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「返還交渉人」#3 記者会見に井浦新さん戸田菜穂さん登場!

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マスコミ向け試写会を開催しました!
記者会見には、主人公・千葉一夫役の井浦新さん、妻・恵子役の戸田菜穂さんが登壇しました!
その会見のもようをお届けします!

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【西脇順一郎チーフプロデューサー】
 2年前にNHKスペシャルで「総理秘書官が見た沖縄返還~発掘資料が語る内幕~」という番組を制作した際、千葉一夫さんという外交官が沖縄返還の裏で黒子として非常に大きな役割を果たしていたことが分かりました。その後取材を積み重ねて、脚本家の西岡琢也さんに実話に基づいた物語として描いて頂くことが出来ました。沖縄、戦争、そしてアメリカという重いテーマを描きながら、人間ドラマに昇華して下さった井浦新さん、戸田菜穂さん、出演者のみなさん、そして制作スタッフのみなさんにこの場を借りて改めて感謝申し上げます。
 そして今回のドラマ化にあたりまして、ご理解とご協力をくださいました千葉一夫さんのご遺族、ご家族のみなさまにも感謝申し上げます。

【演出・柳川強ディレクター】
 戦後70年を経た日本の歴史、社会を描いたドラマ、ではありますが、むしろそれよりも、私はラストシーンで新さん演じる千葉一夫が歩いてく姿を見ていて、宮沢賢治の“雨ニモマケズ”の詩が浮かびました。人間として無くてはならない美徳や人間性といったものを、実在した千葉一夫さんという男の姿を通じて描く、そういうドラマだと思っています。

【千葉一夫役・井浦新さん】
 柳川監督とは3度目のお仕事となります。前回、ラブストーリー(ドラマ10「コントレール」)を撮り終えたときに、“次は激しくぶつかり合えるような作品を一緒にやりましょう”と仰って下さって。
今回の台本を頂いて、僕は初めて千葉一夫さんという方を知りました。“こうあるべき姿”というものが描かれていて、今のままの自分では千葉さんを演じきることは出来ないと、少しでも千葉さんの心に近づけるよう、全身全霊をかけて向き合わなければいけない役だと思いました。
 撮影中も、無我夢中で千葉一夫さんを演じ続けていました。本当にありがたいことに、共演者の方々も尊敬する先輩方が多く参加くださり、ワンシーンワンシーン、丁寧に、しかも激しく、お芝居をさせて頂くことが出来ました。学びのある素晴らしい時間を過ごさせて頂きました。
 千葉一夫さんの“躍動する生命感”を、この役を通して、あの時代に戦い続けたひとりの男の躍動感を表していこうと、一生懸命やらせて頂きました。一人でも多くの方にこの時代を知って頂けるきっかけになればと思います。

【一夫の妻 千葉恵子役・戸田菜穂さん】
 出来上がった作品を見て、とても力強い、“男たちのドラマ”になっているなと深く感動しました。新さんとは初共演ですが、顔合わせのときに、劇中でかけていたメガネでいらしていて、写真で見ていた千葉一夫さんご本人の姿と重なって、ご本人が入って来たような気がして、すごい気合だと、私も頑張ろう!と思いました。撮影中も、全身からあふれるオーラといいますか、千葉さんの熱量と、井浦さんのこの役への思いを私も傍にいて感じ、その熱を受けながら、演じました。恵子さんも海外留学をされた方で、旦那さんと肩を並べて歩くような夫婦だと思っていました。料亭からふたりで帰るシーンはとてもいい感じに撮れているなと思いました。先日、監督から“初めての共演だけど夫婦に見えたよ”と言って頂いて、うれしかったです。
がむしゃらに一つの事に取り組む男の人の姿が胸を打つというか、すごく素敵だなと、作品を見て改めて思いました。千葉一夫さんという方がいらっしゃったことを知って頂けたらと思います。

 


質疑応答

Q千葉一夫、恵子夫妻の人間的な魅力を、演じてどう感じたか

井浦新さん
 千葉一夫さんはやはり“生命感”だと思います。これまで同時代の映像作品にもいくつか参加させて頂きましたが、千葉さんのような昭和の豪傑と言いますか、酒を飲むのも、笑うのも、怒るのも、生きることにすごく真剣であるという感覚が、僕のような現代を生きる人間には足りなくなっていると感じていて、千葉さんの生命感がとても大きな魅力ではないかと思います。

戸田菜穂さん
 恵子さんは、真剣に生きている一夫さんが唯一心を許せる存在だったのではと、想像しながら演じました。一夫さんと同じくらい強い心を持った女性なのではないかと思います。


Q井浦さんへ、戸田菜穂さんとの共演で感じたことは
井浦新さん
 さきほど戸田さんもおっしゃいましたが、千葉さんは常に怒りを抱えていて、怒り続けている。その芝居をしながら感じていたのは、孤独感でした。怒りをぶちまけたり、こらえたりしながら仕事をしていくなかで、どこか大きな孤独を抱えていた。酒に酔って帰宅して、家で待っている恵子さんには、子供に戻るような感覚で、すべてをゆだねられる、そんな存在として寄り添ってくださる戸田さんに助けられていました。
 今回は千葉一夫さんのさまざまな感情、表情を演じたい、躍動したいと思っていましたので、仕事と家庭での顔は思い切り違うものに、役柄が変わったかというくらいにしたいと思いました、それを戸田さんが自然に引き出して下さって、目指す夫婦像を演じることが出来ました。


Q劇中で基地を飛び立つ戦闘機の音の大きさに驚きました。沖縄でもロケをされたとのことですが、ロケ通じて感じたことは

井浦新さん
 撮影が始まる前に、一人で沖縄に視察に行きました。その時感じたのは、戦闘機の爆音ですね。体の中にずっと音が残り続けるんです。思っていたよりも近い頭上を飛び立って行って、また降りてきて。
千葉一夫さんを演じていくなかで、腹の底の方にずっと貯め込んでいたのは、沖縄で感じた、恐怖と怒りというもので、それを増幅させながら演じていました。
 出来上がった作品を見て、ラストシーンで登場する家族とのやりとりなかで、沖縄の問題は未だ終わっていないと感じることが出来ました。風化したり忘れてしまってはいけない、ちゃんと知っていかなければいけない問題だと感じました。

戸田菜穂さん
 沖縄の基地の真横で撮影したシーンでは、会話を中断しなければいけないくらいの轟音で、ひっきりなしに離陸、着陸していて。みんな、頭痛がするねと言いながら、爆音を体験しました。沖縄のことは日本人全員で考えていかなければいけない問題だと感じました。

 

 

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【ドラマトピックス】

井浦新×戸田菜穂 「返還交渉人-いつか、沖縄を取り戻す-」 制作開始!
http://www.nhk.or.jp/dramatopics-blog/3000/270574.html


「返還交渉人」の
ホームページがオープンしました!
http://www4.nhk.or.jp/koushonin/

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【放送予定】
2017年8月12日(土) BSプレミアム よる9時から(89分・単発)

【作】
西岡琢也

【原案】
宮川徹志『僕は沖縄を取り戻したい 異色の外交官・千葉一夫』

【音楽】
大友良英

【語り】
仲代達矢

【出演】
井浦新 戸田菜穂 尾美としのり 中島歩/
佐野史郎 大杉漣 石橋蓮司/ ほかの皆さん

【制作統括】
西脇順一郎(大型企画開発センター)

【演出】
柳川強(ドラマ番組部)

 

投稿者:スタッフ | 投稿時間:12:50 | カテゴリ:返還交渉人 -いつか、沖縄を取り戻す-

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