いよいよ「赤ひげ3」が10月23日(金)20:00より放送開始致します。
BS時代劇「赤ひげ3」アシスタントプロデューサーのTです。
わたくしTは入社2年目。前作の「赤ひげ2」の撮影現場を研修で少し手伝ったのですが、アシスタントプロデューサーとしては初めての現場となりました。緊張することばかりでした。そんなTから視聴者の皆さんに近い目線で感じたことや裏話など、ここでしか発信できない情報をお届けしてまいります。
今回は、初回ということで、物語の舞台の中心である“小石川養生所”のセットについてお話していこうと思います。
まず美術デザイナーがデザインを起こしミニチュアを作って監督をはじめ撮影、照明、装飾スタッフと打合せを行います。そうやってどんな映像を撮影することが可能なのかを皆で話し合うのです。細部に至るまで慎重に検証が行われました。その上で家を建てるのと同じような図面が上がり、その図面を元に建て込みが始まります。
実際の撮影は新型コロナの影響で6月にずれ込んでしまいましたが、当初は4月から撮影をする予定だったので、3月から丸1ヶ月かけてセットが建てられました。
土も植木も本物です。廊下や部屋の床は歩いてもきしんで音がすることもありません。何十人のスタッフが上がってもびくともしません。机や調度品も年代ものを借り、なければ作ったりと、何十人もの職人の方がプライドとこだわりをもって建てました。
最初にセットに入った時、江戸時代にタイムスリップしたのではないかと思うほどリアルで感動しました。初めてセットに来る俳優さん方からは皆同じような感想がもれ聞こえました。
映像を撮るって、本番だけでなく、撮影期間のずっとずっと前から既に始まっているんですよ。是非、建築物としての小石川養生所のクオリティをO.A.でご確認ください!
<セット建築中>
最後に、私事ではありますが、本編にほんの少しだけエキストラとして出演させていただいております・・・。初めての経験でNGを出さないようにと、緊張しました・・・。なんと、船越英一郎さんに演技指導していただき、身が縮む思いと同時に、感動が押し寄せました!
「赤ひげ3」ご覧いただけると幸いです。
投稿者:スタッフ | 投稿時間:14:35 | カテゴリ:赤ひげ3