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「みかづき」スタッフブログ その10 さっとん先生の「みかづき」特別講座③ 『わからないのがわからない』

さっとんです。みなさんこんにちは。

 

第1回&第2回が再々放送になったのを受けて、今回は吾郎と千明の出会いのきっかけとなった

〝0点を取りまくる平太くん〟への指導を、千明の立場から考えてみましょう。

 

千明は優秀な家庭教師として多くの実績があります。

そんな千明でも小学1年生の平太には手を焼きました。

 

mikazuki0215.jpg

 

「〝12―9〟を平太に理解させるにはどうしたらいいか」

 

数字の式では理解ができないとみた千明は、前の単元である「数の数え方」に注目します。

そこで登場したのがりんごです。

その計算の指導の仕方は、「水道方式」を参考にさせていただきました。

 

水道方式は数学者の遠山啓さんが中心になって考え出された数学の学び方です。

標準的な問題の学習から始めてより特殊な問題を学んでいく学習方式が、

上水道が貯水池から次第に枝分かれして行くのに似ていることからこの名前がつきました。

タイルを使って10進法の仕組みを学んだりします。

繰り上がりや繰り下がりの理解に大変有用な教え方です。

 

それでは、実際に〝12―9〟を解いてみましょう。

 

千明さんはリンゴを使って12を、10と2に分けます。

 

10 ◯◯◯◯◯◯◯◯◯◯

2  ◯◯

 

ここから9個のリンゴを取るとき、

分けた「10」と「2」どっちから取るのが良いでしょう?

「2」個しかないリンゴから「9」個は取れないですね。

なので、9よりも大きい「10」個の方から「9」個のりんごを取ります。

 

10 ●●●●●●●●●

 

9個取る(引く)と「1」個残りました。

 

そして、

 

1の位には「2」個りんごがあります。

 

2  ◯◯

 

◯を数えても、残った1と2を足しても、「3」と、なります。

 

大変、わかりやすい!

 

この丁寧な千明の指導にも関わらず、返事だけはいい、難攻不落の平太くん。将来大物になる片鱗を見せています。

 

りんごで分からないのなら次はみかん。そして、お饅頭の実物まで持ち出す。

なんて粘り強く熱血指導な千明なのでしょう。本当に頭が下がります。

しかしながら、平太くんには通じず。

 

「こんなに丁寧に分かりやすく教えたのに、生徒が分からないのが、分からない!」

 

という、千明の苦悩は痛いほど伝わってきます。

平太が50点をとった時には、さぞ喜んだでしょう。50点の真相は後になってわかりますが。。。

 

物の数え方、繰り上がり、繰り下がりなどでは、指導する方や保護者が「当たり前のコト過ぎて」、

ついつい、「なぜ分からないの? こんなことも分からないの!? やる気が無いの?!」となってしまいます。

 

吾郎からは「分からない、解けない」原因を他に探し、「勉強する以前」の「姿勢」を指導することを教えられました。

「わからないのがわからない」は、教育における最大の壁のひとつ。

そんな時は「子供にやる気がないから」と考えてしまいがちですが、子供に寄り添って原因を探り当てることこそ、

指導者の役割なのです。

ぜひ、ご参考にされてください。

 

それではまたの機会に。

 

総合テレビ 毎週土曜 夜9時(連続5回)

公式ホームページはこちら

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:20:33 | カテゴリ:みかづき

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