特派員のソウル・レポート | 赤と黒

【韓国の芸能情報や、ソウルの若者文化についてお届けします】

 このコーナーでは、「赤と黒」を中心とした韓国の芸能情報や、韓国の若者文化など、ドラマがわかる・楽しくなるコラムをお届けしていきます。現地特派員による鮮度の高い情報に、ぜひご期待ください。

ツアーの合間に1日で回る!「赤と黒」ソウル近辺のロケ地めぐり

 高麗大学大学院に留学中の韓流ジャーナリスト、ナカヅミです!

 皆さまと一緒に楽しんできた「赤と黒」も、来週の最終回を残すのみとなりました。韓国ドラマにどっぷりハマった後は、なぜか必ず「ドラマのロケ地に行ってみたい!」となってしまうものなのですが、皆さんはいかがでしょうか。

 ゴヌクがいないのはわかっていても、ゴヌクの歩いたあの道を歩いてみたい。テソンの座っていたあのベンチに座ってみたい…そうお感じになりませんか?

 というわけで、「私もソウルに行ってゴヌクの思い出にひたってみたい!」という皆様のために、今回は【1日で回れる「赤と黒」のロケ地巡り】と題して、ソウル近郊のロケ地をご案内いたします!

 韓国へは2泊3日のパッケージ旅行で訪れる方が多いので、フリー滞在の1日で、ささっと、しかし、どっぷり(笑)回れるように、主要なロケ地を経路順にまとめてご紹介します。



ツアーは明洞からスタート!まずはゴヌクの家へ…

 「ツアー旅行は明洞に宿を取ることが多いだろう」

 ということで、ロケ地巡りのスタート地点は明洞とします。そしてロケ地その1は、いきなりゴヌクの部屋です!

 …と、その前に。まずはソルロンタンで腹ごしらえをしましょう。ソルロンタンは第10話で、テソンから(ワイシャツ姿のまま)締め出されてしまったジェインが、迎えに来たゴヌクと一緒に食事をするシーンに出てきますね。

 実際に、ソルロンタンは朝ごはんとして食べることが多いんです。明洞には有名なソルロンタン屋さんが何軒もあるので、ハードな1日のスタート前に、しっかり朝ごはんを食べておいてください。

 その際はゴヌクと同じように、スープの中にいきなりご飯を全部入れてしまってください。そこにお好みで塩を入れるか、オキアミの塩辛で味を調節。薄めの味付けで食べると、付け合わせのキムチとカクトゥギ(大根キムチ)の味で、更に美味しく食べられますよ。

 せっかく韓国に来たわけですから、朝食はゴヌクと同じソルロンタンを、ゴヌクと同じ食べ方で召し上がってみてください。これもロケ地ツアーの大事なポイントです(笑)


 …さて、腹ごしらえはこの辺で。お待ちかねのゴヌクの部屋からスタートしましょう。

 明洞の真ん中にある大きな教会「明洞聖堂(ミョンドンソンダン)」の入り口を背に、まず右側へと進みます。そしてひとつ目の交差点を右折、そのまま道なりに進むと…見えてきました。あの階段、あの部屋です!(冒頭の写真もご参考くださいね~)

 「ああ、ここでナムギルssiが撮影したんだ!!!」

 と思うと、昼間でもマイナス5度の気温もなんのその!ですね(と言っても、ホント寒いんですが・・・笑)。

 ちなみにこのゴヌクの部屋ですが、この建物で撮影されたのは外観のみで、室内のシーンはセットで撮られています。実際は写真スタジオとして使われている建物なので、中を見る必要はありませんし、中に入ることもできません。中に入ろうとするとトラブルの元になるため、絶対におやめくださいね。

 このあとも行かなきゃいけない場所が沢山なので、さっと記念撮影を済ませて次のロケ地へとタクシーで移動します。坂道を戻って、韓国版タイ焼きの「プンオパン」や「ケランパン」などを買い込みつつ、通りの向こうに渡ってからタクシーに乗りましょう。


★★ ゴヌクの家近くにある【明洞聖堂】へは…

★★ 서울시 중구 명동2가1

★★ と書いてタクシーの運転手さんに渡しましょう!



ジェインとウォニンの住む町、弘大。

 次はジェインとウォニンの住む町、弘大(ホンデ)へと向かいます。タクシーの運転手さんに、ジェインの家の近くのカレー屋さん(마포구창전동6-129)の住所を見せて、ナビに入れてもらってください。ロケ地の手前に駐めてくれるはずです。

 最近のタクシーは全てナビ付きなので、言葉がわからなくても、住所を見せればナビに入れてくれるので、ほぼ間違いなく目的地に着くようになっています。

 明洞から弘大のジェインの家までは、20分ほど。さっき買ったプンオパンを食べながら、周りの景色を見ていればあっという間に着いちゃいます。

 タクシーを降りたら、通りの向こう側に渡ってください。目の前の道を入って少し歩くと急な階段があります。そう、この階段が「焼酎を飲みすぎたジェインが寝てしまったところ」です!

 それを見たゴヌクが、ジェインのかばんからハンカチを出し(頭が痛くならないように)寄りかからせてあげたり、携帯のアラームをセットしたりする…そんな思い出のシーンが撮られたのが、この場所です。せっかくの思い出の階段まで来たわけですから、階段の途中で(ジェインのふりをして)座ってみたりして、記念撮影をしないと勿体ない!ですね。ぜひぜひ、ジェイン気分を満喫しましょう。

 そしてこの階段を上り切って、すぐ左にあるのが、ジェインとウォニが住んでいたアパートです。階段を上ると本当にジェインのアパートがある、というロケーションに感動されることと思います。

 ちなみにこの界隈はけっこう人が多いので、住民の方に怪しまれないように&迷惑をかけないように、気を配って満喫してください(笑)。


 そして豆知識ですが、さきほどのカレー屋さんの前まで戻り、通りの中に入って行くと、弘大名物?のスイーツ通りに入ります。

 フォンダン・ショコラの専門店やチョコレート専門店、その先にもめちゃくちゃ美味しいケーキ屋さんが何軒もありますので、時間があればティータイムを楽しんでみてください。今をときめくグンちゃんこと、チャン・グンソクさん主演のドラマ「メリは外出中」も弘大が舞台なので、韓国ドラマファンには見どころ満点です!


★★ 【ジェインとウォニの住む町】へは…

★★ 마포구창전동6-129

★★ と書いてタクシーの運転手さんに渡しましょう! ロケ地の手前に駐めてくれるはずです。



ヘシングループの本社へ乗り込む!

 まだまだ続く、「赤と黒」ソウル1日ロケ地巡り!

 道草を食っていては日が暮れてしまいます(笑)

 ふたたびタクシーに乗って、地下鉄2番線の三成駅(サムソンヨク)近くの「ポスコビルディン」に行きましょう。ソウルの左端から右端まで移動するので、ちょっと時間がかかります。タクシー代は2万ウォンぐらいと少し高めです。なので、時間のある人は地下鉄でもいいと思います。

 ポスコビルディン、正式名称はポスコセンターですが、タクシーの運転手さんには「ポスコビルディン」と住所を見せれば通じるはずです。

 このツインビルこそ、「海神(ヘシン)」グループ本社ビルとして使われたビルです。このポスコビルディンに正面から入ると、まず目を引くのが大きな筒状の水槽に入った熱帯魚。よく見るとサメまでいます。このロビーはテソンが警備員に門前払いされたり、ゴヌクが通勤するシーンなどに沢山使われていましたね。

 そして正面から入ってすぐ左には、シン夫人のギャラリーとして使われたアートミュージアムがあります。実際に無料のギャラリーとしてモダンアートの展示をしていますので、ジェインの仕事の雰囲気や、シン夫人の仕事ぶり(?)を味わうことができます。ドラマの中の登場人物になった気分ですね。

 ここは夕方には閉まってしまいますので、中を見たい方はお急ぎください。また、日によってはイベントやコンサートなどが開かれており、招待客しか入れないこともありますのでご注意を。

 ちなみにビルは2棟に分かれていて、韓国トップクラスの大会社が入居しています。颯爽と歩く韓国のエリート達を見ることができますが、テソンやゴヌクのようなイケメンにはなかなかお目にかかれません…のであしからず。いや、あんなイケメンが街中にいたらいたで困りますが(笑)

 ちなみに「ポスコビルディン」のロビー自体は出入り自由で、また一帯にはアートギャラリーや小さな公園のようなものもあります。なのでロビーに入って水槽を見たり、ベンチなどで普通に休憩しても構いませんが、一般企業のオフィスなどに迷い込んでしまわないよう、建物の中に入ったり、写真を撮る際には、警備員さんの指示に必ず従ってくださいね。

 …そうそう、大事なことを忘れていました。このビルの正面出口を出て、右に曲がった角にあるベンチが、テソンが座っていたベンチです。何をしてもうまくいかないテソンが、死んでしまったソニョンを想い、座っているシーンに使われました。

 そしてこのビルの前の横断歩道を渡ったところにあるバス停が、ゴヌクがウォニと一緒にいたバス停です。ゴヌクがこのバス停で、ずっと見上げていたのは、この、ヘシングループの本社ビルなんですね。


★★ 【ヘシングループ本社】へは…

★★ 강남구대치동

★★ と書いてタクシーの運転手さんに渡しましょう!

★★ 地下鉄で向かわれる方は、地下鉄2番線の

★★ 三成駅(サムソンヨク)4番出口を出てまっすぐ歩くと、すぐにビルが見えます!



ジェインとゴヌクのコーヒーショップへ

 ここまでで既に半日は使っていると思うのですが、まだお時間はありますでしょうか(笑)

 まだある!まだ行く!という方は、このポスコビルから、タクシーで10分ほど行ったところに、ジェインがゴヌクに(ヘシングループの御曹司だと勘違いして)コーヒーをかけたコーヒーショップ(서초구서초동1316-5)があります。

 このジェインのちょっとした野心から、ゴヌクとの関係がスタートしたんですね。ここは普通のコーヒーショップですので、コーヒーを買って外で記念撮影!が良いと思います。

 続いて再びタクシーで、ガラスの仮面のことで涙するジェインに、ゴヌクが思わずキスをする場所へ向かいましょう。清潭洞(チョンダムドン)の高級ブランドの路面店が並ぶ通り(서울시 강남구 청담동99-17)がそのロケ地です。


 そして最後に、モネがジェインに「ゴヌクはお兄さんではなく、私が好きな人なの」と告白する高級レストランへ立ち寄りましょう!

 …ということでタクシーをすっ飛ばしながら「素敵な夜景と豪華なディナーを楽しみつつ、このロケ地巡りを締めくくろう…」と記事の構成を考えていたのですが、お店まで行ってみたところ、まさかの改装中!

 このレストランは、漢江(ハンガン)の岸辺に建っているので、近くを通るタクシーはいません。どうやって川岸に戻ろうかと困り果てていたところ、ウォーキングを楽しんでいる人がたまたま通りがかり、そのまま後ろにくっついていって、無事に大通りへと戻れたのでした。あ~びっくりした!

 というわけで、このレストランはご紹介いたしません(笑)。ロケ地巡りでこのレストランを探していらっしゃる方は、ご注意くださいね。


★★ 【ジェインとゴヌクのコーヒーショップ】へは…

★★ 서초구서초동1316-5

★★ 【ジェインにゴヌクが思わずキスをする場所】へは…

★★ 서울시 강남구 청담동99-17

★★ と書いてタクシーの運転手さんに渡しましょう!



いかがでしたでしょうか?

 1日で回る「赤と黒」のロケ地巡りガイド。いかがでしたでしょうか?

 ラストを飾るリッチなディナーの写真が撮れず、ちょっとがっかりな終わり方でしたが(笑)、改めて「赤と黒」の魅力を噛みしめることのできる、素敵な小旅行でした。みなさんもソウルにお越しになった際は、ゴヌクやジェインの思い出をたどってみてくださいね。


 そして最後に。

 このソウルレポートも最終回ということで、皆様にご挨拶とお礼を申し上げたいと思います。いままで8回にわたり、ソウルレポートを読んでいただきまして、本当にありがとうございました。

 これまで、「韓流なんて!」と眉をひそめていた人も多いかと思いますが、何かのきっかけで見ていただければ、「赤と黒」のように、どっぷりハマりこめる面白いドラマもあります。

 日本では流行のK-POPばかりがメディアに採り上げられますが、疲れた日本人の心にスーッと入りこむバラード曲など、韓国のエンターテイメントはまだまだ奥が深いです。是非これからも、見たり聞いたり、試したりしてみて下さい。きっと、大好きになる何かに出会えると思います。そんなお力添えが少しでも出来ていたら、このコラムを書いた甲斐がありました。


 そして私事で恐縮ですが、高麗大学への留学が終了した後も、ソウルに残って、なかなか上達しない韓国語の勉強を続けることにしました。同時並行で韓流ジャーナリストとして活動していますので、また新聞や雑誌で、私の名前を目にされることがあるかもしれません。その際はぜひ「あっ、ソウルレポートの人だな」と思い出していただけると嬉しいです。


 7月には、待ちに待ったキム・ナムギルさんが除隊して、芸能界に戻ってきます。生(!)ナムギルさんを見られるまで、もう少しです。そして来年はジェウクさんも除隊ですので、「2人のテソン」をこの目で見ることが出来るかも知れません。そんな日を夢見て、何度も「赤と黒」を見て待ちましょう。

 本当に、今までありがとうございました!

(おわり)