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「お好み焼き屋のしのぶちゃんに学校の先生なんかやれんのかぁ」と野次られたお返しに、田中(中村大樹)をぐりぐりと痛い目に合わせたしのぶセンセ。田中たち仲良し四人組のひとり・上原(菅原さくら)などはあからさまな反発を示すが,他の子たちも異口同音に不安を表明する。「がさつそうだな」「六年やていうのに不安になってきた」ところがどこ吹く風といった様子で、しのぶセンセは早速「自己紹介を兼ねての作文」を課題として言い渡す。その場でブーイングしながらも手をつけ始める子供たち。「自分のこと、家族のこと、今こだわっていること、なんでもいいから」というしのぶセンセ。しかしひとりだけうつむいたままの生徒がいた……
お好み焼き屋「たけうち」では相変わらず明るいうちから酒盛りが行われている。特に今日は就職祝いの宴会とあっていつにもましてなじみの客が揃っているところに、幼馴じみの新藤(細見大輔)も玉造署に刑事として配属されたと報告にやってきて、一気に座が盛り上がる。
そこへ「しのぶちゃん、今日は食べ放題か?」と冷やかしにきたのは田中と原田(尾崎光洋)。
「先生やいうてるやろ」としのぶが言っても、初日から遅刻したとあってはあまり説得力も無く、ふたりに「先生」と 呼ばせるにはまだ少々時間がかかりそうだ。そんな二人に早速しのぶは、白紙で作文を書いた中西雄太(熊淵 卓)はどんな生徒か、と尋ねるが二人の答えはどうも要領を得ない。
翌日中西家を尋ねたしのぶ。美しい風貌の母親(黒田福美)には、どこかしか疲労の色があるのが気になったがとりあえず、雄太に会って帰ろうとするしのぶ。ところが雄太の部屋にはすでに先客がいた。例の仲良し四人組みである。しのぶの顔を見てそそくさと帰る四人組。裕福な家にも関わらず、部屋には食べ残しのレトルト食品などのごみがあり、どこか違和感をおぼえるしのぶ。しかし雄太は作文を白紙で出したことにも別段深い理由があるわけでもなく、ただ考えていると時間が無くなってしまっただけだと言う。階下ではいつのまにか帰宅していた父親(中西良太)と母親の言い争う声が聞こえ、帰るタイミングを計りかねてしまうしのぶ。そこへ姉(水瀬亜梨沙)が学校から帰ってくる。「失礼します」との挨拶もそこそこに中西家を後にしたしのぶだが、本能的に不穏な空気を感じ逆戻りすると、玄関ホールの飼い犬の鳴き声に、母親がはじかれたように玄関に飛び出してきた。
「利弘っ!」 そこにいるのが利弘ではなくしのぶだったのを目にしてうろたえる母親の表情からしのぶは雄太の弟・利弘(加藤健太郎)の身に何かが起こったことを悟った。
利弘は誘拐されていたのだ!
利弘を誘拐した犯人とは?
「身代金をもって観覧車に乗れ」という指示の真意は?
そして、しのぶセンセは犯人をつきとめられるのか?
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