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よるドラ「きれいのくに」男子高校生3人! 青木柚さん、山脇辰哉さん、秋元龍太朗さんインタビュー

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不思議な世界を舞台に、幼なじみの5人組のそれぞれの思いが絡み合ってじっくりと進んできた物語もいよいよ終盤。
誠也役の青木柚さん、貴志役の山脇辰哉さん、中山役の秋元龍太朗さんに撮影を振り返ってもらいました。


ー加藤拓也さんの脚本を読んだ感想は?

青木:「なんだこれは、観た事ないぞ」とワクワクしました。1〜2話で加藤さんの生々しい表現が丁寧に紡がれている中で、3話でいきなり坊主頭の誠也たち高校生編の5人が出てくるので。世界観を成立させるように僕たちにできるものを嘘なくやって、より厚みが出るといいなと思いました。

秋元:加藤さんのセリフって、わかりやすく何かを言うことがない。そのかわりシーン全部や物語全部を通して、積み重ねてきたものがぼんやり立ち上がって、それが空気感になっていくと思うんです。演出で結構言われたのは「どれだけ思っていることを隠して、どれだけ出すのか」。そのあんばいの調整をすごくやりました。

青木:セリフの裏の葛藤を大事にしていて、なんでもない会話でも心の機微みたいなのがすごく現れているので、台本を読んでいてすごいなと感じましたね。

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山脇:(高校生キャストを選考する)オーディションの時の加藤さんの演技指導が、僕としては落とし込みやすいというか、信頼できる方だなぁという印象を持ちました。

秋元:加藤さんは芝居の中で、「いま、どう思うのか」を俳優自身に委ねて、加藤さんのやりたいことと俳優の生理の差を埋めていく作業をとても丁寧にやってくれました。


ードラマの中で仲の良い5人組を演じていますが、現場の雰囲気はどうでしたか?

山脇:ドラマの中では、貴志が5人の空気を保っているところがありますが、実際は秋元くんがみんなの緩衝材です。

青木:リハーサルの時から気にかけてくれて。年が離れているけど同級生みたいな感じで進められたのは、龍太朗くんの作った雰囲気が、5人の空気を作り上げてきたからだよね。

秋元:やめてよ(笑)。僕が26歳ですが、青木くんと役の見上愛ちゃんは20歳で、キャストは結構年が離れているんですが、ドラマの中では、幼なじみでやってきたという関係性を出さなきゃいけないというのは5人が共通で思っていたので、そういう感じになったんです。
撮影が終わったいまでも、放送を見た直後に、5人のLINEグループで各自の“推しシーン”を挙げたりして盛り上がっています。

青木:結構頻繁に連絡はとりあってるよね。

 

ー凜役の見上愛さん、れいら役の岡本夏美さん、二人の俳優さんの印象は?

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秋元:愛ちゃんは、芝居の中で、自分の思った通りに素直に動いているなと思いました。6話のバー『きれいのくに』のシーンは、僕らの見たことのない凜の表情だと思ったし、(小野花梨さん演じる安藤に)「私は裏整形してるよ」と言われた時の顔だったり、その場で反応して起こっている、きれいな心を持っている人だなぁと思いますね。

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青木:岡本夏美さんは、本当に柔軟に対応できる役者さんというイメージで、どんな球を投げてもドシッとしてくれている安心があります。れいらが大変なシーンの撮影がずっと続いている日があって、いろんな注文があったんですけど、すぐに飲み込む力がすごいなと。

山脇:岡本さんとは2人のシーンが多かったのですが、自分のやりたいことを明確にやってその上でちゃんとやりとりができるので、いち俳優としてやりあえたなという感じがあります。強い俳優さんで素敵だなと思いました。


ー秋元さんは遺伝子整形を受けて生まれた中山を演じました。ご自身の顔が別人に合成されることに抵抗は感じませんでしたか?

秋元:まったくありませんでした。僕はこれまで演劇をやってきたので、「ああ、映像だとそういう新しいことができるんだ」と面白かったですね。プロデューサーから、「中山役はVFXの技術で顔を変えます。正直どうなるかわからないけど、挑戦してみたいんです」ということでお話をいただいたんですが、純粋に想像がつかないことに入っていける喜びがありました。
その時は、だれの顔を合成されるか知らなかったのですが、世の中の大部分の大人が同じ顔という設定なので、だれもが知っている方でないと成立しないだろうなと思っていたので、稲垣吾郎さんと聞いてすごく納得しました。

kireinokuni_vfx_4.jpg>>"トレンド顔"制作秘話はこちら<<


ー青木さん、山脇さんはご自身が演じる役柄についてどう思いました?

青木:誠也は一見、筋の通っていないようなことをするところがあって、どう演じれば実在感が出るのか悩みました。だけど、動機とか理由を探す以上に整理されていない感情を大事にしながら目の前のものと対峙していく事が、誠也を演じる上で必要なのかなと思いました。

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山脇:貴志くんは、初見で台本を読んだ時は、陽気で明るくて場を回していくような子という役を作っていこうかなと思ったんですけど、撮影が進むにつれて、どんどん切ない立ち位置になっていって。7話とか8話とか、どんどん切ない男の子になっていって。一人で抱えて、でもあんまり表に見せないみたいのがあったので、そっちは僕に似てるなぁと思いました。

青木:切ないんだ(笑)

山脇:切ない症候群(笑)。すぐ切なくなっちゃう。 

よるドラ「きれいのくに」第7話
2021年5月24日(月)NHK総合よる10時45分放送

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美容手術をしていない人々が秘密裏に集まる『きれいのくに』。凜(見上愛)はそこで違法な手術について知り、誘惑に揺れる。そして女優の小野田(吉田羊)に会い…。一方、誠也(青木柚)は凜がパパ活をしていることを知り、激しく動揺する。貴志(山脇辰哉)はれいら(岡本夏美)に想いを寄せ、れいらは中山(秋元龍太朗)にパパ活の客(稲垣吾郎)の面影に苦しんでいることを告白する。ついに若者たちの気持ちがあふれ出して―!

>>番組ホームページ<<


よるドラ「きれいのくに」

kireinokuni_hero.jpgのサムネイル画像

【放送予定】
総合 毎週月曜 よる10時45分から11時15分
放送から1週間、NHKプラスで見逃し配信!

【作】
加藤拓也
【音楽】
蓮沼執太
【出演】
吉田羊 蓮佛美沙子 平原テツ 小野花梨 橋本淳 加藤ローサ/  
青木柚 見上愛 岡本夏美 山脇辰哉 秋元龍太朗 /稲垣吾郎
【制作統括】
訓覇圭  
【プロデューサー】
小西千栄子 高橋優香子
【演出】
西村武五郎 鹿島悠 田中陽児 加藤拓也

投稿者:スタッフ | 投稿時間:11:00 | カテゴリ:きれいのくに

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