「柳生一族の陰謀」放送まであと2週間となりました!
今回も12月21日に行われた滋賀県野洲川ロケの裏話をご紹介します。
朝焼けが広がる早朝から開始した撮影には、東映京都撮影所から俳優部の
皆さんが大勢参加しました。
西山清孝さんは1978年の映画版にも出演しています。
当時34歳。根来衆(ねごろしゅう)の一員になり、立ち回りで奮闘したそうです。
何と言っても忘れられないのが千葉真一さんの迫真の演技。
「道場の宗矩と十兵衛のラストシーンは、撮影前日にリハーサルしたんですよ。
それをみんなで見に行って…、本当にしびれました」
自分が出てないシーンにも関わらず、リハーサルを見に大勢が集まるとは、
本当に心躍る撮影現場だったんですね。
さて、この日の撮影は上洛する家光の行列に浪人たちが襲いかかるシーン。
家光一行には朝廷の使者・三条西大納言を乗せた「輿(こし)」も加わっています。
担ぎ手の石井洋充さん(右)と林哲夫さん(左)に担ぎ方を尋ねると…
「輿は腰でかつぐのと肩であげるのと2通りあります。とにかく重いです。
肩で担ぐときのコツは腰まで上げて一旦止め、みんなでチームワークよく
一気に上げることです。つまり、重量挙げと一緒です」とのこと。
この状態から…
「えいやっ」とみんなで気合いを合わせて肩にかつぎあげるんです。
江戸時代には重い輿を担いで東海道を歩き続けた人がいたんですね。
気が遠くなりそうです。
しかも素足にわらじ。寒そう・・・ぶるぶる。
凍りつくような冷たい川に入ったところに浪人たちが襲いかかります。
この後、輿から金田明夫さん演じる三条西が転げ降りてきて川の中を逃げ惑い、
斬られた者は水の中に倒れ込むという、阿鼻叫喚…。
みなさんの身体を張った熱演のおかげで、迫力あるシーンが撮れました。
ぜひ12月の水温を想像しながらご覧ください!
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投稿者:スタッフ | 投稿時間:20:45 | カテゴリ:柳生一族の陰謀