プロデューサーのことば…飯島敏宏
戦後60年、「団塊の世代」と呼ばれる大多数のサラリーマンが、定年を迎えようとしています。そして、膨大に膨れ上がった東京郊外の住宅圏が、少子高齢化の波を受けて曲がり角に差し掛かっています。「団塊の家族」の住む町に、異変が起こっているのです。
三世代同居が普通だった「大家族」から飛び出して、開発された「理想の町」に我が家を築いた「核家族」たちが、子育てを終わり、あらためて「家族とは」の問題に直面したのです。
昭和20年生まれの主人公・等々力勝利が、サラリーマン人生の終わりに思い描いた「理想の生活」は、健康維持と知的な自己研鑽、そしてなによりも、新築二世帯住宅の中庭に作った「パティオ」での、息子や孫たちに囲まれた家族団欒の日々でした。しかし・・・
「この町は、不便で、住みにくい、故郷というには程遠い町だ」と息子たちに同居を拒まれて、主人公は初めて「わが町」と対面します。
「核家族」の壁を取り払って、「外に広がる家族を」と提唱する、大定年時代の新しいホームドラマです。 |