第1回「新米弁護士は60歳」
60代の新米弁護士、徳永源太郎(渡哲也)、堺田春樹(石坂浩二)、岡村重勝(地井武男)の3人が司法修習を終えた記念すべき日の帰り道、乗り合わせた電車の中で女の悲鳴を聞いた。「痴漢です!警察を呼んで!」。徳永たちは痴漢などやっていないと主張するマンモス電機のエリート社員・土井猛(鶴見辰吾)を警察に引き渡した。その夜、被害者の女性・及川玲子(黒木瞳)からかかってきた電話が、弁護士としての初仕事となる。依頼人の玲子は相手の男に損害賠償を求めて闘うと主張。その請求額は、「一円」。金銭が目的なのでなく、男にちゃんと謝ってもらいたいのだと言う。夫と離婚し、娘を失ってしまった過去を持つ玲子は、泣き寝入りだけはしたくないとの思いを源太郎に伝えた。玲子の執念にただならぬものを感じる源太郎は、この前代未聞の訴訟を引き受ける…。 |