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小中大(39)(阿部サダヲ)は、少しばかり名が売れた写真家、であったが、現在はお年寄り相手に遺影写真を撮ることで、どうにか食いつないでいる売れない写真家。そんな彼を明るく支えていた妻・直子(30)(佐藤江梨子)。しかし、結婚8年目の春、男はついに浮気をした。それがきっかけで、二人は離婚と相成った。ところが数日後、直子は娘の百々(7)を連れて家に戻ってきた。事情があり、同居をしたいというのだ。内心ヨリを戻したい大は、離婚同居を承諾する。「敬語で話すこと」「プライベートには立ち入らないこと」「公共のスペースは汚さないこと」という同居ルールのもと、3人の奇妙な同居生活が始まった。会話もなく、食器の音だけが響き渡る食卓はサスペンスなのかコメディなのか…。離婚後、次々と不幸が押し寄せてくる大とは対照的に、モデルとして人生の再スタートを切り、輝きを増してゆく直子。さらに、直子には新しい恋の相手が現れて…果たして大は、直子の気持ちを取り戻すことが出来るのか?!
漫画家の柏屋コッコです。
おかげ様で、今年の4月で漫画家20周年を迎える事が出来ました。
島根県安来市に生まれ、大山を見て野山で育った私が、東京で結婚し、漫画家として暮らしている不思議な縁。今は多くの人に支えられ、毎日楽しく慌しく過ぎ去る日々を過ごしています。
今回「離婚同居」がNHKでドラマ化になり、田舎の両親も、私事のように驚き喜んでいます。
そう言えば、今やっている朝ドラ「ゲゲゲの女房」の主人公、水木しげる先生の奥様も安来市ご出身だそうで、同じ時期にNHKでドラマになるなんて…と、自分勝手に不思議な縁を感じています。これからも皆さんを楽しませる事が出来る漫画を描いていきたいと思いますので、どうか柏屋コッコに期待と応援を宜しくお願いします。褒められると伸びる子なので、それを糧に頑張ります!!(40歳で子…、いいんです、そんな人間なんです!!)
「結婚したら片目をつむって相手を見ろ」などと言いますが、長年連れ添ううち夫は両目を閉じてしまい、妻は逆にしっかりと見開いてしまうのが、どうやら今も離婚への定石のようです。ここでひと昔前なら、“ガマン”とか“ニンタイ”が登場してくるわけですが、3組に1組が離婚する現代ではそうもいきません。「離婚」どころか「同居」までしてしまいます。このコロンブスの卵のような家庭のあり方は、案外今どきの“結婚”の理想と現実を見つめ直すトリガーになるんじゃないかと、原作を読んで興奮しました。「離婚」と「同居」というまったく性質の異なる現象をかけ合わせると、意外にも心温まる元夫婦の関係が見えてくるのです。さらに、なにゆえ人は性懲りもなく唯一のパートナーにこだわり、求めるのか。その普遍なる関係を掘り下げ、新たな絆のカタチを模索したドラマならではの醍醐味も、どうぞじっくりとお楽しみ下さい。
原作を読ませていただいた。突然妻から離婚届を突きつけられる夫。後日、夫はなぜか別れたはずの元妻と子供と同居する…。うわっ、面白い。ありそうでなかったコメディーだ。同居モノといえばラブコメの定番だ。しかも主演は阿部サダヲさんと佐藤江梨子さん!面白そうだ……。いや、面白くならないはずがない。ハードルは屋根まで上がった──。やばい。やばすぎる…。最初の脚本打合せで「これはコメディーではありません。悲劇です」などと馬鹿なことを言ってはみたが遅かった。このパワフルな企画は、勝手にどんどん膨らみ、転がっていった。原作コミックの細かい設定を変更させてもらった。連続ドラマとして、周囲の人物を追加させてもらった。永井大さん、東幹久さん、西田尚美さん、尾美としのりさん、魅力的で豪華な俳優さんたちに加わっていただいた。ハードルは天まで上がった。跳び越えるのは無理だ。ハードルの下を勢いだけでくぐり抜けて行こう……。
たった一言発したことで人から誤解されたり、逆に人を誤解したり…という経験はありませんか?私は毎日が、そんな事の連続です。時にはそれが面倒くさくなります。逆に、たった一言、”好き”や”ありがとう”と言えるだけで、一日一日がもっと楽しく、そして豊かになるのかもしれない、そんなことを考え始めたときに、原作の「離婚同居」に出会いました。阿部サダヲさん演じるドラマ版主人公の「小中大」は、たった一言を、佐藤江梨子さん演じる「直子」に言えずに奮闘(というより空回り)します。一番大切な人だからこそ、大切な一言が言えなかったり、誤解されたり。でも恥ずかしがらずに、そして諦めずにいれば、思いは伝わるのかもししれない…。このドラマを見て頂いた方に、そんなことをほんのりとでも感じて頂ければとても幸いです。
制作統括:田村文孝(NHK)・高城朝子
音楽:松本晃彦
監督:白井博(1話・5話)・菅原康洋(2話)・石井永二
撮影:川田正幸(バスク)
照明:清喜博二
VE:久米田俊裕
録音:島田隆雄
美術:仲前智治(トランスフォーマー)
スタイリスト:増井芳江(ビポスト)
メイク:大久保恵美子(おかもと技装)
ラインプロデューサー:河北穣・助監督・岸川正史・制作担当・新藤天朗
アシスタントプロデューサー:竹村悠・演技事務・田家正美