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スタッフから

作者からのことば

「ダイヤモンドの恋」に寄せて…田渕久美子

 「田渕さんは更年期ですからね」

 三年程前、体を診ていただいていた整体の先生(今回資料提供してくださった岡島瑞徳氏)に、それまでとは違う体の不調を訴えた折り、返された言葉でした。

 これには大ショック!まさに、このドラマの主人公麗子と同じく、「私が更年期?!冗談じゃないわよ!」というところでしょうか。

 更年期は女が失われること、そして、老いてしまうこと。また多かれ少なかれ、体に変調をきたし、人によってはその苦しみは生きる気力を失わせてしまうほどの女の一大事−世間の例に漏れず、私もまたそういう観念にとらわれていたのでしょう。しかし、果たしてそうなのだろうか、と、そこから私の更年期への探求(?)が始まりました。そして、結果得た答え、それは、「更年期とは、これまでに抱え込んだ無理やゆがみを大掃除して、次なるステップに進もうという体の自然な姿である」ということでした。また、女が生殖という役割から解放されて、まさに女として人として生きるためのステップでもある、ということ。そして、体の大掃除ならば、心にとっても大掃除のはず。これまで乗り越えられないでいたコンプレックスや、恐怖や寂しさや悲しみ、それらを清算して、本当に成熟した人間として、そしてなにより、女として生き始めるための準備として更年期をとらえることもできるのではないだろうか、とも考えました。

 そんな私の思いがこのドラマを作らせました。主人公麗子が更年期と向き合い、周囲の協力を得てそれを越えていく様を、また、若いエネルギーをぶつけ合う恋愛とは違う、自立してこそわかる成熟した男女の恋愛を、是非お楽しみください。




制作統括のことば

第2の人生にエールを!…一井久司(チーフ・プロデューサー)

 今、「若年性更年期障害」という言葉が雑誌などの見出しになり、話題に上ることが多くなっています。8月からの夜ドラでは、若くして更年期を迎えた女性をヒロインとして描いていきます。このように表現すると、たいへんシリアスな夜ドラが始まるのではないかと、思われるかもしれません。ところがこのテーマを、作家の田渕久美子さんが、ヒロインの恋を絡めながら、非常に明るく、テンポ豊かで、感動的な脚本に仕上げてくれました。

 ヒロインを演じるのは、浅野温子さん。そのパワフルなキャラクターは、女性が、ある年齢にさしかかった時期を前向きに乗り越え、そして新しい考え方、生き方を、悲喜こもごもの中に見つけていくヒロインを軽快に演じてくれます。

 女性のみなさんには、元気とパワーと明日を生きる活力を、世の男性には、母を妻を恋人を優しく見つめる暖かさを感じさせるような、新しいタイプの夜ドラ「ダイヤモンドの恋」を、ぜひじっくり楽しんでください。




演出のことば

感動的でギャグ満載…本木一博

 更年期と、ジュエリーと、遺跡の発掘とで、恋のドラマを作る。しかも、コメディタッチで。私には、目でピーナッツを噛みながら、逆立ちして、ジュース一気飲みする、という風に聞こえました。到底成立しない…。どこか遠くへ逃げようか…との思いも一瞬、頭をよぎりました。正直な話…。それくらいまったくバラバラなテーマなのですが、あら不思議(死語)!田渕さんの手にかかると、見事に立体的なドラマに仕上がっています。感動的でギャグ満載という、普通では両立し得ない面白さ。しかも、ジュエリー関係の皆さんや桜井市の皆さんの全面的なご協力によって、ドラマのスケールも内容も、どんどん濃く、深く、大きく育っています。出演者は完璧の布陣。スタッフも気合横溢!あとは演出が…。




『しあわせ』…「ダイヤモンドの恋」オリジナル・エンディングテーマ曲

作詞・作曲:川江美奈子 編曲:武部聡志 唄:川江美奈子

川江美奈子プロフィール…東京生まれ。92年アカペラグループ「TRY-TONE」を結成し、プロデビュー。グループ脱退後、中森明菜、松本英子等への楽曲提供、一青窈のBacking Vocalなどの活動を展開し、04年「願い唄」でソロ・メジャーデビュー。最近では、中島美嘉のシングル「桜色舞うころ」の作詞・作曲も手がけ、これからの活躍が大いに期待されているアーチストである。TVドラマのテーマを手がけるのは、今回が初めて。



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若くして更年期を迎えたヒロインの心に、いま、ふたたびダイヤモンドの輝きが…。