
2007年12月16日放送
永禄4年9月10日。川中島での武田、上杉両軍の死闘はそのピークを迎えていた。軍勢を二手に分けて挟み討つ勘助(内野聖陽)の「啄木鳥(きつつき)の戦法」は宇佐美(緒形拳)によって見破られ、政虎(ガクト)率いる上杉軍は「車懸かりの戦法」で武田の本隊に襲い掛かった。信玄(市川亀治郎)は弟信繁、重臣諸角を失い、武田軍は崩壊の危機にあった。しかし、上杉本陣に向かっていた武田の別働隊が戦に参加すれば戦況は一気に逆転する。別働隊の復帰を信玄は本陣で待った。武田勢の予想以上の粘りに宇佐美は撤退を進言したが政虎は聞き入れず、自ら武田本陣に向かう。それを見た勘助も手勢を率いて突撃した。宇佐美は勘助に共に兵を引くよう叫ぶが鬼神と化した勘助は宇佐美に斬りかかる。一頭の白馬が乱戦を突き抜けて、信玄の本陣に向かった。政虎は、単騎本陣に飛び込み、信玄に太刀を振り下ろす…。
2007年12月9日放送
不思議な老婆・おふく(緑魔子)から明日、川中島に深い霧が出ると聞いた勘助(内野聖陽)は遂に動く時と判断した。全軍を二手に分け、一万二千の別働隊が、上杉軍が布陣する妻女山を背後から襲う。信玄(市川亀治郎)の率いる八千の本隊は麓で待ち構え、追い落とされた敵を別働隊とともに挟み討つ。これが勘助の立てた「啄木鳥の戦法」だった。しかし、その策は宇佐美(緒形拳)に見抜かれていた。しかも、宇佐美は明日、霧が出るという情報を同じようにおふくから得ていた。武田の籠もる海津城に飯炊きの煙が上がるのを見た政虎(ガクト)は敵が動くと確信する。深い霧の中、異変に気づいたのは武田の別働隊だった。奇襲のつもりで攻め入った妻女山がもぬけの殻だったのだ。朝を迎え、霧が晴れ始めた川中島で勘助は前方に信じられないものを見た。それは「車懸かりの戦法」で武田陣に殺到する上杉軍一万三千だった…。
2007年12月2日放送
永禄4年(1561)8月、政虎(Gackt:ガクト)率いる上杉軍は川中島に向けて出陣した。知らせを受けた信玄(市川亀治郎)は直ちに出陣を決意。勘助(内野聖陽)はリツ(前田亜季)に見送られ、いよいよ決戦に旅立つ。途上、勘助は諏訪に立ち寄った。由布姫(柴本幸)の一粒種・勝頼(池松壮亮)の初陣を墓前に報告するためだった。勘助はそこで由布の幻影を見た。由布は「いってはならぬ」と勘助の袖を引き、悲しげにかぶりをふった。勘助は張り切って現れた勝頼に、とっさに嘘をつき領内にとどめることとした。川中島では政虎は、敢えて武田領に深く入り込む形で妻女山に登り陣を布いていた。勘助は武田軍をおびきだそうという政虎の意図を見抜き、先制攻撃は不利と見、両軍はにらみ合いの形となった。対陣が二週間に及んだ9月9日、思いがけない知らせが届いた…。