■ドラマの舞台
ヒロイン・波美の故郷、徳島県美波町は四国遍路88か所の第23番札所薬王寺の門前。毎年100万人を超えるお遍路さんが四国を訪れるといいますが、阿波は四国遍路のうちで「発心の道場」と呼ばれる歩き初めの地。阿波で志をたてたお遍路さんは、第23番薬王寺を後にして「修行の道場」と呼ばれる土佐へと向かうのです。
美波はまた、毎夏、アカウミガメが産卵のため上陸する地として知られています。この地では1950年代からアカウミガメの調査を行なっており、世界でも貴重な記録だといわれています。太平洋の北半球側では、日本が唯一のアカウミガメの繁殖地であり、ふ化した子亀は黒潮に乗って遠く北アメリカ大陸の沿岸まで行き、かの海で20〜30年過ごした後、生まれ故郷の日本をめざして自力で泳ぎ1万キロの大海原を渡ってくるといわれています。ウミガメは、このドラマの重要なモチーフになっています。
さらに徳島県から高知県にかけての太平洋岸は、1980年頃から地元の波乗り師たちが海と戯れてきた、知る人ぞ知るサーフポイントです。ヒロインの父もそんなサーファーの一人でした。
そして、ヒロインが雑誌編集の職を得る徳島市は、いわずと知れた阿波踊りの町。
こんなローカリティー豊かな舞台で、キャラクター豊かな登場人物たちが、ときに「笑い」の、ときに「涙」の賑やかなドラマを繰り広げます。どうぞ、お楽しみに。
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