新米AP・お松です。
放送をご覧頂いた皆さま、ありがとうございました。
第一回「武家の娘」いかがでしたか?
今回は新米APの目から見た、その第一回にまつわる裏話をお届けします!
裏話その①:ドラマの収録はシーン順では行われない!
番組冒頭、菜々の母・五月演じる奥貫薫さんから父の形見である守り刀を受け取る、
菜々の心の芯ともなる印象的なシーン。
こちらは撮影が始まって10日目くらいに収録されました。
ドラマの撮影は時系列順に撮影されないとは聞いていましたが、本当にその通り。
一話のシーンのあとに四話のシーンを撮ったりします。
時系列で撮らないのに、ちゃんとそのシーンの心情に寄り添っていく役者さんたちを目の当たりにして、
改めてすごいと思いました。
菜々ちゃんは本編では16歳ですが、冒頭の菜々ちゃんは15歳。
清原さんはその一歳の違いを見事に演じ分けてました。
奉公に上がるときよりも少し幼い表情になっていますよね。
女中奉公初日の飛び起きるシーンも、初日の撮影ではありませんでした。
それどころか一人だけのシーンのため、スタジオで他の風早家のシーンを撮ってから、夜になって撮影されたんです!
朝の清清しさが表現されているのは「照明さん」の技術に他なりません。
新米APのお松はいまだにスタジオに入る度、時間感覚が狂いそうになります……。
朝に夜のシーンを撮っている時や、夜に昼のシーンを収録している時は特にそうです。
裏話その②:野菜 変わり身の術!
菜々が赤村を出る際、幼馴染の宗太郎から野菜がたくさん入った駕籠を受け取りますが、
スタッフはハラハラと見守っておりました。
野菜は一回目のブログでも綴った草木と同様、本物です。
太陽の光や照明に照らされた野菜の足は、とにかく早い。
同じシーンでも撮影時間にタイムラグがあるので、あっという間にしなびてしまう。
野菜がさっきはあんなに元気だったのに、アングル変わったらめっちゃしなびてる!という大事件になります。
これを解決するのが美術チームです。
野菜を多めに発注して取り寄せ、しなびてしまったら入れ替えるなど工夫を凝らします。
美術チームの秘儀・変わり身の術です。
これは秘儀中の秘儀なので、変わり身の術を使っていることがばれないよう、同じ位置・同じ傾きにする職人技も必要となります。
奮闘してくれた野菜たちは、スタッフで美味しくいただきました。
裏話その③:まだ食べられるのか、だんご兵衛!
第一回で強烈な印象を残してくれました「だんご兵衛さん」こと壇浦五兵衛。
団子60本も食べるシーンは、菜々でなくても唖然としますよね!
実際、壇浦五兵衛を演じた松尾諭さんは撮影で団子を何本も食べたのですが、
「あれでは足りない」と、食堂でしっかり昼食を食べて帰って行きました。
こういった個性豊かな魅力的人物が「螢草 菜々の剣」には沢山出てきます!
一人一人が螢草を彩る花で、そこが大きな魅力のドラマでもあります。
残念ながら第一回を見逃した!
という方も、BS4Kなら7月28日(水)午前8時15分から再放送がありますよ!
さて次回、この不気味な男はどう出るのか。
第二回「父の仇(かたき)」
【BSプレミアム】
8月2日(金)午後9:30
8月4日(日)午後6:45
【BS4K】
7月31日(水)午後6:00
8月7日(水)午前8:15
※8月2日のBSプレミアムでの放送は、放送時間が通常より1時間半遅くなっています。
ご注意ください!
投稿者:スタッフ | 投稿時間:19:30 | カテゴリ:螢草 菜々の剣