2010年02月04日 (木)土曜時代劇『咲くやこの花』 順軒が気になります。


このドラマでは、長屋や嵐雪堂など出てくる場所が限られていますし、登場人物もレギュラーメンバーが決まってきています。その絞られたメンバー、絞られた空間の中で濃密なやり取りがなされていますね。

でも4話目にして一人、気になる人物が登場しました。

百敷屋の若旦那 本名 順之助。号を順軒。和歌、とりわけ百人一首が大好きで自分では雅だと思っている。ゆえに本名を呼ばれるとものすごく怒るようです。

順軒に関してはドラマ上、求められている役割が道化といいますか。今までのペースを乱す人として強力なパワーをシーンの中に吹き込む役割が常に求められる形でシナリオが書かれています。
このドラマの特徴として細かく散りばめられた伏線を含んだ、緻密な会話劇だということが言えると思うのですが、順軒に関しては、同じ台詞を言うのでも現場で特異な動きを求められたり、今までの登場人物にはない味付けを求められるキャラクターでした。レギュラーメンバーが住まう池の安定した水面に大きな岩でも投げ込むような効果を狙っているとでもいいましょうか。

今までのこのドラマの登場人物たちとはある種違ったものが、順軒には期待されている、それはシナリオを読んだスタッフ誰もが思ったこと。しかも4話目からの初登場のキャラクター。順軒 演じる内田滋さんにはリハーサルからプレッシャーがかかっていたことは間違いありません。
さてどんな第一声で入るのか。ことにあの百人一首の歌をもじった「替え歌」をどんなトーンで語られるのか。
第4話目はまずこんな「替え歌」でした。


君がため 漬物屋に来て 若菜買う わが衣手に 銭はたんまり


(あえて百人一首のどの歌が元かは申しません。興味のある方は、ぜひもとの歌を探してみて下さい。そしてこれからもこの「替え歌」は順軒の心情に合わせて出てきますので、お楽しみに!)

実は、リハーサル一発目であのキャラクターになりました。

あとで、ご本人から伺ったところでは、「かなりの冒険だった」そうで。「リアルな感じでやるべきか、でもスベったら怖いしな」という思いだったそうです。

思い切ってあの甲高い感じで第一声を発したところ、稽古場が静まりかえりました。なんだかみんながキョトンとしていました。

その場に居合わせた人々おのおのがシナリオから想像した順軒像とは一致していなかったのでしょうね。まさかあんな感じになるとは。

しばらくの沈黙が続いた後、監督が「いいじゃない!」と一言。その一言で稽古場から少しずつ笑いが漏れ出して。めでたくあの順軒のキャラクターが決まったのでした。

これから順軒は毎回、お決まりのギャグや「替え歌」をひっさげて登場します。是非、愛して頂きたい登場人物です。どうぞこれからもごひいきに。


ではこの項の最後はクイズで締めたいと思います。正解したからといって何かある訳ではないのですが。


Qこいを見初めた順軒は何かと理由をつけてはこいのいるただみ屋に押しかけます。
ただ大店の若旦那がそんなところにしょっちゅう来るのも変だと思ったのでしょうか、なんだか訳の分からぬ理由を毎回述べます。

さて、第5話目でただみ屋にあらわれる順軒が来た理由として彼が語るのはどんな理由でしょうか。3択です。

(1)強い風に吹かれてきてみたら、ただみ屋の前だった。
(2)手元からみかんが転がってそれを追いかけてきたらただみ屋の前だった。
(3)おいしそうな漬物の香りがするので、どこの店かと日本橋からその香りのもとを
辿ってきたらただみ屋だった。

さて、どんな理由で順軒はただみ屋を訪れるのでしょうか。 正解はON AIRをチェックして頂ければ幸甚です。


咲くやこの花 第5回 『来ぬ人を』
BSハイビジョンは 2月5日(金) 午後6時から先行放送。
NHK総合は     2月6日(土) 午後7時30分からの放送です。

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咲くやこの花 http://www.nhk.or.jp/jidaigeki/sakuya/

投稿者:スタッフ | 投稿時間:10:30
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