2008年2月25日から
「ビーコのせいで私の人生はめちゃくちゃだ」──大阪に現れた清海(佐藤めぐみ)の突然の告白に驚く喜代美(貫地谷しほり)。東京に出たものの挫折続きで小浜に戻った清海は、本当は自分が草々(青木崇高)のそばにいるはずだった、との思いを消せずにいた。しかも実家の塗りばし製作所のために、知らない相手と見合いして結婚しなければならない、という。喜代美は衝撃を受けるが、何もしてやることができない。おりしも落語会の仕事で、喜代美は久々に小浜に里帰りすることになる。和田家では、正典(松重豊)の元で正平(橋本淳)が、塗りばしを作るようになっていた。素人とは思えぬその出来栄えに驚く喜代美だが、たまたま店に現れた秀臣(川平慈英)が正平の作ったはしを見て、「あの時と同じ」と謎の言葉を残して去る…。
2008年2月18日から
喜代美(貫地谷しほり)たち5人の弟子が落語会をやり遂げると同時に、草若(渡瀬恒彦)は息を引き取った。暖かい春の日に、草若の葬儀が行われる。かつて草若と共に四天王と呼ばれた柳宝、尊徳らが顔をそろえる中、最後の一人・漢五郎(芦屋小雁)も病身を押して葬儀に駆けつけ、皆の涙を誘う。だが草若の形見の宝くじがあと一歩で大当たりまで迫り、結局皆の笑いに包まれて葬儀は終わる。数日後、喜代美と草々(青木崇高)の元に、勇助(辻本祐樹)という弟子入り志願者の青年が現れる。大学の落研出身で落語への深い愛を語る勇助に、喜代美たちはすっかり心をつかまれる。ただ一人認めようとしない草々も、勇助が両親を亡くしているという話を聞いたとたん、涙ながらに弟子入りを許してしまう。数日後、勇助は内弟子部屋に引っ越してきて修業を始めた。おかみさんとして張り切る喜代美だが…。
2008年2月11日から
草若(渡瀬恒彦)の命があとわずかであることを知らされた喜代美(貫地谷しほり)たち。草若は病を押して「地獄八景(じごくばっけい)」を演じる。そして次の天狗座公演でこのネタを、草々(青木崇高)、草原(桂吉弥)、小草若(茂山宗彦)、四草(加藤虎ノ介)の四人で分けて演じてほしい、喜代美にはその前座で創作落語をしてほしい、と頼む。早速それぞれのけいこに励む弟子たち。喜代美は創作落語のネタ作りをしつつ、幼いころの正太郎(米倉斉加年)との触れ合いや落語との出会いを思い出す。一方、草若も今までの喜代美との思い出を、糸子(和久井映見)や小次郎(京本政樹)、奈津子(原沙知絵)らと語らう。ずっと喜代美を追い続けてよかった、と話す奈津子に、草若は「徒然亭若狭がどんな落語家になっていくかを最後まで見守って、書き残してください」と頼む…。
2008年2月4日から
自分の落語に自信がもてない喜代美(貫地谷しほり)は草若(渡瀬恒彦)に相談するが、なぜか「創作落語をやってみたらどうか」と言われてしまう。草若の真意を測りかねる喜代美。草々(青木崇高)に聞いても「一門では誰もやったことがない」と言うばかり。一方、草若の容態が気になる糸子(和久井映見)が大阪に訪ねてきて、当分ここにいる、と言いだす。翌日から草若は突然、落語の大ネタ「地獄八景(じごくばっけい)」のけこに励み出す。そのあまりの面白さに喜代美はいつか教えてほしい、と頼むが、草若は「お前には教えられない」とにべもない。しかもそろそろ離れから出て、ほかに住むところを探してほしい、と言う。師匠の不可解な言動に、喜代美はついに見放されたのでは、と思いこんでしまう。ある日草若は弟子全員を集めて、大阪に落語の常打ち小屋を改めて作りたい、と言いだす。…。