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土曜ドラマ【心の傷を癒すということ】スタッフブログ #6

土曜ドラマ「心の傷を癒すということ」を最終話までご覧いただきありがとうございました。

このドラマの制作に携わっている時、常に出演者・スタッフの胸にあったのは、

主人公・和隆のモデルになった安克昌さんへの思いでした。

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在日韓国人として生まれ、自分のアイデンティティに悩みながらも、精神科医の道に進んだ安さん。

心の病気への理解が進んでいない時代から、心のケアのパイオニアとして奔走された安さん。

読書や映画、漫画、そしてジャズピアノをこよなく愛し、いつもユーモアを忘れなかった安さん。

安さんについて調べれば調べるほど、安さんに魅せられていき、安さんに会いたいという思い、でも会えないんだという寂しさが募っていきました。

「安さんに会えた、見た人がそんな風に感じられるようなドラマにしよう」

 

私たちは、そう思いながら、ドラマを制作してきました。

でも振り返ってみれば、安さんはいつも現場にいてくれたような気がしています。

 

今回40日あまりの撮影を行いましたが、どの日も天候に恵まれました。

毎日100人から300人ものボランティアエキストラの方々に集まってもらって撮影し続けた避難所の1週間。

第1話の冒頭で和隆がピアノを弾く光あふれるシーンの撮影の日。

事前の予報が雨でも、不思議と当日になるとお日様が顔を覗かせてくれました。

 

そして最終話のラストシーン、神戸のルミナリエの撮影。

このシーンは、神戸ルミナリエ組織委員会と神戸フィルムオフィスのみなさんの御協力の元、

ルミナリエの本番をひかえる東遊園地で撮影させて頂きました。

その日がちょうど去年の12月2日。偶然にもその日は、安さんの命日でした。

撮影当日の朝は雨。でもなんとか午後には雨があがり、撮影は決行できることに。

 

200人のボランティアエキストラのみなさんに集まってもらい、

2019年の終子と子供たちの春子、洋一、灯、そして愛しい家族をいつまでも見守り続ける和隆を撮影しました。

 

撮影中、和隆を演じる柄本佑さんの背中が、克昌さんに見えたのは、私だけではなかったと思います。

 

安さんが実現を願った「傷つきに優しい社会」。心に傷を抱え、弱った人や遅れた人を切り捨てるのではなく、ちゃんと寄り添っていく。誰も一人ぼっちにさせない。

そういうことができる社会になってほしい。

 

安さんの願いが叶いますように、という祈りをこめたこのドラマ。

 

多くの方々の心に長く残り、優しい気持ちで人と過ごせるようになってもらえたなら、制作チームとしてこんなに嬉しいことはありません。

ご視聴、本当にありがとうございました。

今後も、HPを更新したり、ツイッターでお知らせなどするかもしれません。

これからもこの作品のことを一緒に見守っていていただければ、幸いです。

 

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 「心の傷を癒すということ」チーム一同     2020.2.8

投稿者:スタッフ | 投稿時間:21:45 | カテゴリ:心の傷を癒すということ

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