白洲文平」の文字。文平のイメージが固まった後に、ロケ場所に合わせて新たに書いた一枚。ロケハンの写真を参考に風景を細かく書き込んでいき、実際の撮影を具体的に検討する。


次郎と正子

 次郎と正子の実際の写真をもとにしたイメージから、カメラがパーンするうちに晩年の正子へと時間軸が飛び、回想が始まるというオープニング。他とちょっと違うトーンで書いてみた。

 ケンブリッジ大学・クレアカレッジの前に立つ次郎。

 東洋人を驚いたように見る他の学生たち。それらに挑むような次郎の人間性を表現した。


ケンブリッジ大学・クレアカレッジの前に立つ次郎

 東洋人を驚いたように見る他の学生たち。それらに挑むような次郎の人間性を表現した。


父・白洲文平の最期

 文平の死はイメージボードを描くことによってアイデアが広がり、実際にあった小屋の中での死から、ドラマではコスモス畑での死という演出に変わった。


武相荘

 1941年12月、日本のハワイ・真珠湾攻撃により勃発した太平洋戦争。戦勝ムードの中、次郎はやがて訪れる敗戦と食糧危機を見越して、東京郊外の鶴川村に茅葺きの農家を購入し、一家は転居。武蔵と相模の国境に位置することから無愛想をもじって「武相荘」と名付けた。次郎は一切の仕事から退き、終戦まで農業に精を出した。


■丹治 匠(たんじ たくみ)プロフィール

 1974年福島県生まれ。東京藝術大学美術学部絵画科油絵専攻卒業。大学在学中からフリーの美術スタッフ、絵画制作としてさまざまな映画作品に参加。現在は、画コンテ制作、イメージボード制作、VFXアートディレクター、アニメーションの美術監督として、映画、テレビドラマ、アニメーションなどに関わっている。主な作品は、美術スタッフとして「CURE」「鮫肌男と桃尻女」「あずみ」「CASSHERN」「dolls」など。画コンテ制作として、「陽気なギャングが地球を回す」「シャカリキ!」など。画コンテ、イメージボード・VFXアートディレクターとして、「日本沈没」「西遊記」「隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS」など。新海誠監督のアニメーション作品「雲のむこう、約束の場所」「秒速5センチメートル」に美術監督として参加。

※このコーナーは、「NHKドラマスペシャル白洲次郎 UNKNOWN YEARS」(NHK出版)より一部文章を掲載しています。


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