十兵衛の父で、将軍家の剣術指南役から大名たちを監察する幕府の総目付にのし上がる。寛永11年の石高は6千石。あと4千石あれば大名の席に列するとあって、出世への鼻息は荒い。政(まつりごと)のためなら非道も辞さずという精神が何かと十兵衛とぶつかるが、これも柳生家を十兵衛の代まで磐石なものにするための宗矩なりのやり方である。
家光と将軍の座を争った徳川忠長(駿河大納言)の剣術指南役だったが、忠長が自害に追い込まれて浪人の身となる。家光への遺恨甚だしく、保科正之(家光の腹違いの弟)を将軍に立てて新幕府を作ろうと陰謀を巡らし、反乱分子の中心人物として暗躍する。
十兵衛にまとわりつく、謎の女。実は、出羽忍び衆のくノ一。鳥居左京亮に仕え、幕府転覆を阻止しようとする柳生十兵衛を観察する任務につく。しかし、十兵衛の人柄に惚れるとともに鳥居のやり口に不信感が募り、忍の掟を破ることもしばしば。ここぞという時に、十兵衛に貴重な情報をもたらす。
幕府留守居役で出羽を所領とする譜代大名。徳川幕府の創設に尽力したにも関わらず、家光の代になって疎まれるようになり、戸田勘解由と組んで政権奪取を図ろうとする黒幕的存在。とはいえ、自分の逃げ道だけは確保しようとする。
歴史的事件として知られる「由比正雪の乱」を後に引き起こす人物。戸田勘解由と同じく、元は駿河大納言に仕えた浪人。軍学を学び勘解由の参謀として陰謀に加わるも、事成就せず次なる機会に再起をかけようとする。
十兵衛のお供をする伊賀忍者。伊賀は山ひとつ越えれば大和に出る近さから、柳生家とも縁が深い。主家・宗矩への忠節と幕府を守るという大役に矜持を持ち、老僕とはいえ十兵衛の片腕として存分に情報収集能力を発揮する。
寛平とともに十兵衛をお供する若き伊賀忍者。主の十兵衛をもクールに見つめ、自分たちが行っている人斬りのような仕儀に疑問を持つが、寛平やかえでの助言から十兵衛の奥深い人間性を知るようになる。
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