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リーダーはかくあるべし!先見性を持ち、情愛にあふれ、思いやりがあり、できの悪い部下ほど可愛がり、 驕らず、自らの限界を知って、部下に権限をゆだね、その不始末の責任はきっちり自分で取る。強きをくじき弱きをたすける、男の中の男、庶民のヒーロー。ご存知清水の次郎長の、胸のすくような半生記。
みどころ

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脚本家のことば…ジェームス三木

 脚本執筆前に山本一力さんと会食した。作品の内容についての話はほとんどなく、談論風発といった感じで、飾り気のない楽しい人柄に共感を覚えた。

 「小説家と脚本家のいちばんの違いは何だと思いますか?」

 「さあ」

 「脚本家は製作予算を考えながら、書かなければならないんですよ」

 「ほう」

 山本さんは目を丸くして、気の毒そうに私を見た。

 テレビで見る山本さんの会話力に感心していた私は、ぜひナレーションをやってくださいと頼んだが、意外にシャイな人らしく、それは実らなかった。




制作にあたって…一柳邦久(エクゼクティブ・プロデューサー)

 次郎長以上に力をもった侠客は幾人もいたと思います。では次郎長のユニークさはどこにあるのでしょうか。それは次郎長が「東海遊侠伝」を著して(養子の天田五郎に口述筆記させ)、渡世人の世界を初めて開陳し、そこに豊かな人間的営みがなされていることを世間に堂々と主張したことにあると思います。

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 もし次郎長が「東海遊侠伝」を出さなかったら、明治以降、講談、浪曲、映画、テレビでこれほど盛んに侠客ものが取り上げられることはなかったでしょう。次郎長は実に懐の深い、スケールの大きな興味の尽きない人物です。次郎長とお蝶や子分たち、敵を含めた次郎長を取り巻く人々の生き生きとした人間模様を存分に描き出したいと思います。




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演出にあたって…富沢正幸

 このドラマの主人公は格好いいヒーローではありません。5歳のわんぱく盛りに養子に出され、人一倍家族に執着した次郎長は、一体どんな事情で愛する人たちと別れ、やくざ渡世という不条理世界に飛び込んだのでしょうか。日毎夜毎失ったものの大きさを噛みしめ、生きる道を必死に探し続ける次郎長。ご存知次郎長に重ねて、まだ語られていない人間臭さ溢れる清水の次郎長を描きたいと思います。



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