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ハルとナツ 姉妹の役柄
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高倉ハル(9〜12歳)…斉藤奈々

 1925年、北海道の開拓農家に生まれる。兄がふたりに妹ひとり。冷害などで一家は困窮を極め、父の忠次が家族全員と弟の洋三夫婦とでブラジルに移住することを決断。が、神戸で妹ナツをひとり日本に残し出発することになるが、70年間もの別れになるとは全く思っていない。

 コーヒー園の契約労働者(コロノ)として、子どもながらに頑張り自分ひとりで野菜の畑も作る。妹ナツにブラジルから手紙を何通も出し続けるが、ナツからの手紙は、配属された農園が予定と変わり、一通も受けとることができない。

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高倉ナツ(7〜10歳)…志田未来

 姉のハルとは2つ違い。いとこにいじめられるのをハルにかばってもらうなど、仲がよい姉妹だった。ともにブラジル行きを楽しみにしていたが、出発直前の神戸での健康診断でトラホームとわかり、ひとり日本に残される。伯母にいじめられ家出したために、姉ハルからの手紙は手元に届くことはなかったが、ハルへの手紙は出し続けた。牛飼いの徳治にチーズ作りを習い、その牛を譲り受けることになる。ひとりで生きる強さを次第に身につけていくのだった。


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高倉ハル(16〜55歳)… 米倉涼子

 アメリカ人地主の土地を借りてのハル一家の綿作は順調に。が、突然の日米開戦で追放され、奥地の入植地へ行き着く。戦後、父の忠次が日本の敗戦を信じない「勝ち組」となり、ハルも翻弄される。結婚にも反対され、一生両親のもとで暮らさざるをえないとあきらめる。しかし、かつてのコロノ仲間の山下拓也がハルのところへ。ふたりは結婚し、菊作りを手がける。父の死をきっかけに、一家はサンパウロの近郊で本格的な菊栽培を始める。息子の達夫がブラジル人女性と結婚することに反対するが……。

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高倉(山辺)ナツ(14〜36歳)…仲間由紀恵

 戦争中も徳治から引き継いだ牛を守り続けた。終戦後すぐに得意のチーズ作りを再開。それを札幌の闇市で売り出しうまく当てる。チーズの客だった日系二世のアメリカ人、ジョージ原田にクッキー作りを教えてもらいお菓子作りへと転向、工場を立ち上げる。が、その矢先ジョージがアメリカに帰国。彼の子を身ごもっていたナツには大きなショックだった。しかし、営業能力にたける山辺康夫と手を組み工場を拡大。山辺と結婚し、子どもも産む。やがて、東京にまで進出、会社を成長させ、長年社長を務める。



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高倉ハル(80歳)…森光子

 ブラジルへ移住して70年、今や息子たち大家族と暮らしている。夫の拓也にも先立たれ、家族のすすめで初めて日本に帰国。日本の大学に留学する孫の大和とともに、生き別れの妹・ナツを捜し出し話し合うためだった。が、ようやく会えたナツは姉を強く拒否、親も姉も自分を捨てたのだと責める。折も折、ナツが出していた昔の手紙がブラジルで発見され、ナツの波乱万丈の様子を知ることになる。そして滞在するホテルを訪ねてきたナツと和解、お互いのこれまでを語り合うことになる。

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山辺ナツ(78歳)…野際陽子

 菓子業界の大手、北王製菓の社長。ふたりの息子には、それぞれに会社を与え、独立させたところである。それは、実はバブルの時代に息子たちがゴルフ場やリゾート施設など別業に手を広げ、今になって親会社の屋台骨を揺るがしていたからだった。そんな折、70年音信不通だった姉のハルが突然ブラジルから会いに来たが、邪険にしてしまう。しかし、戦前のハルの手紙を従姉妹から手に入れその苦労を知り、逆にハルを訪ね謝る。姉に対する長年のわだかまりがようやく消えていく。そして再び姉ハルと別れ別れになるが…。




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