スタッフブログ

『サギデカ』舞台裏より #2「捜査二課」ってなに? 

番組プロデューサーの須崎と申します。

土曜ドラマ『サギデカ』第1話をご覧くださった皆さん、本当にありがとうございました。

いかがでしたでしょうか。

 

 

今夜のスタッフブログは、まずこんなお話を。

 

今回、主人公の今宮(木村文乃さん)はじめ、振り込め詐欺を捜査する刑事たちが所属しているのは、警視庁の「捜査二課」です。

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「捜査二課」って一体何なのでしょうか。

また、刑事ドラマというと「捜査一課」の刑事が主人公であることが多く、「捜査二課」はあまり描かれない、とも言われます。それは何故なのでしょうか?

 

警視庁や各都道府県警で事件捜査にあたる刑事さんは大勢いますが、所属部署によって担当案件が全然異なります。

主なものを挙げると、

刑事部・捜査一課・・殺人、強盗、暴行、傷害、強姦、放火、誘拐など「強行犯」を担当する。

同・捜査二課・・汚職、贈収賄、詐欺、横領・背任、談合、脱税、選挙違反、通貨偽造など「知能犯」を担当する。

同・捜査三課・・空き巣、すり、万引きなどの窃盗、「盗犯」を担当する。

同・捜査四課・・暴力団等の取り締まりを行う。現在は「組織犯罪対策部」となっているところも多い。

(ちなみに所轄警察署では「刑事課・強行犯係」「同・知能犯係」などの名称になります)

 

捜査一課は殺人などの大事件を担当し、“警察の花形”とも言われてきました。

事件も捜査過程も大がかり・派手やかで分かりやすく、それゆえ多くのテレビドラマで描かれてきました。

 

一方、知能犯を相手とする捜査二課は、とにかく地道で時間のかかる捜査が必要となります。

振り込め詐欺について言えば、

・怪しい人物がいる/怪しい場所があるという情報の収集

・膨大な防犯カメラ映像の洗い出し

・膨大な通話記録の洗い出し

・ターゲットへの徹底した行確(行動確認)

・長期間に渡る内偵

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ひたすら書類を見つめつづける、ひたすら画面を見つめつづける、ひたすら対象者を見張りつづける・・・どれをとっても、気が遠くなるような根気のいる捜査ばかりです。それでいて見た目は結構地味。

また、事案が贈収賄や投資詐欺ともなれば、内容・背景も難解でややこしくなります。

普通に考えれば捜査二課はテレビ的に“絵にならない”ので、あまりドラマで取り上げられて来なかったのでは、と考えられます。

 

私たちもこの番組を企画立案した時、「果たしてドラマチックに描けるのだろうか?」というのは正直ちょっと心配でした。

でも、こうも考えました。捜査二課の地道な捜査手法は、言い換えれば、情報データ分析や客観的証拠を何より重視しているということ。

それって、今の社会においてはむしろとても現代的というか、とても大事なことなのではないか?それを描いていくことに、ちゃんと意味はあるのではないか?と。

 

かくして私たちは、捜査二課の刑事ドラマに挑むことになりました。

実際の撮影では、演出やカメラマンはじめスタッフ一同で「一見地味に思えるこの場面、どうすればインパクトある、印象深いシーンとして伝えられるか」と意見を出し合い、工夫を凝らしながら撮っていきました。

そして何より、地道な捜査に打ち込む今宮はじめ、刑事たちの表情をじっくり見せてゆくことで、振り込め詐欺摘発にかける彼らの思いや執念を感じてもらえるのではないか、いやぜひ感じて欲しい、そう思いながら制作を進めていきました。

 

今夜ご覧くださった皆さんには、感じていただけたでしょうか。もし幾分でも伝わっていたのだとしたら、この上なく幸いです。

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さて、

『サギデカ』第2回は「流転する老人たち」。

振り込め詐欺だけでなく、投資詐欺・地面師詐欺など、さまざまな詐欺が交錯します。

ゲストは伊東四朗さん、筒井真理子さん。

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9月7日(土)夜9時。ぜひご覧ください。

 

あ、1話の再放送も5日(木)午前0時55分(水曜の深夜です!)からあります。

 

 

番組ホームぺージはこちら

投稿者:スタッフ | 投稿時間:21:42 | カテゴリ:サギデカ

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