最終話までご覧いただき、ありがとうございました。チーフ演出の津田です。
放送当初から皆さまから多くのコメントを頂きまして、本当にこのドラマを作ることが出来て良かったと思いました。皆さんの温かい声に支えられ、最後まで無事に放送することができました。ありがとうございました。
最後のブログに何を書こうかあれこれ迷っていたのですが、ラストシーンについて書こうと思います。
クランクアップの日、最後に撮ったシーンが「トルコ行進曲」のシーンでした。
連日撮影をしながらのラストシーン準備、楽譜が完成したのも直前でしたが、出演者の皆さんをはじめ、照明の色やカメラのアングル、花の飾りなど、技術、美術スタッフが知恵を出し合い、ラストシーンを作ることができました。ミュージカルのような楽しいシーンにしたいなと思っていました。
ミホさん発案の程よく壮大で温かな夢。エッセイを読んだ時から素敵な話だなぁと思っていましたが、映像におこしてみたら、こんなに多幸感が溢れるなんて…！と撮影中にモニターを見ながら思っていました。見て下った方にも幸せな気持ちが伝わっているといいなと思います。
すべての撮影が終わったとき、木村多江さんが「虹が出てる！」と仰って、空を見上げるとキレイな虹がかかっていました。（写真を撮っておらず、すみません。）
ミホさんの語った夢の余韻が、現実にまで現れた瞬間だったと思っています。阿佐ヶ谷姉妹さんの周りには幸せやら何かが集まってくるようです。
ドラマの中のエリコさん、ミホさんの物語はここでおしまいです。もちろん、阿佐ヶ谷姉妹さんの日常は続きます。はたして、ふたりの夢は叶うのか？！ 続きは現実の阿佐ヶ谷姉妹さんをご覧頂ければと思います。
皆さん、私たちの日常も続きます。大変なこともあると思いますが、日々の些細な幸せを大切に、時には“のほほん～”といきたいものです。最後まで、本当にありがとうございました。
【原作】「阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし」阿佐ヶ谷姉妹 著
【脚本】ふじきみつ彦
【音楽】髙城晶平（cero）・ 王舟
【語り】きたろう
【出演】木村多江 安藤玉恵 / いしのようこ 中川大輔 楠見 薫 山脇辰哉 / 宇崎竜童 研ナオコ ほか
【制作統括】三鬼一希 櫻井壮一
【プロデューサー】堀内裕介
【演出】津田温子 新田真三 佐藤譲
投稿者:スタッフ | 投稿時間:14:00 | カテゴリ：阿佐ヶ谷姉妹の のほほんふたり暮らし